ドイツ:子供の名に「ウィキリークス」 当局が受理拒否
毎日新聞 2014年04月07日 10時42分(最終更新 04月07日 11時00分)
◇イラク出身ジャーナリスト「世界に大きな影響与えた」理由に
【ベルリン篠田航一】世界を変える名前?−−ドイツ南部パッサウ市で生まれた男児に、両親が米外交公電を暴露した内部告発サイトにちなみ「ウィキリークス」と名付けようとしたところ、市当局が「将来に悪影響がある」と判断し、命名の受理を拒否する騒動があった。
地元紙などによると、3月14日に誕生した男児にこの名前を付けようとしたのは、イラク出身のドイツ在住ジャーナリストで、クルド人自治区のテレビ局で長年働いたハジャル・ハマラウさん(28)。ウィキリークスが「世界に大きな影響を与えた」ことに感銘を受けたのが理由という。
だが市当局は「ウィキリークスは人名ではなく、将来に悪影響が出る可能性のある名前は認められない」として受理を拒否。結局「ダコ」という名に変えて受理されたが、両親は今も「ウィキリークス」と呼んでいるという。
ドイツでは2005年、イスラム教の聖戦を表す「ジハード」という名前を男児に付けようとしたエジプト出身の親が、ベルリン市当局から受理を拒否され、法廷闘争に発展するケースもあった。結局、09年に裁判所は「アラブ圏では一般的な名前」として命名は適切と判断し、「ジハード君」は許可された。