連続テレビ小説 花子とアン(4)「花子と呼んでくりょう!」 2014.04.03

(木場朝市)つかまれし!
(安東はな)朝市大丈夫け?・
(寅次)こら〜!朝市。

(森)待ちなさい!朝市つかまれし。
おらはいいから早く行け!牧師様あっちでごいす!こら〜!・
(寅次)こら〜!
(朝市)早く。
早く!
(寅次)待て〜!待てし!いたです!何だ子どもじゃないか。
大丈夫か?
(安東ふじ)はな!どけえ行ってたでえ!・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」朝市の事が気になりつつもはなはいよいよ奉公先へと旅立つ時を迎えました。
おじぃやんおかあ兄やんかよもも。
しばしの別れずら。
(安東かよ)お姉やん。
かよ。
ももの子守頼むだよ。
(安東吉太郎)はな。
逃げて帰ってくんじゃねえぞ。
いやはなは辛抱強えボコだ。
ふんだけんど辛抱できんくれえつれえこんあったらいつでも帰ってこい。
おかあ…。
大丈夫さ。
奉公は3年の約束だ。
3年なんてすぐだ。
おじぃやん。
体に気ぃ付けてくれろし。
(安東周造)はなも元気でいろし。
(木場リン)朝市見送りに来てねえけ?どけえ行っちまっただか姿が見えんだよ。
おばさん。
朝市まだ帰ってこんだけ…。
うん…。
あっ迎えが。
(三郎)ちょっくらごめんなって。
花子でごいす。
よろしゅうお頼み申します。
ほれがまずいこんになっただ。
話が違って女のボコじゃいらんだと。
え…。
先方は力仕事ができる男のボコをお望みで。
ほんな…。
ほんじゃあはなはお役に立たんですね。
ほうじゃ。
男のボコしかいらん。
(周造)そうさな…はなはどこにも行かんでずっとここにいろし!ふんだけんど…。
何ずら人騒がせな話じゃんけ!餞別の腹巻きまでやったに!
(笑い声)ふんじゃあ前に置いてったこの俵持ってくわ。
待ってくりょう!男ならここにおる!おらが奉公に行くずら。
吉太郎!兄やん!おらを連れてってくりょう。
ほりゃあ駄目だ!兄やんがいんようになったらおじぃやんもおかあも困るじゃんけ!おら力仕事でも何でもしますからおらを連れてってくれちゃあ。
はな!女はいらんちゅうとるじゃんけ。
おらが行く。
吉太郎!考え直してくれちゃあ!おかあが止めてもおらは行く。
どういで?おらはおとうに好かれちゃいん。
いつかこのうち出てこうと思ってただよ。
(周造)キチ…。
ちょうどいい折じゃんけ。
おらが行けば米が残る。
冬が越せるじゃんけ。
おかあ…ふんじゃあな。
あっ兄やん!兄やん!
(ふじ)吉太郎!気ぃ付けて…。
兄やん…。
兄やん…兄やん!兄やん!兄やん!
(泣き声)兄やん!おらが奉公先なんか頼まんかったら兄やんが行くこたぁなかったさ。
おらのせいだ。
ほうじゃねえ。
そうさな…貧乏神のせいずら。
汗水たらして働いて寝る間も惜しんでこうして内職してふんでも貧乏なんだから誰も悪くねえ。
悪いのは貧乏神ずら。
元気出せ。
ん…。
熱いぞ。
はな熱があるじゃんけ!大変だ!はな熱出しただ!えっ?朝ぬれて帰ってきたから風邪ひいたずらか!はな大丈夫け。
ああ水水。
(荒い息遣い)ああ…また熱が上がったみてえじゃん。
困ったよ…。
はなは罰が当たったと思いました。
朝市を置き去りにして自分だけ逃げて帰ってきた罰です。
うう〜!う〜ん!牧師様!教会で悪さしたボコはここんちにいるずら。
ど〜れ。
ほこのボコ出てこう!出てこないとこうだぞ!キャ〜!やめてくりょう!お前は友達を置いて逃げたひきょう者だ!想像の翼はいつもははなを勇気づけてくれますが時にはこんなふうに恐ろしい幻想の世界に迷い込んでしまう事もあるのです。
ごめんなさい…ごめんなさい…。
ひきょうもんはおらでごいす…。
本の部屋さ行っておらだけ逃げちまって…。
本の部屋?何ずら?牧師様…許してくれろし…。
助けておとう…。
おとうは帰ってこんからじぃやんで我慢しろ。
おとう…おとう…。
そのおとうは…。
(浅野中也)我々労働者は過酷な労働を強いられ生活は一向に改善しない!
(一同)そうだ!労働者の集会に参加していました。
労働者の権利を保護する法律を作るべし!
(一同)法律を作るべし!労働者教育の充実を図るべし!
(一同)充実を図るべし!はなの熱は2日たっても下がりませんでした。
(安東吉平)よう朝市。
何しとるんじゃ。
あっおじさん大変じゃん!はなが…。
はな!はな!大丈夫け!?あんたやっと帰ってきただけ。
はなずっとうわごとで「おとうおとう」って言ってるだよ!はな!しっかりしろし!あ…おとう…。
はな…おとうが悪かっただ。
はなが死ぬほどつれえ思いしてる時にそばにいてやらんで…。
心細かったら…。
すまんなあ。
こんなおとうを許してくれちゃ!お姉やん!おら…やっぱし死ぬだな…。
バカこくでねえ!死んじゃ駄目じゃん。
はなはまだまだ生きんきゃ駄目ずら!まだまだ…?ああ!何十年もまだまだこれからだ!おとう書くもんあるけ?あ?筆と紙をくりょうし。
どうしただ。
無理するじゃねえ。
おとう早く。
筆と紙…。
(吉平)これかい?これかい?こりゃあ…。
何ずら?こりゃはなの辞世じゃ。
え…?
(吉平)辞世の歌じゃ…。
「まだまだとおもひすごしおるうちにはやしのみちへむかふものなりはなこ」。
あっ!はな〜!はな!はな!はな!今までお世話になりゃんした。
ありがとうごいす。
ああ〜!
(泣き声)…医者には診しただけ?医者?何で医者に診せんだ!?はな!まだ辞世の歌は早え!この辞世の歌がはなの運命を大きく変える事になるのでした。
ではご機嫌よう。
さようなら。
2014/04/03(木) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(4)「花子と呼んでくりょう!」[解][字][デ]

はな(山田望叶)は朝市(里村洋)のことを気にかけつつも、奉公へ出発する朝を迎える。ところが迎えに来た仲介人が、欲しいのは男で、女の子はいらないと言い出す…

詳細情報
番組内容
はな(山田望叶)は、夜中に忍び込んだ教会から逃げる途中で、朝市(里村洋)を置き去りにしてしまう。朝市のことを気にかけつつ、奉公へ出発する朝を迎える。はなとの別れを惜しむふじ(室井滋)や周造(石橋蓮司)ら家族たち。ところが、迎えに来た奉公の仲介人は、話が違うと言いだす。欲しいのは力仕事のできる男で、女の子はいらないと言うのだ。はなは落ち込むが、そのとき兄・吉太郎(山崎竜太郎)が意外なことを言いだす。
出演者
【出演】伊原剛志,室井滋,石橋蓮司,松本明子,山田望叶,山崎一,山崎竜太郎,里村洋,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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