東日本大震災から3年。
初めて被災地を訪れようという学生たちがいます。
自分の目で現地を確かめて…そこでどういうふうに自分が感じるかでまだ…そこまでの高さが…来たっていう感じで。
東北でどんな事が待っているのかしら?彼らは何を思うのでしょう?被災地で頑張っている若者もいます。
せんべい屋さん。
でも今ちょっと売り上げが落ちてピンチ。
県外から来るお客様だったりボランティアの方々等劇的に減ってますので。
「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
どうも。
今日は実はいつもとちょっと違うんですね。
何どうしたの?今日は先生がいないんです。
えっ遅刻ですか?違います。
インフルエンザ?いやそういう事じゃなくて。
今日は震災から3年が過ぎまして風化が言われる中で「風化とたたかう」若者を取り上げようという事です。
風化ね。
でも工事とかは進んでるんじゃないの?もちろん工事は進んでるんですけども工事が進めばそれが復興なのかという事なんですね。
本当の復興のために今若者に何ができるのか考えたいと思います。
(2人)「東北発☆未来塾」!岩手県陸前高田市。
東日本大震災で2,000人近い死者・行方不明者を出し壊滅的な被害を受けました。
市内の一角に震災直後生まれた会社があります。
ここでは手焼きせんべいを作っています。
資本金は50万円。
6人が働いています。
津波でそれまで勤めていた店や工場が流され職を失った皆さんです。
せんべいを焼く技術は被災地を支援したいという埼玉県草加のせんべい屋さんに教わりました。
2年前みんなの働く場所を作ろうとこの会社を立ち上げました。
震災前は宮城県でメーカーに就職する予定でした。
でも被災したふるさとを目にした時気持ちが変わったのです。
生まれ育った所で自分が頑張らないと。
周りに助けられてばかりでは駄目なんじゃないかなと思って。
とにかく何の仕事でもとりあえずここで仕事をして親の面倒も見なければいけないですし…そう思って帰ってきました。
せんべいはホームページを使っての販売とこうした地元の店などに卸して売っています。
こんにちは〜。
ちょっとこれ商品並べていっても大丈夫ですか?はい。
ではすみません。
商品の中心は昔ながらの堅焼きせんべい。
手焼きにこだわっています。
買うのは観光客が大半です。
実は今会社の経営ちょっと曲がり角。
販売開始から1年ほどせんべいは復興のシンボルとして作っても作っても追いつかないほど売れたんです。
月に3万枚。
それが今…。
枚数で言うと半分から7〜8割の枚数になってるかなと思います。
県外から来るお客様だったりボランティアの方々等劇的に減ってますのでそこがどうしても…。
店に物を置いても人が来なければやっぱり売れませんのでその辺りでどうしても1〜2年前と比べると売り上げは下がってしまいますね。
風化になんか負けない。
菅原さんは危機を乗り越えるためにさまざまな挑戦を始めました。
きな粉です。
きな粉がかかったお菓子ってむせるくらいかかってると思うんですけどそのようなイメージでちょっと作ってみようかなと思ってます。
まずは味をいろいろ変えてみる事にしたんです。
きな粉味楽しみ!早速試食してもらいます。
もっとピリッとしたのが欲しい。
何かぼやけた味っていうかね。
アクセントが。
ぼやけた味?調合の量を変え何度も何度もおいしい味を探します。
震災から3年厳しい現実に立ち向かっています。
被災地以外に住む人々にとって「風化とたたかう」とは一体何を意味するのでしょう?2月15日徳島の学生たちが集まって会議。
東北に行った事のない日本全国の若者2,000人が「被災地に足を運ぼう」という活動に参加しています。
社会人になったら行く機会とかもかなり少なくなるし時間もなくなるし…学生たちは現地でボランティア活動をしたりいろいろな人から話を聞く予定です。
被災地を見る事で自分にできる事は何か考えます。
徳島県は南海トラフ地震で大きな被害が予想されている地域です。
東北の大震災はまさに身近な問題なのです。
その人たちが助かる可能性が少しは高くなるかもしれないというんで。
2月19日。
徳島の学生44人を乗せたバスは岩手県陸前高田を目指しました。
学生たちが乗っているのは「きっかけバス」。
東北を訪れて何か次のきっかけをつかもうという活動です。
学生たちが初めて目にした震災の傷痕。
それはどこまでもどこまでも広がる空き地でした。
復興は進んでいるっていう話を聞いたので少し建物建っているのかなと思ったんですけどあまりにも何もなくてちょっとあぜんとしてます。
今日も一日よろしくお願い致します。
(一同)お願いします!学生たちはまずボランティア活動に参加しました。
この日の活動は遺骨や遺留品の捜索です。
多分皆さんと同い年くらいの年齢の方この間成人式ありましたけど…そういった方々の人数を一人でも減らすというのがこの作業の目的でしてご協力頂けたらなと思います。
作業は水中からくみ上げた土砂をふるいにかけその中から遺骨や髪の毛などを捜し出すというものです。
見つかればDNA鑑定に出します。
何か見つかったようです。
一応持っていきましょう。
お願いします。
髪の毛っぽいのかなという事で一応持っていきます。
頑張ります。
注意して見ていかな…丸一日工事の傍らでの作業。
学生たちにさまざまな事を考えさせました。
やっぱりこっち来てみたら…。
朝7時半とかにこっち着いたんですけどもうずっとショベルカーも動いとって。
そういう部分はこっち来なかったら分からなかったんで。
被災地に立ってみて初めて湧いた実感。
被災地の姿は明日のふるさとの姿かもしれないのです。
(司会)今日はよろしくお願いします。
この日学生たちは被災した方の体験談を聞きました。
当時ホテルマンだった釘子明さんです。
避難した陸前高田第一中学校で率先して人々の世話に当たりました。
徳島の学生たちにとって避難所の話はどうしても聞いておく必要がありました。
南海トラフ地震が発生した場合最悪徳島県の人口のおよそ半分36万人が避難すると予想されているからです。
釘子さんは避難所には備蓄倉庫がなく水も食料も足りなかったと言います。
避難所で一番何が必要だったか?これは生きるために水でした。
水の量を調べたんです。
中学校の屋上にはタンクがありまして水を調べたら2,000リットルの水しかなかったんです。
1,000人の方々がいらっしゃってなんとかそれで3日間もたせたいという事になりましてどうしても水の確保のために「お願いします」という事で水洗トイレをストップさせてもらいました。
もう一つはこういった小さい紙コップ150ccぐらい入る紙コップがあってそれに2/3水を入れて「今日お渡しできるのはこのカップ1杯の水です」と。
ここで皆さんに1つ質問をしたいと思います。
手を挙げて答えて下さい。
皆さんはいざとなった時に避難するべき避難所に行った事のある方まず手を挙げて下さい。
高く挙げて下さい。
何人ぐらいいらっしゃいます?手を挙げたのは僅か数人でした。
では皆さんはいざとなった時避難するべき避難所にどういった備蓄があるか知っている方手を挙げて下さい。
ゼロです。
これが今の日本の現状。
東日本大震災後南海トラフ700兆円の被害が出る。
1週間の備蓄が必要だと言っているのにもかかわらず何にも知らない。
おかしくないですか?震災を漠然としか捉えていなかった。
この事はどういう事かというと皆さんは災害に遭わないと思っているんです。
まず自分の避難所帰って確かめて下さい。
実はその事が今回の東日本大震災で亡くなった方々の一番の供養になる。
夜学生たちは語り合いました。
自分たちだって震災の事を考えていたはずなのに。
避難するじゃないですか。
それからの事を全然考えてないなと思って。
備蓄の話とか。
そう。
逃げてそれからどうするんだっていう話が今まで全く出てこなかったなと思って。
何で具体的に考えられなかったんだろう?3年たって風化しちゃったのかな?被災地を他人事だと思っている節があるっていう。
でもそれっておかしいんですよね。
被災したのは日本なんですよ。
ちょっと変な例えをこの班でもさせて頂いたんですけれども。
例えば「あっ小指が…けがした。
でも別にいいやん。
これ私の体じゃないし」というのどう考えてもおかしいんですよ。
「徳島の風化とは」って考える時に次に南海大地震東南海地震が起きた時にその東北の地震があってそれをどう生かせるか生かせてないかっていうのが。
生かせてなかったら風化したという事になると思うし少しでも生かせる事ができたら風化してないんだっていう事を知れると思うし。
「風化とたたかう」って被災地で起きた事を自分の事として未来に生かすって事なのかな?被災地で頑張るせんべい屋さんの菅原さん。
販売方法も一から見直そうと考えました。
岩手県が主催する商品開発相談会に出かけました。
この日相談したのはサービスエリアなどの商業施設を運営する会社。
そこの支部長や現場の店長などです。
販売のプロたち。
どんなアドバイスをしてくれるのかな?商品を手に取った人が指摘したのは菅原さんが思ってもいなかった事でした。
「食べてどう」っていうよりまず最初見た目なので。
味より見た目?パッケージが地味すぎて目立たないというアドバイスだったのです。
やっぱり最初に手に取ってもらうっていうところの扉が開かないとなかなか…。
そのほかにも食べ切りサイズの小さな物を作ったらどうかなどいろいろな指摘を受けました。
ありがとうございました。
相談してよかった。
菅原さんいい商品作りに本気で取り組む決意です。
被災地や陸前高田という言葉におんぶされて…そこに甘えてしまっているというのはあったのでそうではなくてどんどんどんどん風化していく中で5年後10年後町が再生して元どおりになったそのあとに神戸のように「被災地」と言われなくなったそのあとにいかに商品やお店として確立していけるかお客様に受け入れられているかというのを目指して頑張っていきたいなって思いますね。
この日も菅原さんはきな粉味のおかき作りにチャレンジです。
今度は塩を加える事にしました。
何かスイカみたいに甘さが引き立つんじゃないですか。
塩入れると。
試食してみて下さい。
味はどうかな?これはおいしいかもしれない。
これちょっと本格的に商品化できるんじゃないですか。
菅原さん頑張ってますね。
若いのにね。
きな粉味のおせんべい気になりますね。
食べてみたいね。
絶対買いに行きますからね。
学生たちの「きっかけバス」。
いろいろ考えますね。
うちの地域の避難所どうなってるんだろうな?ちょっと気になってきたな。
確かにな。
震災の教訓ちゃんと生かしたいですね。
(学生)黙とう…。
過去を明日につなげないとね。
「東北発☆未来塾」これからも若者の地道な取り組みを応援していきます。
番組から大事なお知らせです。
「東北発☆未来塾」の放送の曜日が変わります。
毎週月曜の夜11時からになります。
次回は3月31日の放送です。
お楽しみに!2014/04/02(水) 11:10〜11:30
NHK総合1・神戸
東北発☆未来塾「風化とたたかうチカラ せんべいとバス」[解][字][再]
東日本大震災から3年。被災地の内外で風化とたたかう若者がいる。岩手県陸前高田市のせんべい屋さんと徳島から来るバス。いったい何ができるかの?【ナレーター】川島海荷
詳細情報
番組内容
東日本大震災後、岩手県陸前高田市でせんべい屋さんを立ち上げた25歳の女性社長・菅原泰葉さん。今、売り上げの減少に悩んでいる。どうやって苦境を脱するか? その決意とは? 一方、徳島県から、初めて被災地を訪れる学生たち。ボランティアとして、遺骨や遺留品の捜索活動に参加した。地元の人から話を聞き、語り合う。「私たちも震災を考えていたのに…」。今、何ができるのかを考える。【応援団長】サンドウィッチマン
出演者
【出演】サンドウィッチマン,【語り】川島海荷
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ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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