Mozilla では、過去 2 年間にわたって更新を提供してきた Firefox 3.6 と Thunderbird 3.1 のサポートを で終了させていただきます。
これら旧バージョンのリリース以降、Mozilla 製品は劇的な進化を遂げてきました。Firefox は、驚異的な HTML5 機能の実装、Firefox Sync の標準装備、Do Not Track 対応など、Thunderbird は、メールアカウント設定手順の改善、Web 検索機能の追加、ユーザインタフェースの刷新など、例を挙げたらきりがありません。また両製品ともパフォーマンスを大幅に向上させるとともに、更新プロセスの簡素化 も進めています。
今後数週間以内に重大なセキュリティや安定性の問題が見つからない限り、先週リリースとなった Firefox 3.6.28 と Thunderbird 3.1.20 が最後のバージョンとなります。
以降は、何か重大な問題が見つかっても更新を提供しませんので、まだ Firefox 3.6 や Thunderbird 3.1 をお使いの方には最新版へのアップグレードをお願いします。法人でこれら旧バージョンを展開されている場合は、延長サポート版 への早期移行をご検討ください。
なお、Firefox/Thunderbird 13 以降、Windows 版の対応下限バージョンが 2000 から XP SP2 へ変更になることも、この機会に告知しておきたいと思います。Mozilla では システム要件 の安易な変更は避けてきましたが、この変更によってより新しいビルドシステムの使用が可能となり、Windows 版のパフォーマンスが一段と向上します。Firefox/Thunderbird 13 がリリースとなる までに、Windows XP ユーザには 最新 Service Pack への更新 を、Windows 2000 ユーザには OS のアップグレードを推奨します。延長サポート版は リリースの Firefox/Thunderbird 17 から要件が変更となります。
[これは米国 Mozilla のブログ記事 Upcoming Firefox Support Changes の抄訳です]