連続テレビ小説 花子とアン(5)「花子と呼んでくりょう!」 2014.04.04

「まだまだとおもひすごしおるうちにはやしのみちへむかふものなり」。
幼いはなが詠んだ辞世の歌ははなや安東家の人々の運命を大きく変える事になるのでした。
(安東吉平)はなもう少しの辛抱じゃ。
頑張るだよ!
(安東はな)おとう…。
はな諦めちゃいけん!人間諦めたらおしめえだ。
先生!先生!うちの娘が高熱を出して死にかけとるんじゃ!先生!さあのんで。
苦い…。
これのみゃあきっとよくなる。
ほら。
はい。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」
(鶏の鳴き声)
(安東ふじ)はな。
おかゆが出来ただよ。
おかあ白いお米じゃん!うん。
ありがてえねえ。
吉太郎が奉公に行ってくれたおかげじゃん。
ほうか。
はなうんと食え。
ああうめえなあ。
(ふじ)うめえか?
(吉平)うんと食べて精つけろし。
(木場朝市)こんちは。
(安東周造)ああ。
はな熱下がったずらか?ああ。
顔見してやれし。
あっ朝市。
元気になってよかったじゃん。
これはなに。
はなどうしたでえ?はな。
恥ずかしがるこんねえら。
はな?何べん言ったら分かるずらか。
はなじゃねえ。
おらの事は花子と呼んでくりょう。
(安東かよ)お姉やんがまたおかしな事言ってるじゃんけ。
ほうだねえ。
ハハハいい加減にしろし。
はなでも花子でもどっちでもいいら。
おとう。
おらは面白半分で辞世の歌を詠んだんじゃねえ。
ほれは分かっとるが…。
おらあん時本当に死ぬ覚悟しただよ。
一遍死んで生まれ変わったも同じだ。
おら生まれ変わったこの命を大事にするだよ。
ふんだからやっぱし自分の好きな名前を自分で付け直す事にしただよ。
みんなおらの事は花子と呼んでくれろ。
朝市分かっただけ?うん。
やっぱしこの子はただもんじゃねえ。
天才か…いやひょっとしたら神童かもしれん。
はな!病み上がりずら無理すんじゃねえぞ!花子は平気だ!何ではなじゃなくて花子がそんなにいいだかじぃやんにはさっぱり分からん。
どういでだ?ほりゃあさ花子と呼ばれた方が自分の事をありがたく思えるじゃんけ。
う〜んそうさな〜…。
おじぃやんも自分の事周造じゃなくて周右衛門とか周左衛門だと思ってみろし。
周左衛門?わしが?ほの方がずっと気持ちいいだよ。
自分の事ありがたく思えるだよ。
ほうかな…。
おら思う。
人も物も名前が大事だ。
名前が変われば見える景色も変わるだよ。
自分が花子だと思うと…。
ほ〜ら風の匂いまで違うじゃん。
フフフフフフはなは本当に面白えボコだ。
じぃやんははなといると退屈しん。
ふんじゃあずっとおじぃやんのそばにいるさ。
ほれとはなじゃなくて花子だ!はながまた何か…。
(木場リン)はなちゃんが病気になって寝込む前の夜だけんど朝市が夜中に教会に忍び込んで捕まっただよ!えっ?何でも図書室で本が読みたかっただと。
朝市を誘ったのはひょっとしたらはなちゃんじゃねえかと思っただよ。
回想
(ふじ)はな!どうしたでえ?ずぶぬれじゃん!本の部屋さ行って…おらだけ逃げちまって…。
おかあただいま。
おばさんこんちは。
こんちは。
はな。
おまん隠してるこんあるら。
えっ?ずぶぬれになって帰ってきた時のこんだよ。
おら…。
(吉平)さあ牧師様どうぞ!どうぞ。
(森)こんにちは。
やあはなちゃん。
回想お前は友達を置いて逃げたひきょう者だ!はなはパニックに陥っていました。
これからみんなの前で牧師様にお仕置きをされるのでしょうか。
へえ…これ本当に君が?7歳の女の子がこれを詠んだとは…。
やっぱし牧師様もほう思うでしょ?私はこれを見て心に決めたです。
この子は神童じゃ。
一日も早くこんな田舎じゃなくて東京の女学校に行くべきじゃと!あんた…。
うちのもんたちはみんな学問の大事さがこれっぽっちも分かっとらんのです。
学のある牧師様からみんなを説得してほしいんじゃ。
どうかお願えします!おとう!ほの事はもういいって。
いいからはなは黙ってろし。
本気ですか?お父さんは本気で修和女学校の寄宿舎にお嬢さんを入れたいと。
はい。
本気です。
そうですか…。
お願えします。
娘の将来が懸かってるだ。
でははっきり言わせてもらいます。
私は反対です。
てっ!反対?あの女学校にお嬢さんを入れるのはいくら何でも無理がある。
(吉平)無理?あそこの生徒は華族や富豪のお嬢様ばかりです。
いくらはなさんが優秀で学費免除の給費生として入学できたとしても華やかなお友達とうまくやっていけるでしょうか。
生まれも育ちもあまりにもかけ離れている。
お嬢さんがつらい思いをするのではないでしょうか。
ほんな…牧師様おっしゃったじゃねえですか!神様の前では金持ちも貧乏人もねえ。
みんな平等だって。
そうです。
しかしまた金持ちと貧乏人がいるのも厳然たる事実です。
この際だからこぴっと婿に言ってやれし。
そうさな。
わしの目の黒いうちははなを東京の女学校へなんか絶対に行かせん!よしよし!よく言ったじゃんけ!
(徳丸武)小作のはなが華族の女学校なんか行ける訳ねえら。
わしゃもう寝る。
おやすみなって。
おやすみなって。
ああおやすみ。
おかあ。
おらずっと黙っててごめんなさい。
嘘ついてごめんなさい。
おら奉公行く日の前の晩朝市と教会行っただよ。
教会の人に見つかって朝市は捕まっておらは逃げて帰ってきたけんど罰が当たったさ。
明日牧師さんに謝ってくる。
こぴっと謝ってくるだよ。
はな。
ほかにも嘘ついてねえけ?えっ?おまん本当は本がいっちょ好きだよね。
女学校行って好きな本をいっぺえ読みてえじゃねえだけ?本なんか嫌えだし華族のお嬢様の行く女学校なんかちっとも行きたくねえ。
本当け?おかあは字ぃ読めんからここに何が書えてあるだかさっぱり分からん。
ふんだけんどはながこれを読むと幸せでいっぱいの気持ちになる事だきゃあ分かるだよ。
おまんの顔がキラキラするだ。
回想てっ!本じゃん!本物の本じゃんけ!おら初めて本に触った。
夢みてえじゃん!「ち…い…さ…か…」。
ごはんを腹いっぺえ食べてる時よりかキラキラするだから分かるだよ。
はな。
何でずっと本に触らんでえ?そんなはなよりもキラキラしてるはなの方がいいに決まってるじゃんね。
おかあ…おら…。
言ってみろし。
遠慮しんで。
嫌えになろうと思ったけんどやっぱしうまくいかねえ。
好きなもんは好きだ。
本がうんとこさ好きだ。
ほれといつか教会の本の部屋みてえなうちに住んで片っ端から本を読んでみてえさ!思いっきし本読みてえ!うん?うん…。
(2人)し〜っ。
嫌いになろうとしたのに余計大好きになってしまった。
はなにとって本はまるで初恋の人みたいですね。
ご機嫌よう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします2014/04/04(金) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(5)「花子と呼んでくりょう!」[解][字][デ]

高熱を出したはな(山田望叶)だったが、吉平(伊原剛志)が町の医者へ連れて行き、一命を取りとめる。はなが詠んだ「辞世の歌」を見た吉平は、牧師(山崎一)を家へ招く。

詳細情報
番組内容
高熱を出し、「辞世の歌」を詠んだはな(山田望叶)だったが、吉平(伊原剛志)が町の医者へ連れて行き、一命を取りとめる。はなは、生まれ変わったつもりで自分の好きな名前を付け直すことにしたと言い、「花子と呼んでくれ」と皆に言う。はなの才能を確信した吉平は、女学校へ進学させる相談のため、牧師(山崎一)を家へ呼ぶ。意外にも牧師からは反対を受けるが、ふじは(室井滋)ははなの本当の気持ちに気づき始める。
出演者
【出演】伊原剛志,室井滋,石橋蓮司,松本明子,山田望叶,山崎一,里村洋,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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