【4月7日 AFP】米カリフォルニア(California)州サンタバーバラ(Santa Barbara)郊外で5日、春休みを祝う学生たちのお祭り騒ぎが大乱闘に発展し、警察と衝突して少なくとも44人が負傷、100人以上が逮捕される事態となった。
サンタバーバラ郡保安官事務所の6日の発表によると、騒動が起きたのは同郡アイラ・ビスタ(Isla Vista)。ソーシャルメディアで参加を呼びかける春休みの路上パーティーイベント「デルトピア(Deltopia)」に約1万5000人もの若者が集まり、無秩序に騒ぎ出して手に負えない状態となったという。
複数の警察当局が連携して対応に当たったが、その際、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(University of California Santa Barbara、UCSB)の大学警察官が、酒瓶が何本も入ったリュックサックで頭部を殴られた。これがきっかけで学生たちが暴徒化したという。
警察が学生らの身柄を拘束しようとしたところ、街角のあちこちで若者たちが集結し、警察官に向かって石やれんが、瓶などを投げ付け始めた。若者たちは道路標識を引きはがしたり、路上で物を燃やしたり、警察車両や建物などを壊したりしたため、サンタバーバラ郡とベンチュラ郡(Ventura County)の警察部隊が催涙ガスと発泡体発射によって解散させたという。
暴徒化した学生たちを排除し路上の秩序を取り戻すのには、数時間を要したという。(c)AFP