(メールの着信音)
(アナウンサー)バスの車内からは数点の遺留品が発見されましたが捜索願が出された女子高生と運転手の行方は依然として不明で警察では事件と事故両方の可能性から捜査を続けています。
(後藤)あしたっていつだよ。
(彼女の父)後藤君。
(彼女の父)もうやめてもらえないだろうか。
正直迷惑なんだよ。
(後藤)俺諦められないんです。
(彼女の父)それは私も同じだ。
だが君からメールが届くたびにあの子がいない事実を突き付けられるようで…。
(彼女の父)これは君が持ってるといい。
失礼します。
(後藤の母)あっ…あの…。
(メールの着信音)ん?
(メールを打つ音)
(バイブレーターの音)俺も寂しいよ。
ん?
(後藤の母)あっ…。
何してんだ?母さん。
あっ!忘れなさい!忘れるの!ざけんなババア!うわっ!うわーっ!!あっ…英徳!
(バイブレーターの音)考えてねえな…。
(バイブレーターの音)・母さん。
ん?あっ…。
俺警察官になる。
あいつも賛成してくれた。
そう。
頑張んな。
ん?・お願いします。
お願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
(彼女の父)お願いします。
お願いします。
よろしくお願いします。
手伝います。
えっ…。
お願いします。
お願いします!ああ。
知比留ってとこにな。
まあちょくちょく会えるよ。
(灰司)《またあしたねごっちん》
(銃声)
(灰司)フフフ…殺しませんよ。
後藤さんビビり過ぎ。
てめえ…。
(灰司)あなたが死んだら彼は二度と立ち直れなくなる可能性がある。
それより一生消えない深い傷として僕が彼の中に刻まれる方がいい。
つまりあなたが僕を殺すことこそ望ましい。
本気でいかれてやがる…。
そんなことのために死ぬっていうのか?そんなことのために死ぬ人は今までいっぱい見てきたでしょ。
とはいえあなたは警官だ。
僕を数発殴って逮捕するだけじゃ困るんです。
僕を殺すだけの確証が欲しい。
おい…何だ…。
あなたの異常性のスイッチを押させてもらいます。
おい…やめろ。
やめろこら!ふざけるな!やめろ!やめてくれ…頼む!ああ…。
やめろ…それだけは!それだけは…頼む!消さないでくれ!頼む!頼む!消すな!消さないでくれ!何でもする。
やめろ…。
それを消したら…あいつは…。
本当にあいつは…。
死んでますよきっともう。
あっ…ああ…。
奇麗になりましたね。
ん?後藤さん?チクショー…。
チクショー!殺す!殺してやる!よくも…よくもこのガキ!素晴らしい…。
ぶっ殺してやるー!そうそうそれですよ。
殺す!てめえを殺す!あ〜…。
全てが僕の思うがままだ!早く来ないかなぁサムライフラメンコさん。
(今野)会ってきましたよ澤田灰司君の両親と。
二人で灰司君の言いなりになって戸籍や死亡届まで偽造したようです。
しかし彼らも憔悴してました。
息子の行動についていけなくなったんでしょうね。
(今野)僕に見つかったことで踏ん切りがついたみたいです。
(今野)警察に出頭するって言ってましたよ。
(正義)分かりました。
ありがとうございます。
殺す!ぶっ殺してやる!
(正義)後藤さん!?おい!こいつを外せ!この野郎…ぶっ殺す!ようこそ。
サムライフラメンコさん。
(アナウンス)「おかけになった番号は電波の届かない場所にあるか電源が入っていないため…」
(石原)あの野郎…。
(灰司)遅かれ早かれ僕は捕まります。
少年院か病院に放り込まれるでしょう。
更正プログラムを受け世間から隔離される。
それはいけない。
あなたの敵になれない。
なら今あなたの大好きな後藤さんに人殺しをさせた少年として死ぬ方がいい。
君の死がどうしてサムライフラメンコのためになるんだ?町の悪と戦い国と戦い宇宙人と戦ったサムライフラメンコさん。
もう全ての正義はやり尽くしたと思ってますか?いや違いますね。
あなたはまだダークヒーローになっていない。
そのために足りないのは傷だ。
闇だ。
僕が死ぬことであなたは心に傷を負いダークヒーローとして新たな戦いを始めることができる。
(灰司)サムライフラメンコダークネスの誕生ですよ!バカげてる…。
なぜそんなことに命を懸けられる?最後だから言っておきますが最初にあなたの動画をネットにアップしたのは僕です。
僕はあなたに会って変わった。
そして僕の行動であなたは有名になりヒーローへの道を走りだした。
分かりますか?僕たちは互いに育て合ってきた。
これからもそうするんですよ。
あなたの傷になりたい。
生涯消えない傷に。
それが僕の願いです。
後藤さん…。
殺す…。
俺にそいつを殺させろ!さあクライマックスだ!あっ…。
爆発の前に持ち出しておきました。
さあサムライフラメンコに変身してください。
殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!少し黙っててください。
焦らなくても殺されてあげますよ。
ずっと考えていた。
君とどう戦えばいいのか。
どうすれば君を止められるのか。
どうすれば君を救えるのか。
最初に出た答えは死ぬことだ。
僕が死ねば君は悪事をする理由がなくなる。
だがそれでホントに全てが解決するのか?結局問題から逃げることになりはしないか?悩む僕に師匠がヒントをくれた。
石原さんも教えてくれた。
愛について。
だが僕は愛を知らない。
早くスーツを着てください。
断る。
君の目的がサムライフラメンコへの悪事である以上サムライフラメンコでは君を救えない。
だから羽佐間正義として君にぶつかるしかない。
一人の男の…。
生身の羽佐間正義として!なっ…!?正直僕には愛が分からない。
だが師匠を石原さんを信じることはできる。
僕と君に必要なのが愛だとするなら二人でそれを探そうじゃないか!さあ…いくぞ!来ないでください!そんなもの僕たちに必要ない!わっ…あっ…。
灰司君!わっ!何するんですか!?僕にはこれしかできないんだ。
でも心配するな。
君の全てを受け入れてみせる!違う…僕はこんなものが欲しかったんじゃない!放せよ変態!放すものか!僕は世界でただ一人君のことを考えている人間だ!あっ!あっああ…。
あっ…。
後藤…さん?どけ。
どきません。
やめてください。
それでは僕の計画が…。
黙ってろ!銃をしまってください。
後藤さんがそんなことをする必要はありません。
そのガキはなあいつのメールを消したんだ。
あいつの残した最後のメールだぞ。
生きる資格なんてねえ!そのガキのせいであいつは本当にいなくなっちまった。
俺はホントに一人になっちまった!生かしておけるか!そっそんな…。
後藤さんは一人じゃありませんよ!知ったふうな口を利くな。
お前に何が分かるってんだ!わっ分かりませんけど…。
けど…でも…。
えっと…。
後藤さん!結婚しましょう!はあ?ぼ…僕が彼女さんの分まで頑張りますよ。
ご…後藤さんのために。
だからけ…結婚しましょう!何言ってやがる。
バカかてめえは!ものすごく真面目です!これからは僕が後藤さんを守ります!はっ!分かった。
これが愛なんだ。
ふざけんな!適当にごまかすんじゃねえ。
そんなの愛なわけあるか!じゃ…じゃあ後藤さんは愛が何か分かるんですか!?てめえよりは分かるよ。
この童貞が。
ごっ…後藤さんは違うんですか!?うるせえ!今そんな話してんじゃねえだろうが!だいたいこの期に及んで何が愛だ!そんな昨日今日聞きかじってきたような言葉で俺を止めようとするな!説得力がねえんだよ!だってしょうがないじゃないですか!僕にはもうこれしか武器がないんだから!お前いっつもそうだよ。
考えなしで突っ走ってちったぁ先のこと考えろよバカ!ぼ…僕がいなかったら地球はフラメンコ星人に征服されてたんですよ!知るかバカ!何がフラメンコ星人だバカ!もっとましな宇宙人に征服されろバカ!バ…バカって言う方がバカですよ!後藤さんのバーカ!何だとおら!バカですよバーカ!こんなことしたって彼女さんが悲しむだけじゃないですか!バーカ!バカバカバーカ!バカ!バカバカ!バカバカバカバカ!バカ!バカバカバカバカバカバカ!バカバカバカバカ!あ〜もう!後藤さんのバカー!!ハァハァ…。
うるせえ…変態。
あっ…。
後藤さん…。
あっ…。
愛?
(まり)こらガキ。
(まり)私には愛がどうだのなんて通じねえぞ。
(まり)よくもうちのメンバーやってくれたな。
フッ…。
(灰司)うあっ!ん?ダイヤ!?来るな!つぶすぞ!ほ…ほどほどに…。
・
(物音)後藤さん!?大丈夫ですか?後藤さん?
(バイブレーターの音)あっ…。
あいつ行っちまいやがった…。
(まり)フン…キモい。
あんな二人に割って入ろうなんてのがバカだったのよ。
ふてくされてないであんたもさっさと自分の仲間を見つけな!
(蹴る音)
(灰司)ぎゃっ!
(原塚)いや〜あのケガから半年で全快とは…。
(原塚)やはりヒーローは違いますね。
要長官。
(要)館長だよ館長。
今はこのミュージアムの館長。
(桜)すてきよダーリン。
(要の妻)あらあら。
養豚場体験入学ツアーはこちらではありませんわよ。
(碧)今になって気付いたのですがこのスーツ安全性がほとんど考慮されていませんね。
(闇児)まっあのころは夢中でやってたからな。
(碧)おじいさんはご健在ですか?ブラック。
ああ。
俺が仕事のときはまたホームに預けてるんだけど。
新しい友達もできたみたいで元気にやってるよ。
(蒼一)終わってみればめでたしめでたしっすね〜。
1年前の戦いが夢のようっす。
(桜)あのときどさくさに紛れてあの女だけはやっとくべきだったわ…。
レッドの姿が見えませんが…。
(蒼一)何か遅れて来るみたいっすよ。
(碧のめい)わ〜カッコイイ!だろう?しかもこのアイテムは合法なんだよ。
(要)ようこそ皆さん!どうぞごゆっくり世界を守ってきたヒーローたちの足跡をご堪能ください!元総理から祝電が届いています。
「なぜ私のアーマーが敵側ブースに展示されているのかね?」
(今野)盛況ですね。
要さんもはしゃいでおいでだ。
(石原)ですね。
(石原)ありがとうございました。
(今野)はっ?羽佐間の力になっていただいて。
何ですかそれ。
(石原)えっ?やだな〜。
ああやだやだ。
そんなにしおらしいの石原さんじゃありませんよ。
正直言って気色悪いです。
全然面白くない。
はあ!?わ…私はただ社会人として一言お礼を…。
そういうの結構ですんでいつものイライラしている石原さんに戻ってください。
(石原)なっ!?
(バイブレーターの音)
(石原)はい!何してるの?今どこ!?
(灰司)どうしてこんなにしょっちゅう僕に会いに来るんですか?僕が苦しんだり落ち込んだりしているのが見たいんですか?まああなたにはその権利があるんでしょうけど。
そんなわけじゃないよ。
僕はただ君が変わるのを見たいんだ。
残念ですが僕は変わりませんよ。
ここを出たらまたあなたのところへ行きます。
それならそれでいいよ。
君がそうしたいならそれでいい。
ただし他の人は狙うな。
僕だけにしろ。
そしたら僕は全身全霊で相手をする。
一生かかってもだ。
フッ…バカじゃねえの…。
また来るよ。
アハ…。
・
(ドアの開閉音)ん?済んだか?はい。
元気そうでした。
俺はまだあいつを許したわけじゃねえ。
分かってますよ。
おっさんの方間に合うのかよ?どうでしょう。
タクシーとか全然通りませんし。
みんな集まってんだろ?少しでも顔出してこいよ。
後藤さんは行かないんですか?俺は今日で謹慎が解けるんだよ。
戻ったら派出所だ。
戸塚さんが頑張ってくれたおかげでな。
またぽつぽつ事件とか起きてきてるからな。
忙しくなる。
そうなんですよね。
彼女は張り切ってるんですけど。
(まり)ツアー再開!それと瑞希萌の復帰を祝って!
(まり)ミネミラ〜…。
(一同)ゴー!
(瑞希)よっしゃ行こか。
(萌)アイアイサー!
(まり)瑞希!萌!
(瑞希)何や?
(萌)はい?
(まり)ライブの後にアンコールがあるからね。
オウ!マーベラス!
(瑞希)またかい…。
世界はまた変わろうとしてるのかもしれませんね。
でどうするんだよ?同じことをするだけです。
僕にはこれしかできませんから。
まっそれが一番お前らしいか。
(メールの着信音)おっ。
おっあいつだ。
えっ…!?彼女さん旅に出たんじゃないんですか!?旅先から送ってくんだよ。
お前には関係ねえ。
そんな!冷たい!ちょっ…触るな変態!やめろ…やめろ!あっ!2014/04/02(水) 02:48〜03:18
関西テレビ1
[終]サムライフラメンコ[字]【真のヒーロー誕生までの物語を描く】
灰司に捕らわれた後藤のもとに正義は駆ける。自らヒーローとなることを望んだ正義が見い出したものとは。“サムライフラメンコ”の物語、遂にクライマックス!
詳細情報
番組内容
大人になりたくない、“大人たち”へ———
監督・大森貴弘×シリーズ構成・倉田英之×キャラクター原案・倉花千夏×制作・マングローブ
斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義の味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、
番組内容2
この世界で「正義の味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!
監督は「デュラララ!!」「夏目友人帳」など、実写的な演出に定評のある実力派・大森貴弘、構成は「R.O.D」「ガン×ソード」など、独創的なセンスを放つ倉田英之、キャラクター原案は「うたの☆プリンスさまっ♪」「アクエリオンEVOL」
番組内容3
など、絶大な支持を誇る倉花千夏、そして、「ミチコとハッチン」「サムライチャンプルー」など、オリジナルアニメーションの新境地を追い求めるマングローブが制作を担当する!
大人になりたくないなれないスタッフが、大人になりたくない“大人たち”へ贈る、愛と正義の物語———
出演者
羽佐間正義: 増田俊樹
後藤英徳: 杉田智和
真野まり: 戸松遥
三澤瑞希: M・A・O
森田萌: 山崎エリイ
要丈治: 小杉十郎太
原塚淳: 大川透
石原澄: 中村千絵
今野明: 三上哲
ほか
スタッフ
【原作】
manglobe
【監督】
大森貴弘
【シリーズ構成】
倉田英之
【キャラクター原案】
倉花千夏
【キャラクターデザイン】
山下喜光
【アクション作監・デザイン】
山田起生
【プロップデザイン】
常木志伸
【美術監督】
栫ヒロツグ
【美術設定】
加藤浩
【色彩設計】
海鋒重信
【撮影監督】
高橋賢司
【編集】
関一彦
スタッフ2
【音楽】
玉井健二&agehasprings
【アニメーション制作】
マングローブ
【製作】
Project サムメンコ
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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