(テーマ音楽)
(鹿賀丈史)大西洋の荒波が打ち寄せる火山島。
大航海時代ポルトガルの帆船が必ず立ち寄った島です。
溶岩を利用して土地が区切られ牛が飼われています。
石壁は絶え間なく吹きつける海風を防いでいます。
ポルトガル・リスボンの西1,500kmの大西洋に浮かぶアゾレス諸島。
その中心にテルセイラ島があります。
テルセイラ島の町アングラ・ド・エロイズモ。
波静かな入り江に恵まれ15世紀以降アジアや新大陸への中継地として栄えました。
ここは大航海時代の重要な港でした。
大西洋を横断するには途中で食糧や水を補給したり船を修理する必要があったからです。
16世紀には波止場の入りに要塞が築かれました。
商品を海賊から守るためだけではなく列強諸国も戦略上の要衝としてアングラの町を狙っていたからです。
大西洋を行き来する船は必ずこの港に立ち寄らなければならないという取り決めも出来アングラの町はますます発展します。
それから4世紀19世紀の末になると帆船の時代が去りアングラの役割も終わります。
そして1980年の元旦。
突然の大地震が町を襲いました。
死者は50人を超え歴史的建造物もほとんどがれきと化しました。
大聖堂をはじめ現在の町の建物は昔と同じように入念に修復されたものです。
1568年に建てられた大聖堂は地震で壊れ柱だけしか残っていませんでしたが天井や壁装飾なども完全に復元されました。
ユネスコの助成による修復作業は厳しい監視の下で行われ昔のままの姿が取り戻されました。
バルコニーを備えた優美な建物はルネサンス様式の遺産です。
町の復興は今もまだ続いています。
15世紀に建設されたサン・フランシスコ修道院も修復中です。
大航海時代喜望峰を回る新たな航路を発見したバスコ・ダ・ガマは帰国後共にインドに行った兄の死に出会い兄をこの修道院に埋葬しました。
アングラが大航海の絶好の中継地となったのは大西洋に浮かぶ島という地理的条件だけではなくここには真水が豊富にあったからでもあります。
つの時代を支えたアングラ・ド・エロイズモ。
時代の幕が下り多くの人が去っていきました。
今島の人々は牧畜と漁業を中心とした静かな暮らしを営んでいます。
2014/04/01(火) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモ〜ポルトガル〜」[字]
大航海の中継地 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
大航海の中継地 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】鹿賀丈史
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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