渡辺知佳 伊藤あずさ
2014年4月6日13時41分
配偶者やパートナーからの暴力(ドメスティックバイオレンス=DV)の被害が増えている。身近な人による犯罪だけに、情を断ち切れず被害届を提出しない人が目立つなど、摘発へのハードルも高い。福岡県警は、捜査員の増員に乗り出している。
「子どものしつけと一緒。言っても分からんなら体で分からせる、という気持ち」。交際相手の女性の首を絞めて包丁を突きつけたとして福岡県警に昨年12月に逮捕、起訴され、罰金刑を受けた福岡市の30代の男性会社員は、取材にこう語った。
捜査関係者によると、4年ほど前から交際し、同居を始めたのは約4カ月前。「結婚を断ったらハンマーで肩を殴られた」「包丁を持って『殺す』と言われた」……。女性は暴力に耐えられず、何度か警察署に駆け込んだ。署員が被害届を出すよう促したが、出さなかった。昨年12月の逮捕容疑は、被害届が必要のない暴力法違反だった。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!