■韓国(蔚山・釜山)旅行記 2009.09
今年は諸事情により夏休みはほとんど無く、
ようやく時間の出来た秋の連休でしたが、遠出は諦めお隣り韓国へ出掛けてきました。
航空券だけは予約していましたが、あとは行き当たりばったりです。本当は春川に行きたかったのですが、行程上無理があるので諦めました。
■チケット
行き ANAの特典航空券の残り(太字部分)
(ソウル〜大阪〜那覇〜石垣〜那覇〜東京〜ソウル)Yクラス 1万5千マイル
帰り 釜山発券の航空券の一部(太字部分)
(釜山〜東京〜札幌〜東京〜釜山)Yクラス 98万96百W≒7万7千円(諸税込み)
ソウル〜蔚山は当日飛び乗りです。 7万3百W≒5490円(諸税込み)
・ホテルは飛び込みです。
■旅程
1日目:東京〜ソウル〜蔚山 蔚山泊
2日目:蔚山〜釜山 釜山泊
3日目:釜山〜東京
■為替
100W≒7.81円
■1日目:羽田からソウル経由で韓国南東部の街「蔚山(うるさん)」へ向かいます。
先ずは羽田空港からソウルへ向かいます。 ちょうど上海行きのJAL便と出発時間が重なり、出発ロビーは大混雑。 10月からは北京行きも就航するようですが、大丈夫なんだろうか? 混雑する羽田空港国際線ターミナルビル |
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ソウルまでは全日空で向かいます。 ANA1291便 9:20発ソウル金浦行き B777―200 |
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機内食 写真手前のサフランライスの様な食べ物はYクラスの機内食にしては美味しかったが、 写真奥のサラダの様な得体の知れない食べ物ははっきり言って美味しくなかった。 いくらYクラスとは言え動物の餌の様な物は出さないで欲しいと思う(笑) |
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金浦空港にはほぼ定刻に到着。 国内線ターミナルに移動し、13時過ぎの蔚山行きの航空券の発券をお願いすると 「満席です」とのこと・・・。 「ウェイティング出来ないの?」と聞くと、 どこかへ電話を掛けて「大丈夫、乗れます」とのことでした。 いつも思うのですが飛行機のシートコントロールってホントいい加減だと思う。 金浦空港国内線ターミナル |
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アシアナ航空8605便 13:15発 蔚山行き B737−400 気流の関係で結構揺れてベルトサインは着陸まで点灯しっぱなしだったが、 CAが気合いでドリンクサービスを行ったのには驚いた。 日本では絶対に考えられないですね。 |
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釜山から1時間弱で蔚山空港へ到着。 空港からはタクシーで市内中心部の高速バスターミナルへ向かいます。 蔚山空港到着ロビー |
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20分ほどで高速バスターミナルへ タクシー代は8千W程でした。 ロッテデパートが目印です。 |
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取りあえず宿探しです。 バスターミナル近くの適当なモーテルにチェックイン。 シャワー・トイレ付きで4万W≒3,100円でした。 室内の様子 |
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時間もあるので散歩がてら、 韓国でも数少ない日本式のお城(倭城)が建てられた跡地を見に行きます。 豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、この辺りは一時的に日本が占領していたようです。 写真左奥の小高い丘が蔚山倭城跡 |
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天守閣跡と思われる辺りには、いまだに日本式の石垣が所々残されており、 ここに、紛れもなく日本の城があったことを物語っていた。 今は公園として整備されているものの、訪れる人もまばらで、 ひっそりとその歴史を今に伝えていると言う感じだった。 石垣 |
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蔚山倭城からの眺め。 | |
蔚山は古くから捕鯨の基地として有名。 今は捕鯨禁止になっているものの鯨料理屋さんは日本同様健在です。 バスターミナルの観光案内所で鯨料理店の場所を確認し向かいました。 |
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お店に入ったのは良いのですが、日本語、英語とも一切通じないので メニューを全く理解できなく困っていたら、お店の方が日本語の話せる方の所へ 電話を掛けてくれて、その方が電話でメニューを解説して下さいました(笑) 韓国では鯨は高級(珍味?)なのか希少品なのか、結構良い値段だったのには驚いた。 鯨肉色々の盛り合わせ(6万W≒4800円) |
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鯨チゲ(8千W) 鯨肉色々の盛り合わせは色々な部位が食べられ中々良かった。 特に舌の部分は大トロ並みのお味だった。 鯨チゲは鯨の脂が良い味を出していてスープのお味はかなりのモノ。 |
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鯨ユッケ 最後に「サービスだよ」と出していただいたのがユッケ。 鯨の赤身肉にごま油をまぶせ長芋の千切りと合わせてあった。 脂の多い鯨肉のお味と長芋のさっぱりとしたお味が絶妙なバランスで、 酒の肴にはもってこいのお味でした。 値段的にはビール2本飲んで8万w弱≒6千円強は現地の物価水準を考えるとかなりの お値段だと思う。 |
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■2日目:午前中は鯨博物館を見学 昼から釜山へ向かいます。 |
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バスターミナルから20分ほどで長生浦鯨博物館へ 蔚山唯一と言ってもよい位の観光スポットです(笑) 周囲には鯨料理店が並んでいた。。 |
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展示の様子。 中々良くできた展示内容だった。 |
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鯨の解体の様子。 鯨は脂の多い動物なので食用以外にも様々に利用されていたようです。 |
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鯨博物館とは直接関係ないのだが、 「竹島(韓国名:独島(とくと))は韓国固有の領土ニダ」という展示が・・。 韓国政府のこういう宣伝は日本よりも一枚も二枚も上手だなと感じる。 日本の外務省は一体何をしているのだろうか??? 博物館内の地図も日本海は東海(とんへ)と標記してあった。細かいことかも知れないが こういうのを放置すると彼らはこれを既成事実化するから、 日本政府はちゃんと抗議してやめさせるべきだと思う。 |
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1985年の捕鯨禁止まで使用されていた捕鯨船。 鯨の個体数は種類によっては回復傾向だそうなので、乱獲さえ防止すれば また捕鯨再開してもいいと個人的には思うのですが・・・? 何故、一部の欧米人はあそこまで過激に反捕鯨活動を展開するのだろうか?? 何か政治的な思惑でもあるのでしょうか? |
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長生浦 鯨博物館の対岸は工場地帯です。 蔚山は韓国を代表する工業都市だそうです。 鯨博物館を見物後は再びバスに乗りバスターミナルへ戻ります。 |
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お昼ご飯は「市外バスターミナル」で キムパプ(3千W≒280円) お値段的にあまり期待していませんでしたが、なかなか美味しいキムパプだった。 |
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釜山行き市外バスに乗り込みます。 釜山行きは7分間隔での運転なので待たずに乗れます。 釜山までは4千W≒320円ほどです。 |
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蔚山からきっかり1時間で釜山バスターミナルへ到着。 地下鉄で温泉場駅まで出て、さらに203番の座席バスでとあるところへ・・。 やって来たのはマッコリ工場です。 アポなしですが突撃して、工場見学を申し出ます。 「日本から来た」と韓国語で話すと、英語の分かる従業員が登場するも、 その方はほとんど英語が喋れず次に日本語の話せる方登場。 「今、醗酵中なので中には入れませんが、コウジを作る所は見せてあげるよ」ということでした。 |
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マッコリ用のコウジ(麹)の原料は小麦だった。 | |
コウジは直径40cm位の円盤状に仕上げられる。 | |
熟成中のコウジ 他の菌が繁殖しないように厳密に管理されているのかと思いきや、 掘っ立て小屋のような所にムシロに並べられておいてあったのには驚いた。 菌が成育しやすい様な温度・湿度に管理されてはいたが案外雑に扱われていた。 この円盤がどのように酒の発酵に使われるか全く理解できずに見学は終了(笑) 恐らくこの円盤と蒸した米と水を入れて適温で醗酵させるモノと思われますが・・・。 |
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残念ながら工場見学は消化不良のまま終了。 丁寧にお礼を言って工場を後にしました。 マッコリ工場のある辺りは釜山では山羊料理で有名な場所らしく、 山羊料理店が軒を連ねていた。韓国の山羊料理ってどんな感じなのかな?? 一度食べみたい気はするが・・・・。 折り返し温泉場駅行き203番座席バスに乗り温泉場駅へ戻ります。。 |
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久しぶりに虚心庁(ホシンチョム)で温泉に浸かります。 今日は韓国は平日のためガラガラだった。 |
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温泉で汗を流した後はチャガルッチ市場へ。 昔からある方のビルの1階で色々眺めながら歩きます。 元気の良いお兄さんのお店に入ることに。 |
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値段交渉の末、「タコの踊り食い」、「アワビ刺身」、「コハダ1匹」とビール1本で 2万2千w≒1750円にて交渉成立。 アワビも中くらいの大きさで、このお値段は日本では考えられません(笑)。 |
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アワビ刺身。 こりこりした食感とほのかな甘味が最高でした。 |
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コハダ刺身 日本では酢で締めて食べますが韓国では生のままです。 コハダ好きの私としては是非とも食べてみたかった1品です。 お味の方は小骨が少し邪魔でしたが、今が旬だけに 淡泊な中にも甘味があって下手な鯛よりは美味しい感じ。 わさびは、もちろん日本から持参しました。 |
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食後は市場を散歩。 日本では市場は朝行く所ですが、こちらでは夜がかき入れ時のようです。 この日はチャガルッチ市場近くの適当な旅館に宿泊。 |
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■ 3日目:朝は南浦洞界隈を散歩し、ロッテデパートで買い物のあとは金海空港から成田へ帰国します。 |
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龍頭山公園。 今日はお天気が今一だったので釜山タワーには登らなかった。 |
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朝ご飯はアワビ粥(1万W)をいただきます。 |
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南浦洞〜中央洞界隈の街並み。 釜山には朝鮮戦争の戦火を免れた日本式の建築物が今でも残っています。 中央洞から地下鉄に乗り西面のロッテデパートへ。 |
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ロッテデパートでお買い物です。(ロッテデパート免税店にて) 地下の食品売り場で買い物の後は、デパート内の免税店へ。 円高(1$≒92.5円位)だった上に型落ちした物が30%引きだったので 思わず、ベルトとネクタイを買ってしまった。 連休中でしたが思ったほど日本人はおらず、店員も暇そうだった。 やはり多くの日本人は釜山よりソウルを目指すのだろうか? |
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12時過ぎにロッテデパートを後にして、デパートの向かい側のバス停から 201番の座席バスで空港へ。 空港〜西面を結ぶ201番座席バス(1500w≒120円位) なんとこのバスは天然ガスバスだった。 空港までは渋滞もなく30分で到着。 航空券を発券した後は大韓航空のラウンジで1時間ほどくつろぐ。 |
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搭乗前に名前を呼ばれたのでゲートに行ってみると 「エコノミークラスが満席なのでアップグレードです。」とのことでした。(感謝) JAL958便 14:15発 成田行き B737−800 |
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機内食(空弁) | |
この飛行機は最近導入された新型機種です。 ビジネスは横2−2の配列、今日は当然Cクラスも満席だった。 シートレビはワイド画面。 シートは近距離線用の機材のため「スカイラックスシート」。従来型の飛行機の スカイラックスとテレビ以外でどこが進化したしたのかよく分からなかったが、 やはり新型は良いですね。 B737−800 機内の様子(ビジネスクラス) |
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成田に向け飛行中。 成田には定刻より10分ほど早く16時過ぎには到着。 ちょうど同じ時間帯にロスからアメリカン航空で帰国する友人がいたので、 成田で待ち合わせて、夕飯を空港内で一緒に食べた後、 いつも通り京成の特急電車〜都営新宿線で帰宅しました。 (おしまい) |
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