シリーズ世界遺産100「サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ要塞〜キューバ〜」 2014.04.02

(テーマ音楽)絶壁の上に翻るキューバの国旗。
かつてカリブの覇権を争ったスペインが築いた要塞です。
キューバの南東部サンティアゴ・デ・クーバ湾の岬の突端です。
建設が始まったのは16世紀末のことでした。
1588年スペインの無敵艦隊がドーバー海峡でイギリスの艦隊に敗れました。
その2年後にこの要塞の建設が始まります。
ヨーロッパの力関係がカリブ海にも及んだのです。
新大陸発見後スペインが一手に握っていたカリブ海の利権がイギリスやオランダなどの新興国の脅威にさらされました。
スペインはばく大な費用をかけて難攻不落をうたう要塞を築きます。
要塞は150年かけて拡大されていきますが最初に造られた部分がこの断崖の下にあります。
1590年に造られた一番古い砲台です。
岬の先端水際ギリギリの所に砲台や火薬庫見張り台などが造られました。
17世紀カリブ海は海賊が荒らし回る舞台でした。
新大陸で富を得たスペインに対して後れを取ったヨーロッパの国々が海賊を雇ってスペインの富を奪い取ろうとしたのです。
1662年にはイギリスの艦隊が要塞を破壊しますがすぐに再建され更に拡大されます。
その後も要塞は強化されイギリスや海賊によってたびたび攻撃を受けますがそのつど撃退しました。
要塞が守ろうとしたもの。
それがこの細長い湾の一番奥10kmの所にあります。
新大陸で得た物資をスペイン本国へ送るための港でした。
スペインが守り通した町は20世紀半ば新たな時代の舞台となります。
市庁舎のバルコニーで革命軍を率いるフィデル・カストロが革命戦争の勝利を宣言したのです。
1959年1月1日でした。
この広場は今キューバ革命の聖地となっています。
革命軍の伝統を受け継ぐキューバの正規兵です。
ロカ要塞では毎日日が暮れるころ国旗を下ろす儀式が行われます。
かつてスペイン兵がごう音を鳴り響かせた大砲を今はキューバの兵士が守っています。
2014/04/02(水) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ要塞〜キューバ〜」[字]

カリブの砦(とりで) ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
カリブの砦(とりで) ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】鹿賀丈史
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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