(テーマ音楽)皆さんの毎日の健康に役立つ確かな情報をお伝えします。
「きょうの健康」です。
今週は4日間こちら「腰痛年代別対策」をお送りしていきます。
「年代別」とありますね。
年齢層によって腰痛に何か特徴があるという事ですかね。
こちらをご覧下さい。
腰痛というのは若者に多い腰痛中高年に多い腰痛そして高齢者に多い腰痛と年代によってこの腰痛を起こす主な原因に違いが見られるんですね。
この傾向特徴しっかり知りたいですよね。
それではこの腰痛のシリーズも専門家をお迎えして分かりやすくお話を伺ってまいります。
ご紹介致します。
特に腰痛の診断・治療がご専門です。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
年代別に年齢層でどのような腰痛の原因があるという事なんでしょうか?腰痛の原因というのはたくさんあるんですけども年代別に代表的な患者さんの数を示したのはこのグラフなんですね。
患者さんの数は推計なんですが10代から40代の比較的若い方これは椎間板ヘルニアという病気が代表的なものですね。
50代から70代の中高年の方これは脊柱管狭さく症という病気が多いです。
70代を越えたご高齢の方これ特に女性に多いんですが骨がもろくなって起きる圧迫骨折。
こういったものが原因として挙げられますね。
特徴がはっきり出ましたね。
しかし実際最も多いのは原因が特定できないつまり原因不明の腰痛と。
これは10代から80代まで全ての年代の方に起こる腰痛ですね。
あらら…こうした年齢別の傾向のものに比べると圧倒的な数ですね。
多いんですね。
しかしあんまり心配頂く事はなくてしっかり対策すれば予防もあると。
そういう腰痛ですね。
…という事で今日のテーマはこちら。
どの年代にも共通な原因が特定できない腰痛を「予防するには」と題してお送りしていきます。
年代別の腰痛に関しては明日以降お伝えしていきます。
そして今日は腰痛を予防するための運動を慶應義塾大学病院理学療法士の福井奨悟さんに教えて頂きます。
それではお話を伺ってまいりましょう。
さて最初はまず原因の特定できない腰痛の方が圧倒的に多いというとこ。
そこ教えて下さい。
腰痛というのは一つの病気ではなくていろんな原因で起こる腰の痛みの総称なんですね。
そのうちの約15%程度ですねこれは画像などの検査によって原因が特定できるもの。
例えば椎間板ヘルニアなどがその代表的なものになります。
異常がはっきり写ると考えていいですね?そうですね。
しかし残りの85%これは画像検査などでその原因が特定できない。
そういう腰痛になります。
ここもうちょっと教えて下さい。
検査で特定できないというのはどういう事なんですか?私どもが患者さんを診察したりいろんな画像を駆使して調べても画像上の所見が患者さんの症状を説明できないと。
そういう腰痛で。
こういったものを私ども腰痛症と呼んでおりますね。
しかしこれ患者の立場に立ちますとこんなに腰が痛いのに「原因が分かりませんね」と言われるとちょっと…「えっ!?」と思いますよね。
患者さんちょっと不安かもしれないんですが実は画像なんかに原因がはっきり写ってこないという事であって実際は腰を支える筋肉ですとか椎間板ですとか関節こういったものに何らかの異常があって起きるこういう腰痛で。
その中でも恐らく筋肉の障害が一番原因として多いんじゃないかというふうに考えられてるんですね。
筋肉に問題がある事が推定されるという事ですね。
それでは腰の辺りと筋肉の関係ですねどういうふうになっているのか基本的なところをまず見ましょう。
久田さん。
こちらで見ていきましょう。
背骨は脊柱と呼ばれ横から見てみるとこのように緩やかなS字の形になっています。
S字になっている事で上からかかる体重をうまく分散させて腰にかかる負担を軽減させているんですね。
そして背骨の腰の部分というのは腰椎と呼ばれまして5つの骨で構成されています。
その腰椎を含めた脊柱全体を支えているのが筋肉です。
腰椎の前側にある腹筋。
そして後ろ側にある背筋。
この両方の筋肉が腰椎をしっかり支えて安定させる事でS字カーブを維持しているんです。
この筋肉が腰をしっかり支えてるという事が分かりましたがこの筋肉はどういう事になって痛みが出てくるという事ですかね?腰を支える筋肉というのは実は30を過ぎますと年齢的な変化で少し衰えてくるんですね。
それに運動不足なんかが加わりますと腰の筋力が落ちてきます。
そうすると背中や腰を支える力が落ちて姿勢が悪くなってしまうと。
そうしますと姿勢をなんとかしようとするために腰の筋肉が非常に緊張したりしてコリや痛みが起きてしまうと。
痛みがありますと患者さんは今度動かなくなりますね。
そうすると腰の筋肉はますます衰えるという事でこういう悪循環に陥ってしまうという事になるんですね。
痛いから動かないという事でね。
更にそれに加えまして動かないでいると腰の筋肉の柔軟性が低下しまして腰が硬くなってちょっと腰を動かすと痛くなってしまうと。
更に悪循環に陥るという事になってしまいますね。
この悪循環なんとか断ちたいですね。
どういうふうにしたらいいですか?その一つは姿勢をチェックして注意するという事だと思うんですね。
例えばこうやって猫背になりますと…。
猫背の方たくさんいますね。
そうですね。
腰を支える筋肉に余分な負荷がかかりますし今度は腰を反り過ぎると腰の筋肉が緊張し過ぎてコリや痛みの原因になってしまうんですね。
こういった姿勢というのは大事ですね。
猫背やあるいはそっくり返った姿勢にならないように注意するにはどうしたらいいんですかね?一つの対処法としましては運動療法によって筋肉を鍛えたりあるいはストレッチで軟らかくしたりとそういった事がありますね。
今日は「腰痛の予防」がテーマなんですけれども「腰痛なんてまだ別に何ともないよ」という方も将来腰痛を起こさないためにこういう運動は大事なんですか?今実際腰痛で悩んでらっしゃる方に運動療法これ大事なんですが更に今後腰痛にならないようにする。
その予防のためにも運動は非常に大事ですね。
是非覚えたいですね。
それでは実際の運動を見ましょう。
久田さん。
はい。
今日は理学療法士の福井奨悟さんに教えて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
まずこの運動行う際の注意点から教えて頂けますか?腰痛の中でも特に激しい痛みが出ている場合は運動を行う事がよくない場合がありますのでその場合は無理をしないで下さい。
では今日教えて頂く運動まずは腹筋を鍛える運動から教えて頂きます。
腹筋の中でも腹横筋という筋肉なんですね。
腹横筋が弱くなってしまうと腹圧が弱くなってしまい体幹が不安定となります。
その結果腰への負担がかかってしまいます。
腹横筋どこにあるのかこちらのシールを実際に体に貼って頂きましょう。
実際に貼ってみます。
このように…。
グルッとなってるんですね。
この腹横筋は自前のコルセットとも呼ばれているように腰椎を安定させる役割があります。
こちら側にも同じようにあるという事ですね。
ではこの腹横筋を鍛える運動を教えて頂きましょう。
まずあおむけになります。
あおむけになります。
足を腰幅に開いて膝を90度程度曲げます。
そこから肩や胸に力を入れずに息をゆっくり大きく吸い込みます。
そこから息をゆっくりと吐いていきます。
この時おなかをへこますようにして手を押しつけるようにします。
ちょうど下に手を回していますがそちらに背中がつくように押しつけていくという事…。
おなか背中がついていくように押しつけていくという事ですね。
そしてへこませたまま…?しっかりと呼吸を続けていきましょう。
大体どのくらいの時間へこませていたらいいですか?大体5秒から10秒程度行って頂けるといいです。
1日にどのくらい行いましょうか?1日10回程度行って頂けるといいです。
まずは腹横筋を鍛える運動でした。
続いては背筋ですね。
こちらで見ていきましょう。
脊柱起立筋という背骨に沿って縦にある筋肉を鍛えていくという事ですね。
脊柱起立筋は名前のとおり脊柱背骨を引き起こす体を保持する役割があります。
では早速教えて頂きましょう。
手と膝を肩幅に開いて四つんばいの姿勢になります。
そこから息を吐くようにして背中をまっすぐにしていきます。
背中がまっすぐになるようにしていくんですね。
ここで反り過ぎないようにして下さい。
この運動を5秒から10秒程度続けて楽にしていきます。
まっすぐにする事で鍛えられるという事ですか?この時に脊柱起立筋が鍛えられます。
これは1日どのくらい行いますか?1日10回程度行って下さい。
続いてハムストリングスのストレッチです。
ハムストリングスというのは太ももの裏側にある筋肉という事ですね。
このハムストリングスが硬くなってしまうと骨盤の動きが悪くなってしまいます。
日常の坂でも腰を曲げるような動作で腰を痛めてしまう可能性があります。
ここを伸ばしていくと。
椅子を使って行います。
椅子をご用意下さい。
では教えて頂けますか?では椅子に浅く腰掛けて背筋を伸ばして胸を張ります。
そこからストレッチする側の脚を前に出して頂きます。
脚はかかとだけついて膝を伸ばします。
そこから手を脚の上に上げて頂いて胸を張った状態で体を前に倒します。
この時にハムストリングスがストレッチされます。
前に倒すだけで裏側が伸びてくるという事なんですね。
これは目安としてはどのくらい行いますか?20秒から30秒程度ゆっくり伸ばして下さい。
そして1日では?1日3から5回程度行って下さい。
ありがとうございました。
ちょっとお立ち頂けますか?最後のはストレッチという事でやはり筋肉というのは鍛えるだけではなくて伸ばす事も大切なんですね。
長時間同じ姿勢でいるだけでも筋肉は硬くなってしまって腰にはよくないんです。
特に立ち仕事やデスクワークの方などは長時間同じ姿勢でいる事が多くありますのでその場合は30分に1回程度休憩を挟んで歩いたり伸びをする事によって腰の筋肉が楽になる事ができます。
どうもありがとうございました。
いずれもそんなに難しい運動ではございませんでしたけどもこうした運動は腰痛を防ぐのにどれぐらい効果があると考えられているんですか?2012年に出ました腰痛診療のガイドラインというのがあるんですがこういう慢性の腰痛に対しまして運動療法というのは非常に効果が高いという事が報告されているんですね。
その腰痛を治すだけではなくて予防ですとか再発防止にも役立ちますね。
腰痛の運動というのは1日やればよくなるというものではありませんので…。
続けなきゃいけませんね。
できれば数か月一生懸命続けて頂くという事だと思いますね。
その際多少の腰痛があってもできる範囲で痛みが強くならない範囲で腰痛運動を続けて頂くという事が大事だと思いますね。
痛いからと言ってじっとしてるのはよくないという事でしたね。
さっきの悪循環。
悪循環に入ってしまいますので是非運動療法で悪循環から抜け出して頂きたいというふうに思います。
動かした方がいいですね。
ああした運動をわざわざ部屋でやるというのも「ちょっとなおっくうだな」と思われる方もいらっしゃると。
ほかにお薦めの運動はございましょうか?家の中での運動だけではなくて外に出て頂いてウオーキングをしたりもしプールがお近くにあれば水泳ですとか水中ウオーキングですとかそういった全身動かす運動というのは大事ですね。
もう一つ腰痛の原因として特にいわれているのはストレスから来る心の問題で腰痛になるという方も多いので全身動かす運動でストレスを解消して心の問題も解決して頂きたいというふうに思います。
体動かす事で気持ちも晴れてくる。
気持ちも晴れてそれが腰痛の改善に役立つという事ですね。
是非積極的に体を動かしたいものですよね。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
そして明日は若者に多い腰痛若者の腰痛についてお伝えしていきます。
年代別順次お伝えしていきます。
明日も是非ご覧下さい。
では明日からのお話もどうぞよろしくお願い致します。
2014/04/04(金) 10:40〜10:55
NHK総合1・神戸
先どり きょうの健康「腰痛 年代別対策 予防するには」[解][字]
どの年代でも最も多いのが原因が特定できない腰痛だが、あまり心配する必要はなく、筋肉が関係していることが多い。こうした腰痛の予防と治療に有効な運動法などを伝える。
詳細情報
番組内容
どの年代でも最も多いのが、原因が特定できない腰痛で、腰痛全体の85%にのぼる。しかし、あまり心配する必要はなく、筋肉が関係していることが多い。こうした腰痛の予防と治療に有効な運動法などを伝える。ウオーキングなどの運動や腰回りの筋トレが有効。横腹の腹横筋、背骨に沿った多裂筋などを鍛える体操を行う。
出演者
【講師】慶応義塾大学准教授…松本守雄,帝京大学附属病院理学療法士…工藤隆則,【キャスター】濱中博久,久田直子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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