NHKニュース7 2014.03.31

南極海で行っている調査捕鯨。
国際司法裁判所は、現状のままでは認められないという判決を言い渡しました。
ジャンボ機の愛称で親しまれたボーイング747型機。
バイバイ。
国内線最後のフライトとなりました。
こんばんは、ニュース7です。
日本が南極海で行っている調査捕鯨が、国際条約に違反するかどうかが争われている裁判で、オランダ・ハーグにある国際司法裁判所は、日本の調査捕鯨は、研究目的のものではなく、現状のままでは認められないとの判決を言い渡しました。
これによって、日本がこれまでどおり、調査捕鯨を継続することができなくなる可能性も出てきました。
日本の調査捕鯨は、30年近く続けられてきました。
生息数や生態などを調べるのが目的です。
これに対し、オーストラリア政府は4年前、捕鯨の中止を求めて、国際司法裁判所に提訴。
捕獲した鯨を販売していることから、日本が南極海で行う調査捕鯨は、実態は商業捕鯨だと主張しています。
日本が敗訴となった場合は、南極海での調査捕鯨が続けられなくなる可能性があります。
南極海の調査捕鯨の拠点となっている山口県下関市では。
裁判では、オーストラリア側が、捕獲される鯨の頭数が、年間数百頭に及んでいることや、鯨肉が市場で売られていることなどを理由に、実態は商業捕鯨にほかならないと主張したのに対し、日本側は、捕獲する頭数は調査のために必要なもので、鯨肉の販売は条約で認められているなどと反論し、科学的な調査が目的で、成果を上げていると主張してきました。
国際司法裁判所は先ほど、日本の調査捕鯨は研究目的のものではなく、現状のままでは認められないとの判決を言い渡しました。
これにより、日本がこれまでどおり調査捕鯨を継続することができなくなる可能性も出てきました。
では次のニュースです。
北朝鮮の砲撃訓練が韓国側に着弾。
韓国軍が報復しました。
北朝鮮はきょう、朝鮮半島西側の海上の境界線付近で、砲撃訓練をしていましたが、このうち100発余りが境界線を越えて着弾したとして、韓国軍は報復として300発余りを砲撃しました。
北朝鮮はきょう、黄海上に設定された南北の境界線近くで、砲撃訓練をすると韓国側に通報し、昼過ぎから実施していました。
北朝鮮が使用していたのは、海岸に設置した大砲などと見られますが、韓国国防省によりますと、北朝鮮が発射した500発余りのうち、100発余りが韓国側の海域に着弾したということです。
韓国軍はこれに対する報復として、Kー9自走砲と呼ばれる大砲で、北朝鮮側に向けて300発の砲撃を行ったとしています。
双方の砲撃の間、海上の境界線に近い韓国のペンニョン島やヨンピョン島では、軍の指示で住民が一時避難しました。
砲撃の背景に何があるのか。
きょう、韓国軍とアメリカ軍は、およそ1万4000人が参加して、この20年余りで最大規模の上陸訓練を報道陣に公開していました。
この訓練について、北朝鮮はきのう声明で、ピョンヤンの占領を目的にしていると強く反発し、さらなる軍事挑発が懸念されていました。
菅官房長官は、次のように述べました。
おととし11月以来となる、日本と北朝鮮の政府間協議。
日本側は拉致問題について、再調査など、解決に向けた具体的な取り組みを求め、日朝間の懸案を話し合うため、今後も協議を継続していくことで一致しました。
きのうから開かれていた、日本と北朝鮮の政府間協議。
拉致、核、ミサイルといった日朝間の懸案を巡って、突っ込んだ意見交換が行われました。
日本側は、拉致問題について、拉致被害者に加え、北朝鮮に拉致された可能性が排除できない特定失踪者の再調査など、解決に向けた具体的な取り組みを求めました。
また、北朝鮮が先週、日本海に向けて弾道ミサイルを発射したことに対し、日朝ピョンヤン宣言や国連の安保理決議に違反しているとして、厳重に抗議し、強く自制を求めたほか、きのう、北朝鮮が核実験を排除しないとする声明を発表したことに、遺憾の意を伝えました。
これに対し、北朝鮮側は、日本による制裁措置の解除や、日本の植民地支配に対する過去の清算を求めました。
また競売にかけられていた朝鮮総連の本部が、高松市の企業に売却される決定が裁判所から出されたことについて、在日朝鮮人にとって重要な意味を持ち、日朝関係に大きな影響があると、強い懸念を示したということです。
そして、拉致問題をはじめとする日朝間の懸案を話し合うため、今後も協議を継続していくことで一致し、北京の大使館ルートを通じて、次回の会合の調整を進めることを確認しました。
また安倍総理大臣は、自民党の役員会で、北朝鮮は弾道ミサイルの発射を正当化するなど、国際社会への挑発を繰り返しており、こうした行為をやめるよう求めていくことは言うまでもない。
拉致問題も重要な問題であることには変わりはなく、政府としては、一日も早い被害者全員の帰国に向けて、全力を尽くしていくと述べました。
では北京で取材している、政治部の小川記者に聞きます。
小川さん、日本と北朝鮮、拉致問題を含めて協議を継続していくことで一致しましたが、日本政府はどう受け止めているんでしょうか?
一歩前進だと受け止めています。
焦点の拉致問題について、北朝鮮はこれまで、解決済みの問題だとしてきましたが、伊原局長は協議のあと、議論を拒絶する感じではなかったと話しています。
また政府は、拉致、核、ミサイルといった懸案の解決には、粘り強い交渉が欠かせないとしてきただけに、協議の継続で一致したことを、政府関係者はようやく開いた扉をキープできたことは一定の成果だと話しています。
政府は引き続き、拉致被害者の早期帰国に向け、再調査の実施などを北朝鮮側に迫り、事態の打開を図りたい考えです。
ただ北朝鮮は、弾道ミサイルを発射し、核実験も辞さないとする声明を発表するなど、挑発を繰り返し、きょうも韓国との間で砲撃の応酬がありました。
日本はアメリカ、韓国との首脳会談で、北朝鮮への対応で、連携していくことを確認したばかりです。
核やミサイルの問題で国際社会と足並みをそろえながら、北朝鮮との協議では、拉致問題を前進させることができるかどうか、難しい交渉が続くことになりそうです。
次です。
自民党は集団的自衛権の行使容認を巡って、新たに設置された総裁直轄の組織で、党内論議を始めました。
講演した高村副総裁は、今の憲法の下でも、必要最小限度の範囲に限定すれば、集団的自衛権の行使は、容認されるという認識を示しました。
集団的自衛権の行使容認を巡って、安倍総理大臣は、政府の有識者懇談会の報告書が提出されたあと、与党側と調整したうえで、憲法解釈の変更を閣議決定する方針を示しています。
自民党は、この問題に対する党内の理解を深めようと、総裁直轄の組織を設置。
きょう、初会合を開きました。
会合では、高村副総裁が講演しました。
高村氏が言及した、昭和32年のいわゆる砂川事件。
米軍基地の拡張計画に反対したデモ隊が基地に立ち入り、学生らが起訴されました。
この事件の裁判では、憲法9条と自衛権の関係が焦点となり、最高裁判所は昭和34年の判決の中で、戦力の保持を禁じた憲法9条の下でも、主権国として持つ固有の自衛権は何ら否定されないと指摘しています。
その上で高村氏は、必要最小限度のものは認められるのに、集団的自衛権は認められないといった内閣法制局の論理には飛躍があると述べ、今の憲法の下でも、必要最少限度の範囲に限定すれば、集団的自衛権の行使は容認されるという認識を示しました。
さらに高村氏は、集団的自衛権を行使できるケースをどう限定するのか、具体的に検討するよう求めました。
意見交換で出席者からは、今の憲法の下では、容認するのはここまでだという形で限定し、それ以上は憲法改正で対応するということにすべきだという意見が出る一方で、必要最小限度という考え方は理解できるが、公海上や日本の領土、領海内に集団的自衛権の行使を限定すれば、必要な対応が取れなくなるおそれがあるという指摘も出されました。
議員からは。
高村副総裁が必要最小限度の範囲に限定して、集団的自衛権の行使を容認する考えを打ち出した背景には、行使容認に踏み切ることへの与党内の根強い慎重論があります。
自民党は選挙公約に掲げてきたこともあって、きょうの会合でも、行使容認そのものに反対する意見は出ませんでした。
ただ党内には、時間をかけて慎重に議論するよう求める意見や、個別の事例ごとに必要性を判断すべきだという意見があります。
また、連立を組む公明党は、井上幹事長がきのう、個別的自衛権で十分対応できることも多いと述べるなど、慎重な姿勢を崩していません。
こうした与党内の慎重論も踏まえ、自民党執行部は今後、推進本部の会合に行使容認に反対する有識者も招いて意見を聞くなど、議論を尽くしたいとしています。
ただ、最終的には、集団的自衛権を行使できるケースを限定する方向で党内の意思統一を図って、公明党の理解を得たい考えで、具体的にどう限定し、それが公明党との隔たりを埋めることにつながるのかが、調整の焦点となる見通しです。
大きく膨らんだ先端部分。
ジャンボの愛称で親しまれたボーイング747型機が、きょうで日本の国内線航路から引退しました。
就航は日本の高度成長期。
より遠くへ、そして、未来につながる技術を。
夢を乗せて飛び続けた44年でした。
那覇空港で出発を待つ、全日空のボーイング747型機です。
きょうで日本の国内線から引退します。
多くの人に見送られて、午後1時過ぎ、羽田空港に向かうラストフライトが始まりました。
昭和45年に日本に導入された、アメリカ・ボーイング社の747型機。
一部2階建て、最大500人以上乗せる機体は、日本の高度成長期、大量輸送を実現しました。
遠い国々へ、憧れの空の旅のけん引役でした。
しかし、最悪の記憶も。
昭和60年には、日本航空の747型機が、御巣鷹の尾根に墜落。
520人が死亡しました。
長距離の飛行を可能にした4基のエンジンは、近年では燃費悪化の原因に。
機体の老朽化も進み、国内線からの引退を余儀なくされました。
ラストフライトの機内には、特別な思いを胸にした乗客がいました。
この女性、手にしていたのは、昭和54年、全日空が就航させたジャンボの第1便に乗ったときの証明書です。
ジャンボ機は、日本の技術革新にも大きく貢献しました。
客室に届けられる外の風景。
CCDカメラは、747型機によって初めて実用化された技術です。
開発責任者の越智成之さんです。
氷点下50度の寒さにも耐えるカメラをという難題。
実用化には10年を費やしました。
その後、家庭用ビデオカメラなどに取り入れられ、日本が世界をリードしてきた技術です。
けさ、ジャンボの最後の姿を見送った越智さん。
旅の終わりがやって来ました。
747型機は午後3時過ぎ、羽田空港に着陸しました。
どうもありがとうございました。
日本への就航から44年。
ジャンボはきょうで国内線から姿を消しますが、政府専用機や海外の航空会社の便などで、まだしばらくは、その姿を目にすることができます。
ニュースを続けます。
消費税率の引き上げまであと5時間を切りました。
各地で最終的な準備作業が進められています。
コンビニでは、値札の切り替え作業が。
名古屋市内の銀行は、お釣り用にと、一円玉と五円玉をふだんより多めに用意しました。
きのう、沖ノ鳥島で建設中の桟橋が転覆した事故で、死亡した5人の遺体が横浜海上保安部に搬送されました。
関東地方整備局によりますと、桟橋は作業中に転覆しないよう設計され、工事前の点検でも問題はなかったということです。
現場付近では、去年4月にも同じ工法で工事が行われていたということで、海上保安本部は、事故の原因を調べるとともに、行方が分からなくなっている2人の捜索を続けることにしています。
平成18年度末以来の高い水準です。
きょう、今年度最後の取り引きが行われた東京株式市場。
円安を受けて買い注文が広がり、1万4827円83銭で取り引きを終え、前の年度より19%値上がりしました。
また、この終値をもとに、野村証券が国内の上場企業1830社が保有する株式の価格を試算したところ、帳簿上の価格を上回る含み益は、15兆5600億円となりました。
1年前に比べ、33%余り増え、リーマンショック以前の水準に回復しました。
死刑が確定して48年間勾留されたのちに、再審が認められ、釈放された袴田巌さんについて、静岡地方検察庁は、再審の取り消しを求める即時抗告の手続きをしました。
検察側は、警察が証拠をねつ造した疑いがあると判断されたのは、到底承服できないとしています。
これに対し、弁護側は。
水俣病を巡る判決です。
熊本地方裁判所は、手足のしびれなどの症状があるものの、国の基準では水俣病と認定されていない、50代から60代の3人について、胎児や子どものころに水俣病になったのが原因だとして、国などに220万円から1億500万円の損害賠償を命じました。
一方で、同じような訴えを起こしていた5人については、家族に水俣病の認定患者がいないことなどを理由に、訴えを退けました。
NHKの平成26年度予算が、きょうの参議院本会議で、自民党、公明党、みんなの党などの賛成多数で承認されました。
NHK予算は、すでに衆議院で承認されており、これで国会で承認されたことになります。
NHKの平成26年度予算は、大規模災害にも対応できる取材体制の整備や、国際放送の充実・強化、それにより高画質のスーパーハイビジョンの開発推進などを盛り込んでいます。
事業収入は6629億円、事業支出は、6539億円となっていて、国内放送や国際放送の充実などに充てる経費を増やす一方、給与の削減などで経費の抑制に努めています。
そして、収入から支出を差し引いた90億円のうち、80億円は、完成から半世紀近くたつ東京・渋谷の放送センターの建て替えに備えて、積み立てることにしています。
このNHK予算は、先週、参議院総務委員会で採決されたのに続いて、きょうの参議院本会議で採決が行われ、自民党、公明党、みんなの党などの賛成多数で承認されました。
一方、民主党、共産党、日本維新の会、結いの党、社民党、生活の党は反対し、全会一致とはなりませんでした。
NHK予算は、衆議院では今月27日の本会議で承認されており、これで国会で承認されたことになります。
センバツ高校野球は準々決勝。
佐野日大高校と明徳義塾高校の対戦は、最後までもつれました。
5対5の延長10回。
明徳義塾は1アウト満塁。
一打サヨナラの場面で7番森。
ショート、捕った。
1塁だ、1塁!
サヨナラ勝ちかと思われましたが、佐野日大、竹村の好守備に阻まれます。
直後の11回、今度は佐野日大が2アウト満塁のチャンス。
4番稲葉。
なんとかしたかったと、バットを一握り短く持って打席に入りました。
三遊間。
投げられない、ホームイン!
気迫の内野安打。
佐野日大が明徳義塾を振り切り、初めてのベスト4進出です。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
東京都心では、桜が満開になっています。
東京・千代田区の千鳥ヶ淵の今の様子です。
日が沈み、ライトアップされています。
文字どおり満開。
きれいですね。
そうですね。
満開の桜がみなもにまで届きそうですね。
すぐ近くで夜桜を見ようと、ボートも出ています。
あすの天気図を見ますと、高気圧に覆われまして、東北から九州まで、広く穏やかに晴れそうです。
ただ低気圧に近い北海道では風が強く、前線に近い沖縄地方では雨となりそうです。
そうしますと、あすは多くの所で、お花見日和ということになりそうですね。
そうですね、気温も上がって、穏やかな天気です。
ただ、あすの朝は冷え込みそうなんですね。
あす朝6時の気温の分布を見ますと、白い表示、氷点下の所が内陸部などに見られます。
最低気温の予想を重ねてみますと、きょうより5度前後低い所がほとんどで、長野は0度、奈良で3度まで気温が下がりそうです。
朝晩は冷えそうですから、お花見の際は服装などにご注意ください。
それではあすの予報を見ていきます。
全国的に晴れそうですが、南西諸島では雨でしょう。
3時間ごとに見ていきます。
札幌から東京です。
お伝えしていますように、日本が南極海で行っている調査捕鯨が、国際条約に違反するかどうかが争われている裁判で、オランダ・ハーグにある国際司法裁判所は、日本の調査捕鯨は、条約に定められた科学的な問題に沿っていないなどと指摘し、このままの形で捕鯨の許可を与えることは認められないとする判決を言い渡しました。
これによって、日本がこれまでどおり調査捕鯨を継続することができなくなる可能性が出てきました。
オーストラリア政府は4年前、日本が南極海で行っている調査捕鯨は、実態は商業的な目的を持った捕鯨であり、国際捕鯨取締条約に違反しているとして、捕鯨の中止を求めて、オランダのハーグにある国際司法裁判所に訴えを起こしました。
裁判ではオーストラリア側が、捕獲される鯨の頭数が年間数百頭に及んでいることや、鯨肉が市場で売られていることなどを理由に、実態は商業捕鯨に他ならないと主張しました。
これに対し日本側は、捕獲する頭数は調査のために必要なもので、鯨肉の販売は、条約で認められているなどと反論し、科学的な調査が目的で成果を上げていると主張してきました。
国際司法裁判所は、日本時間の午後5時から判決を言い渡し、日本が現在実施している調査捕鯨について、条約に定められた科学的な目的に沿っていないなどと、問題点を指摘しました。
2014/03/31(月) 19:00〜19:31
NHK総合1・神戸
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▽集団的自衛権行使は ▽自民党新組織が初会合 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】岡村真美子

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】岡村真美子

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