軍師官兵衛(13)「小寺はまだか」 2014.04.05

(松寿丸)私が人質に参ります。
松寿丸は織田への同盟の証しとして人質となり姫路を旅立っていった。
(職隆)松寿!羽柴様ご到着!
(秀吉)官兵衛!そしてついに織田の中国攻め総大将として秀吉がやって来た。
(善助)お道お道お道!ほれほれ!おなかの子に障るではないか!
(お道)なんのこれしき!やめろやめろ!ほれ!大丈夫でございます。
(善助)何じゃ?何じゃその顔は。
何じゃ申してみぃ。
(官兵衛)皆控えよ!羽柴筑前守様である。
(秀吉)官兵衛構わん構わん。
さ皆の衆作業を続けよ。
善助。
(善助)はっ。
皆続けよ〜!
(一同)はっ。
(秀吉)しかし官兵衛何の騒ぎじゃ?引っ越しでございます。
引っ越し?この姫路城はあなた様に献上致します。
今何と申した?今よりこの城は羽柴様のものでございます。
どうぞお好きなようにお使い下さい。
この城を丸ごとわしにという事か?はい。
家臣の家屋敷も全て空けました。
手狭で恐れ入りますがご家来衆でお使い下さい。
官兵衛よそのような話は聞いた事がない。
戦に負けた訳でもないのに城を丸ごと明け渡すとは前代未聞!ハハハハハハハ…。
さすが官兵衛!あっぱれな覚悟じゃ!ハハハハハハハ…。
恐れ入りまする。

(テーマ音楽)官兵衛にございます。
お呼びでしょうか?官兵衛入れ。
はっ。
今日の贈り物誠うれしかったぞ。
これはささやかな返礼じゃ。
この秀吉と官兵衛が兄弟であるという誓いをしたためた。
秀吉様…。
今日より官兵衛とわしは義兄弟の契りを交わした。
官兵衛よ異存あるまいな?ある訳がございませぬ!ハハハハハハハ…。
よかった。
官兵衛!末永く頼むぞ!はっ!粉骨砕身必ずや秀吉様のために播磨平定をしてみせまする!ハハハハハハハハハ…。
(お福)あ〜嘆かわしい。
このような狭い所に…。
なにもここまでしなくとも…。
(光)播磨平定がなれば元どおりになりますよ。
それまでの辛抱じゃ。
お〜狭いな!狭い!許せ光。
城はないが我らの前途には天下が開けておるぞ!これほど楽しそうな殿を見るのは久しぶりでございます。
光これを見よ。
秀吉様から頂いた。
義兄弟?そうじゃ。
秀吉様はこれほどまでにこの官兵衛を思うて下さる。
ありがたい事だ。
これは末代までの家宝だ。
はい。
フフッフフフフフ。
(職隆)そつじながら何をしておいでかな?
(半兵衛)この城を攻めるにはいかにすればよいかを考えておりました。
フフフフフ。
ハハハハ。
どう攻められます?やはりやめました。
何故でござる?このような小さな城落とすのはたやすかろうに。
城は小さくとも黒田家の兵は強いと聞き及びます。
無駄な戦はせず調略した方が得策かと。
調略も難しいと存ずるが…。
確かに。
黒田家は官兵衛殿を中心にご家来衆の結束が固いようでござる。
う〜ん一筋縄ではいきませぬな。
よく分かっておいでだ。
ところで貴公どなたでござる?父上!何かよい事がございましたか?いや…。
面白い人物に会うた。
(光と職隆の笑い声)しかしやはり狭いのう。
十分でございます。
官兵衛は出かけておるのか?はい。
羽柴様に拝謁するよう播磨中を説いて回るおつもりのようで本日は三木城へ行っております。
(職隆)相変わらず忙しいことじゃ。
羽柴様が播磨へ来られると決まった時からそわそわして今か今かとまるで好いたおなごを待っているかのようでございました。
ハハハハ。
官兵衛らしい。
昨日は昨日で羽柴様と義兄弟の契りを結ばれたようで有頂天でございました。
少々やけまする。
義兄弟?誓紙を頂いたとか。
あ〜そうか。
城を明け渡した事といい御着の連中が何と思っておるかのう。
(小河)官兵衛が姫路城を丸ごと羽柴殿に明け渡したそうでございます。
(政職)うむ…。
(江田)殿もご存じで?うむ…。
(左京進)さような大事な事をなぜお聞かせ下さいませぬ!?あ〜急いでおったのじゃ。
官兵衛が是非そうしたいと申しての。
官兵衛め出過ぎたまねをしおって!戦に負けた訳でもないのに城を明け渡すなど聞いた事がございませぬ。
それにしても織田の軍勢が入った事で毛利や宇喜多が出てくる。
このままでは播磨はよそ者同士の戦場になるだけではあるまいか。
我らは官兵衛の口車に乗せられ危ない橋を渡るはめになったのやもしれぬ。
そう言うな。
官兵衛は斎に代わって松寿を差し出してくれたのじゃ。
その官兵衛がわしをないがしろにするはずあるまい。
わしは官兵衛を信じておる。
羽柴秀吉様が姫路に入られました。
つきましては別所長治様にはご足労の上羽柴様にお会いして頂きとう存じまする。
(賀相)何故姫路になど行かねばならぬ。
姫路は小寺の城ではないか。
我が別所家は織田と手を組んだが小寺の軍門に下った訳ではない。
武士の面目に懸けて姫路になど行く訳にはまいらぬ。
恐れながら申し上げます。
我が殿は姫路城を羽柴様に献上致しました。
なんと…。
織田信長公ご名代羽柴秀吉様にご挨拶をお願い致しまする。
(重棟)小寺と別所はもはや敵ではない!我らは共に織田方についたのだ。
目通り致すは当たり前であろう。
(長治)官兵衛殿必ずや姫路に参ります。
お待ちしております。
姫路城には秀吉に拝謁するため播磨のおもだった地侍たちが続々と訪れていた。
神吉城主神吉頼定殿。
(神吉頼定)初めて御意を得ます。
この神吉頼定羽柴様のため一心に働く所存でござる。
神吉頼定頼んだぞ。
ははっ。
(蜂須賀)播磨のおもだった者でまだ来ておらぬはどこじゃ?
(三成)別所小寺上月福原の4家でございます。
上月福原は宇喜多に属しておりその宇喜多は毛利にくみしておりますゆえ来る事はありませぬ。
(小一郎)残すは別所と小寺か。
戦わずして播磨の大半が手に入れられそうじゃな。
官兵衛お主の働きのおかげじゃ。
ありがとうございます。
(近習)三木の別所殿がお越しでございます。
(秀吉)分かった。
三木城主別所長治殿。
それがし三木城主別所長治が叔父重棟にございます。
長治はやり病に伏せっておりますゆえ名代として参上つかまつりました。
そうか…病ならばしかたがあるまい。
我ら別所は織田様と共に戦う決意に変わりございませぬ。
何なりとお申しつけ下さい。
必ずや羽柴様のお役に立ちまする。
兄の賀相がごねておるのでござる。
行くなら自分を斬ってから行けと長治をとどめだてして…。
それでしかたなくそれがしが…。
賀相殿は織田に味方すると決めた事悔いておるのではあるまいか?めっそうもない。
少し迷っておるようで…。
いや心配は無用でござる。
それがしがなんとか致す。
(近習)御着城よりご挨拶でございます。
御着城主小寺政職が名代小河良利でござる。
あいにく主政職ははやり病にて伏せっておりますゆえ本日は参上できませぬ。
そうか…。
播磨風邪がはやっておるようじゃな。
皆の者も気を付けよ。
病と聞き及びましたが…。
秀吉様は度量の広い方でいらっしゃいます。
されどこたびの事ではさすがに気を悪くされておられます。
(政職)姫路城を明け渡したであろう?その事で家中でとやかく言う者がおるのじゃ。
織田に賭ける我らの覚悟を示すためでございます。
殿もご承知のはず。
わしはおことを信じておる。
されど皆が言うのじゃよ。
秀吉は足軽上がり。
小寺家とは格が違う。
秀吉が会いに来るのが筋じゃとな。
わしから会いに行ったのでは面目が立たんのじゃ。
それでは秀吉様から義兄弟と見込んで頂いたそれがしの面目も立ちませぬ。
義兄弟?はい。
誓紙を頂きました。
それがしが織田家の重臣である秀吉様とよしみを通じるのは当家のためにもなりまする。
殿。
何とぞ姫路まで足をお運び下さい。
お願い申し上げます。
義兄弟ならわしが行くまでもなかろう!秀吉の相手はおことに任せる!わしなどに気兼ねせず好きにするがよい!殿…殿!播磨の地侍どもめ。
一筋縄ではいかんやつらばかりだ!小寺には官兵衛殿別所では重棟殿が抑えになります。
両名をつなぎとめておく事が肝要でございます。
そうか…。
重棟には娘がおったな。
官兵衛殿にはご子息がおります。
ちと若いがよい組み合わせかもしれぬ。
ハハハハハハハハ…。
ん〜!あっ!
(虎之助)立て!ほら!
(松寿丸)まだまだ!えいえい!えい!立て!や〜!
(虎之助)えい!すぐ拾え!や〜!えいっ!
(市松)さあ立て。
次はわしが相手だ。
えいえいえい!えい!
(おね)市松!虎之助。
松寿はまだ10歳なのじゃ。
少しは手加減しなさい。
(2人)はい。
手加減は無用です。
無理するな。
けがするぞ。
平気です。
姫路でいつも稽古していた又兵衛はもっと強うございました。
(虎之助)何!母は手加減して稽古しては戦で役に立たぬといつも申しておりました。
本気でやらねば身につかぬと。
そうか…。
私が間違っていた。
お前を育てた母御に是非会いたいものじゃ。
分かった。
存分にやりなさい。
はっ。
(虎之助)よし次はわしが相手じゃ。
えいえい!
(虎之助)や〜や〜!
(又兵衛)えいえい!えいえい!えいえ〜い!
(おゆう)又兵衛も相手がいないと張り合いがないでしょうね。
信長による石山本願寺攻めは既に7年に及んでいた。
戦いは泥沼の様相を呈し死者の数だけがいたずらに増えていった。
我が陣中に門徒と通じている者がおるようでございます。
(荒木)何?本気で戦おうとしない者や戦になると逃げ出す者などもおり士気は下がる一方でございます。
噂では月の出ぬ夜には本願寺と行き来する船があるとか。
何だそれは?門徒にくみする我が方の者がひそかに兵糧を運び入れているとか。
清秀!それが誠の話かすぐ確かめろ!誠なら厳しく取り締まるのだ。
そんな事が上様のお耳にでも入ったらただでは済まぬぞ。
(清秀)はっ。
この不毛な戦はいつまで続くのでしょうか?それがしにとって一向宗門徒はデウスの憎き敵ながらおのが信心を守って死んでいく姿は見ていてなんともやりきれませぬ。
南無阿弥陀仏…南無阿弥…。
(右近)この長戦の果てには何か恐ろしき事が待っていると思えてしかたがありませぬ。
天正5年11月20日。
信長は時の正親町天皇より従二位右大臣に任命された。
源実朝以来およそ360年ぶりの事であった。
(光秀)右大臣就任祝着至極に存じ奉ります。
おめでとうございます。
(信長)官位などどうでもよい。
それより本願寺が一向に片づかぬがどうなっておる?
(信長)村重。
はっ。
木津川の敗戦以来本願寺の士気が上がりいささか攻めあぐねておりまする。
恐れながら上様ここはひとまず本願寺と和睦されてはいかがでございましょう。
何だと?戦が長引き兵も疲れております。
ここは一旦兵を退き構えを立て直した上で…。
臆病風に吹かれたか村重!いえ決してそのような事は…。
兵糧だ。
毛利が運び込む兵糧を断つのだ。
…はい。
されど木津川の戦で我が方の船はことごとく焼き沈められ完膚なきまでにたたかれまして。
(信長)策がある。
(光秀)と申されますと?
(光秀)何やら一風変わった船でございますな。
この周りを覆っているものは?鉄だ。
鉄にございますか!
(信長)鉄の板で船を覆い尽くす。
既に九鬼嘉隆に造らせておる。
もはや敵の火を恐れる事はない。
更にこの船には南蛮渡来の大砲を積み込む。
毛利の水軍など吹き飛ばしてくれる。
(光秀)鉄の船に大砲とは上様だけにしか思いつかぬ事でございます。
恐れ入りました。
毛利の後ろ盾がなければ本願寺など袋の鼠。
門徒どもを根絶やしにしてくれるわ。
これはこれは半兵衛殿。
先日は失礼致しました。
よくぞ…よくぞおいでになられた。
突然お邪魔して申し訳ありませぬ。
播磨の形勢などご意見を伺おうと思いまして。
アハハいやそれがし隠居の身の上大してお役に立つ話は…。
一歩引いた所からでしか見えない景色というのもあります。
アハハなるほど。
ではいかがでござろう。
一杯やりながらというのは?異存ございませぬ。
やはり御着の殿は腰を上げませぬか。
案じてはおったのだが…。
案じておられたとは?官兵衛が秀吉様と義兄弟の契りを交わした事が殿のお耳に入りへそを曲げられたのではないかと。
子どものようなお方でございますな。
ハハハハ。
さよう。
我が主君ながらそういうところがおありになる。
う〜んこうなるとなかなか手ごわいですぞ。
少し時を置いた方がいいかもしれませんな。
分かりました。
手だてを考えましょう。
時に…せがれはお役に立っておりますか?はい。
我らが播磨に入れましたのも官兵衛殿のお働きあればこそ。
秀吉様も喜んでおられます。
あ〜。
ならばよいのですが…。
何か心配事でも?あれは幼い頃から思い込んだらいちずなところがありまして物事に夢中になるあまり厠へ行くのを忘れるほどでござった。
今夢中になっておるのは秀吉様のようでござる。
まるで子どもの頃のように…。
それが拙者には危うく見えてしまいます。
いくつになっても子は子。
いらぬ心配とは思いますが…。
松寿丸に縁組みの話が出た。
松寿に?秀吉様がお仲立ち下さる。
相手は別所重棟殿の娘だ。
もちろんまだ2人とも子どもゆえ先の話だが…。
人質に出てこの先どうなるかも分からぬのに先の事など考えられませぬ。
そう言うな。
黒田別所両家にとってよい話だ。
秀吉様の播磨平定のためにもわしはお受けしようと思っておる。

(秀吉)官兵衛おるか?秀吉様!こちらでございます。
お〜もうやっておったか。
はい。
わしも一緒に構わんか?もちろんでございます!お〜!光殿相変わらず美しいのう。
松寿は息災じゃ。
心配するな。
ハハハハハハ…。
光支度を頼む。
あまりお過ごしになりませぬよう…。
官兵衛。
あ〜ありがとうございまする。
秀吉様も。
(秀吉)お〜すまん。
官兵衛これで播磨のほとんどが我らについた。
上様も大層喜んでおられる。
しかし御着の殿がいまだに…。
気にするな。
ここまで来られたのも官兵衛お主のおかげじゃ。
もったいないお言葉。
必ずや御着の殿を説き伏せ秀吉様の前に連れてきてみせまする。
そうでなくては義兄弟の契りを交わして頂いた事に申し訳が立ちませぬ。
官兵衛よそうせくな。
さ飲め!ほれ。
頂きまする。
うまいじゃろう。
ハハハハ。
(九郎右衛門)御着の殿はいかがでした?竹中様がお待ちでございます。
半兵衛殿が?面目ありませぬ。
どうしても嫌だと。
このままでは秀吉様に合わす顔がございませぬ。
秀吉様と義兄弟の契りを結ばれたと聞きました。
…はい。
その誓紙を見せては頂けまいか?はい。
お待ちを。
何を!あっ…。
そのようなくだらぬものがあるから周りが見えてこぬのでござる。
くだらぬもの?秀吉様から頂いた誓紙をくだらぬものと申されるか!官兵衛殿は何か大きな考え違いをしておられるようでござるな。
何を言っておられる!誓紙などただの紙切れ。
そのようなものにこだわって何になる。
お主は今秀吉様のためにと焦ってばかり。
秀吉様のために手柄を立てて喜んで頂こうとしているだけではござらぬか。
それでよいのか?もともと目指していたものは何でござる?お主は何のために播磨中を駆けずり回っているのか!?紙切れよりも大事な事があるはず。
大義の前につまらぬ面目など無用。

(せきこみ)
(せきこみ)
(誓紙が燃える音)何!半兵衛に誓紙を燃やされたと?申し訳ございませぬ。
時々人の思いも寄らぬ挙に出るんじゃあの半兵衛というやつは。
おかげで目の前の霧が晴れたようでございます。
どういう意味じゃ?肝心な事は秀吉様と我が主小寺政職様がお顔を合わせお味方である事を確かめ合う事でございます。
小寺殿を説き伏せる事ができたのか?できませぬ。
それゆえ秀吉様に会いに行って頂きとう存じまする。
わしがか?どちらが会いに来るなどとつまらぬ面目にこだわっていては前に進みませぬ。
官兵衛よ口が過ぎるぞ。
わしは上様の名代じゃ。
御着にのこのこ出かけていく訳にはまいらぬ。
そのような事をしたらほかの者たちに示しがつかぬ。
それがしに考えがございます。

(門番)荷を改めさせて頂きます。
これは何でございましょう?
(善助)殿への献上品じゃ。
よいか?
(門番)はっ。
通るぞ。
官兵衛おこともしつこいのう。
わしは行かぬと言ったら断じて行かぬ!
(政職)何じゃ?この汚らしい男は。
(秀吉)それがし羽柴筑前守秀吉と申します。
ふざけるな!どういうつもりじゃ官兵衛!本物でございます。
本物?わしをからかっておるのか!まさか…。
本物があんな汚い身なりを…。
ん?こうでもせんと小寺殿にお会いできぬのでな。
こんな格好で失礼致す。
それがしも小寺殿と同じはやり病にかかっておった。
それが治ったゆえこうしてはせ参じたのでござる。
あいや…それは…病が癒えてよかったでござる。
いや…あ…挨拶が後れ申した。
それがし御着城主小寺政職でござる。
官兵衛。
お主の言うとおりにしておいてよかった。
小寺殿のお顔を拝して得心がいった。
織田に二心を持つお顔ではござらん。
はい。
小寺殿これより播磨の西へ兵を進める。
ここはひとつお力をお貸し願いたい。
はい喜んで。
かたじけない。
それともう一つお願いがござる。
この官兵衛をこの秀吉にしばらくの間お貸し願いたい。
播磨平定のために大いに働いてもらわねばならんのでな。
よろしいかな?異存などあるはずもござらぬ。
官兵衛。
羽柴様の手足となって働くのだぞ。
よいの官兵衛!はっ。
かたじけない!秀吉率いる8,000の軍勢は西播磨へ兵を進めた。
そして毛利にくみする福原助就の居城福原城の攻略に取りかかった。
さてどう攻める?官兵衛殿の考えを伺いたい。
はっ。
この戦秀吉様の播磨における初めての戦いとなります。
うむ。
それゆえ大勝利を収め播磨中にあなた様の強さを知らしめる事が肝要かと存じます。
地形を見るに城の南は深い森に覆われ逃げるにはうってつけ。
どういう事じゃ?四方全て取り囲んでしまうと逃げ場を失った敵は死に物狂いで逆襲しそれだけこちらにも多くの損害が出ます。
それゆえ三方を取り囲みあえて逃げ道を一つだけ残しておくのでございます。
なるほど。
さすれば敵は城を捨てそこに逃げ込むという訳か。
囲師必闕でござるな。
はい。
囲師必闕と申したか?どういう意味じゃ?孫子の兵法にございます。
兵を失わずに勝つにはよき戦法かと存じます。
(秀吉)半兵衛!官兵衛!この戦全てお主たちに任せる。
必ずや敵を討ち破ってまいれ。
(半兵衛官兵衛)はっ。
半兵衛殿がおっしゃった紙切れよりも大事な事が分かりました。
天下統一。
天下統一がなれば戦はなくなります。
さよう。
この乱世を終わらせるのです。
乱世を終わらせる…。
それこそが拙者の大義。
一度は世を捨てた身ながら秀吉様のもとへはせ参じたのもその大義のため。
この乱世を天下太平の世へと作り替えるのです。
これほど面白い仕事はござらぬ。
そのために我々軍師は働くのです。
我々?それがしもですか?そうあなたも。
軍師官兵衛殿。
それがしに先鋒を!上月城の家臣を皆殺しにせよ。
(宇喜多)景貞の首を取れ。
(力)この世の地獄を見ました。
身内で命を奪い合うようなむごい事もなくなります。
(鹿介)我に七難八苦を与えたまえ。
上様のお力でございますね。
お許しを!ははっ!生きるのです。
生きよ!
中山道の宿場町として栄えた…
町の西にある菩提山には竹中半兵衛の居城がありました
若くして菩提山城の2代目城主となった半兵衛。
以降幕末まで竹中家がこの地を治めました
半兵衛は私利私欲がなく信義にあつい人物として今も地元の人々に慕われています
天才軍師として名を知られた半兵衛。
合戦の陣形などを伝える兵法書は代々大事に伝えられてきました
半兵衛は官兵衛とともに両兵衛と呼ばれ2人で秀吉を支えていくのです
きょうの「土曜スタジオパーク」は2014/04/05(土) 13:05〜13:50
NHK総合1・神戸
軍師官兵衛(13)「小寺はまだか」[解][字][デ][再]

官兵衛(岡田准一)は秀吉(竹中直人)に姫路城を丸ごと献上。感激した秀吉から義兄弟の誓紙をもらうが、嫉妬した政職(片岡鶴太郎)が秀吉への謁見を拒否、板挟みになる。

詳細情報
番組内容
官兵衛(岡田准一)は、待ちに待った秀吉(竹中直人)の軍勢に姫路城を丸ごと明け渡し、秀吉から義兄弟の誓紙をもらう。光(中谷美紀)や職隆(柴田恭兵)は、ますます秀吉のためにと張り切る官兵衛に一抹の危惧を抱く。続いて官兵衛は、織田帰順の証しとして、主君・政職(片岡鶴太郎)を秀吉に拝謁させようと躍起になる。だが、政職は一向に腰を上げない。焦るばかりの官兵衛に対し、半兵衛(谷原章介)は驚きの行動をとる。
出演者
【出演】岡田准一,中谷美紀,谷原章介,春風亭小朝,生田斗真,吹越満,田中哲司,濱田岳,速水もこみち,高橋一生,金子ノブアキ,阿知波悟美,ピエール瀧,嘉島典俊,磯部勉,上杉祥三,田中幸太朗,ベンガルほか
原作・脚本
【作】前川洋一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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