シリーズ世界遺産100「アルジャジーダのポルトガル都市〜モロッコ〜」 2014.04.04

(テーマ音楽)
(鹿賀丈史)50m四方のゴシック建築の部屋。
これは16世紀にポルトガル人が地下に造った貯水槽です。
北アフリカの大西洋岸モロッコ・カサブランカから90km南にアルジャジーダという小さな町があります。
かつてはマサガンというポルトガル名で呼ばれました。
町は1502年ポルトガル人がインド航路開拓のため建設したことに始まります。
今は人15万。
イワシの水揚げの漁港として知られています。
ポルトガル人は自然の地形を利用し海に巨大な要塞を築きました。
およそ300m四方の要塞はもともとは海の中の小島でした。
壁の高さは平均8m。
現在は陸側に道路が造られ簡単に中に入ることができます。
城壁の内部はインドに向かうポルトガル人のアフリカにおける中継基地となりました。
城塞の海側の海の門。
大西洋とつながっています。
ここは司令官の邸宅があったと思われる場所です。
20世紀になってこのテラスの穴から貴重な遺跡が発見されました。
穴の下に巨大な地下空間が広がっていたのです。
1514年ポルトガル人が造った貯水槽でした。
50m四方の地下室。
円柱の美しいゴシック建築です。
城壁の外から水が断たれた時のための非常用の貯水槽でした。
地上から雨水が流れ込む仕組みで水がたまるようになっています。
水は貯水槽から水路を通ってそれぞれの住宅に運ばれました。
ポルトガル人は城壁の中に住み城壁の外で農業を営みました。
16世紀半ばには都市開発が進み教会も造られました。
しかし1769年にはポルトガル時代も終わりを告げます。
モロッコの王が4,000人のイスラム騎馬兵を使いここを占領したのです。
地雷により倒壊した城壁。
ポルトガル人は海の門から何も持たず逃げていきました。
城塞はしばらく廃虚と化しましたが19世紀半ばにモロッコの王は再建を命じモスクも建設しました。
マサガンという名前を使うことは禁じられ新しきものアルジャジーダという名前が与えられました。
大航海時代1世紀以上にわたって覇権を握ったポルトガルの遺産です。
2014/04/04(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「アルジャジーダのポルトガル都市〜モロッコ〜」[字]

大航海時代のアフリカ基地 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
大航海時代のアフリカ基地 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】鹿賀丈史
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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