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旧型馬てい錠、被害多発=自転車盗、中高生中心に―6年ぶり増・警察庁

時事通信 4月3日(木)10時12分配信

 鍵を掛けたのに盗まれた自転車の錠を警察庁が調べたところ、6割が「プレス型」と呼ばれる旧型の馬てい錠だったことが分かった。工具で簡単に解錠できるためで、中学・高校生の被害が多発。2013年の盗難件数は6年ぶりに増えた。
 09年のJIS改正で、自転車の馬てい錠は盗難に強い「シリンダー型」が標準規格となったが、標準から外れたプレス型も多数流通している。自転車通学を始める学生が増える入学式を前に、警察庁は、自転車協会や流通・リサイクル業界に対策の強化を要請した。
 調査は、47都道府県警が昨年11月11日〜12月10日に摘発した盗難事件を対象に行った。施錠されていた125件の錠の種類は、鍵を差し込むだけで解錠できるプレス型が60%を占めた。鍵を差し込んだ後に回す必要があるシリンダー型は19%、残りはワイヤやチェーンなどだった。
 プレス型の解錠手口は、ペンチでたたくなどして壊す方法が47%と最も多かったが、鍵代わりにドライバーや細長い金属を使ったケースも39%に上った。後者の手口はシリンダー型であれば被害を防げるという。 

最終更新:4月3日(木)16時54分

時事通信

 

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