連続テレビ小説 花子とアン(3)「花子と呼んでくりょう!」 2014.04.02

(安東はな)東京の学校なんかちっとも行きたくねえ。
本ももういいだよ。
ちっとも読みたくなくなったさ。
(安東吉平)はな…。
ほれから今日から弁当は要らん。
(安東ふじ)えっ?平気平気。
…ったくはなのやつどうしたんじゃ。
(安東吉太郎)おとう。
ほんなに行かしてえならおらが東京の学校へ行ってやってもいいずら。
あっ?吉太郎おまん何を言うとるんじゃ。
ふんだから東京の学校に。
あそこは女学校じゃ。
女学校っちゃ何ずら?おなごしか入れん学校じゃ。
大体おまんは勉強が嫌えで尋常小学校もすぐにやめちまった。
ほんなやつが東京の学校行ってやってける訳ねえら。
…ったく長男のくせに張り合いがねえ。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」
(本多)よ〜しよくできたずらよ。
ありがとごいす。
(ろう石を置く音)はなと朝市はあの石盤事件以来ず〜っと口を利いていませんでした。
(サト)はなちゃん。
ずっと言おうと思っちょったけんど。
何でえ?サトちゃん。
朝市君は悪くないだよ。
え…。
おら見ただよ。
ももちゃんの髪引っ張ったのは…。
(泣き声)誰でえ!ボコ泣かしたは!
(徳丸武)朝市君でごいす。
朝市け。
(木場朝市)はな…。
はなじゃねえ!こんひきょうもん!本当け。
朝市じゃなかっただけ…。
小作料の値上げでおかあたちが困っている事を知ったはなはますます一生懸命うちの仕事を手伝うようになりました。
仕事は山ほどあったのであんなに好きだった学校も休みがちになりました。
あ…。
はな。
学校来れんくれえ忙しいだけ?朝市。
おらが悪かったじゃん。
ひきょうもんなんて言っちまって石盤も壊しちまって…ごめん!許してくりょう。
はなは怒るとおっかねえからな!おっかねえだと?行くじゃん!うん。
はな。
あんまし学校休むとせっかく覚えた仮名や漢字忘れちもうら?大丈夫さ。
本なら毎日読んでるだよ。
こうして目ぇつぶると本でいっぺえの部屋へ行けるさ。
また夢の話け。
夢じゃねえさ!この間中へ入っただよ。
村の教会の本の部屋じゃん!へえ〜教会?ほうさ。
あんなとこに一生住めたら最高じゃんね。
違うなあ…。
あっ!地主様。
ちょっくら教えてくれろし。
籠の問屋さんはどこずらか?
(徳丸甚之介)こん先曲がったとこずら。
ありがとうごいす。
おまん確かふじのとこのボコけ。
はい。
花子でごいす。
本当ははなだけんど花子と呼んでくりょうし。
どっちなんずら?あっ!もう一個教えてくれろし。
(三郎)まだあるだけ。
地主様。
おらのようなボコでも雇ってくれる人はいるずらか。
ほりゃあねえ事はねえら。
ご無心でごいす。
口利いてくれろし。
それから程なく徳丸家の使いがやって来て…。
何ずら?給金の前払いずら。
奉公先は長野の材木問屋だ。
待ってくりょう。
奉公って何の話ずら?花子だかはなとかいうボコに頼まれて徳丸様が手を尽くして下さっただ。
(安東周造)はなが!?本当にはながお願えしたですか!?そうさよ!近えうちに迎えのもんが来るずら。
てっ!待ってくれちゃ!待ってくれちゃ!徳丸さん。
ご無心ですから奉公の話なかった事にしてくれろし。
なんぼ幼なじみのふじちゃんの頼みでもほりゃできん。
ほんなこん言わんで。
あの子はまだ7つじゃんけ。
(徳丸)うちの武と同い年ずら。
親元から離すのはふびんじゃんね。
ふんだけんど花子だかはなとかいうボコが自分から頼み込んできただよ!なんとかしてくれちゃ。
このとおりずら!今更ほんな勝手通る訳ねえら!安東はなさんがおうちの都合で学校をやめる事になったずら。
(生徒たち)え〜!はなちゃん。
やっぱし東京の女学校へ行くだけ?ううん違う。
奉公に行くずら!うちのお父様が世話してやったじゃん。
はな。
体に気ぃ付けて頑張れし。
はい。
短い間ですけんどお世話になりました。
すまんねえはな。
うちが貧乏なばっかしに…。
おかあほんな顔しんで。
おとうが前に言ってたら?奉公に行きゃあ字もそろばんもこぴっと覚えられるって。
ほれ聞いた時からおらもいつか奉公に行きてえとずっと思ってただよ。

(木場リン)ごめんなって!はなちゃん。
これおばちゃんのお古だけんど持ってけし。
奉公先で腹壊さんようにね。
てっ!おばさんありがとごいす。
吉平さんは?こんな時にいねえだけ?行商で東京へ行ったっきりで…。
そうさな。
婿殿は大事な時にいたためしがねえだ。
(リン)こんな時ぐれえ吉平さんも帰ってくりゃいいだに。
おまんも大変じゃん…。
(小声で)朝市これ何ずら?しっ。
朝市どこ行くでえ?はなの一番好きなとこ!はなこっち。
てっ!はなの言うとおり本が山ほどあるじゃんけ。
ほうずら。
奉公に行ったら本も読めんら。
今のうちに思いっきし読んどけし。
てっ!きれいじゃん!これは?何ずら?さあ…。
アハハ面白え。
フフフフ面白えじゃん。

(足音)はな。
誰か来る。
逃げよう。
早く!
(寅次)誰でえ!ここで何をしてるだ!?はな。
(寅次)待て!こら〜!えらいこんだ!牧師様〜!待て〜!
(森)待ちなさい!寅次君!へえ!あっ!はな!つかまれし!朝市!大丈夫け?はなと朝市の運命はいかに…。
はな…。
ご機嫌よう。
さようなら。
生字幕放送でお伝えします2014/04/02(水) 12:15〜12:30
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(3)「花子と呼んでくりょう!」[解][字][デ][再]

「女学校なんか行きたくない」と嘘をついたはな(山田望叶)は、ますます家の手伝いに励む。ある日、地主・徳丸(カンニング竹山)に出会ったはなは、意外なお願い事を…

詳細情報
番組内容
はな(山田望叶)は、家の生活が苦しいことに気を遣い、「女学校なんか行きたくない」と嘘をつく。ますます家の手伝いに励み、小学校も休みがちに。幼なじみの朝市(里村洋)は、そんなはなが心配だ。ある日、道端で地主・徳丸(カンニング竹山)に出会ったはなは「奉公先を紹介して欲しい」とじか談判する。数日後「奉公先が決まった」と知らせが届き、何も知らない母・ふじ(室井滋)と祖父・周造(石橋蓮司)は驚く…。
出演者
【出演】伊原剛志,室井滋,石橋蓮司,松本明子,カンニング竹山,マキタスポーツ,山田望叶,山崎一,山崎竜太郎,里村洋,酒向芳,長江英和,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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