東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

「派遣3年上限」 廃止を閣議決定

 政府は十一日、現在三年となっている企業の派遣労働者受け入れ期間の上限廃止を柱とする労働者派遣法改正案を閣議決定した。

 改正案は、三年ごとに働く人を入れ替えることなどを条件に、企業は派遣をいつまでも使い続けることができるとした。二〇一五年四月の施行を目指す。

 企業の派遣労働者受け入れ期間は現在、秘書や通訳などの専門業務を除き最長三年。改正案は受け入れ期間の上限や専門業務の区分を廃止した。

 ただ、企業が同じ職場で三年を超えて派遣を受け入れる場合、労働者の入れ替えや派遣先企業の労働組合からの意見聴取を義務付けた。

 一人の派遣労働者が同じ職場で働ける期間を三年に制限。人材派遣会社が無期雇用している人は例外として、同じ職場でいつまでも働き続けられる。

 同じ職場で三年を迎えた労働者に対し、人材派遣会社が次の派遣先を紹介するなどの雇用安定措置を講じるべきだとした。悪質業者を排除するため、全ての人材派遣会社を許可制にすることも盛り込んだ。

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo