こんばんは中井貴一です。
働く大人のオアシスといえば…こちらの食堂は毎日およそ600人の胃袋を満たしています。
出た出た肉食系。
昼からガッツリ。
いいですね。
何でもこの豚カツ社員のために調理スタッフが考えたアイデアメニューなんだそうですが…。
うんうん?うんうん?何か入ってる入ってるよ。
今回やって来たのは米どころ新潟にある大手米菓メーカー。
作っているのはおよそ200種類のあられや煎餅。
原料はどれもお米とはいっても商品によって種類を変えているそうです。
でさっきの豚カツには…。
バ〜ンこれ!衣に混ぜていた…年間出荷量はなんと1,500t以上。
それにしても毎日ここに600人が集まってくる訳でしょ?そこで「サラメシ」は気になっちゃったんですよ。
社食に一番に来る人ってどんな人かって。
いちばん乗りって事は今日一番の腹ペコさんに違いない。
はたまた何か急ぎの用事でもあるのか?仕事を忘れ…いやそんな訳はない。
という訳で社食のいちばん乗りに突撃。
(チャイム)さあランチタイムスタート。
どんな腹ペコさんが現れるのでしょうか?
(スタッフ)おめでとうございます。
(スタッフ)あなたが今日のいちばん乗りです。
おめでとうございます!…じゃなくてホントにすいません。
びっくりしたでしょう?この日社食のいちばん乗りは…仕事で試食なんて事も多いそうで昼はいつも軽めの麺類で。
なるほどね。
誰より腹ペコだから一番という訳ではなさそうですね。
さて気になるサラメシは?トロトロのあんにユズの香りが食欲をそそります。
山菜ごはんもほっかほか。
(一同)頂きます。
一緒に食べるのは同じ部署の仲間。
いつもいちばん乗りなんでしょうか?はいいいツッコミ。
商品開発に携わり14年という田村さん。
実は社食の一番にはこんな理由が。
(スタッフ)一番いい場所。
なるほどね。
テレビの前ですか。
仕事してないじゃなくて仕事熱心なんですよね田村さん。
田村さんは現在海外向け商品のパッケージを考案中。
新しい何かを生み出すためいつどんな時も情報収集。
社食の一番いかがでしたか?聞いてみたら一番には一番なりの理由があるものなんです。
…って事でほかにも探してみたくなりました。
きっといろいろあるはず社食の一番。
まず気になるのは一番人気のメニュー。
この日ランチに出た230食のうち90食を占めた社食の一番。
日替わり定食の…具だくさんのタルタルソースが人気の秘密。
こちらのテーブルなんてみんなチキン南蛮。
皆さんにお聞きしました。
あなたが知ってる社食の一番教えて下さい。
言葉に出さなくても伝わる優しさが社食の一番。
ほら見てほら見て大盛り。
すごい大盛り。
続いては社食で一番女性が集まっていたテーブル。
皆さん一人仕事が多いそうでランチ時は自然と女子会に。
食べ物を仕事にするならまず食べる事。
…で社食の一番は?
(チャイム)実はこちらの社員食堂は2交代制。
つまりもう一人いるんですよいちばん乗りさんが。
はいおめでとうございます。
え〜ってもう追いつかないぐらいまっしぐら。
麺類はゆで時間がかかる。
だからどうしても列が。
それに並ぶのが嫌で急いで来るそうです。
早く戻ってお昼寝したいから僅か5分で完食。
お見事です。
まだまだこんな社食の一番も。
こちらは社食で一番長〜い横並び。
材料の仕入れを担当する皆さん。
数ある席から何でここ?仕事熱心で何より。
…で社食の一番教えて下さい。
え〜っと聞きたいのは社食の一番なんですけど。
ああ〜工場長のサラメシは五目中華丼ですか。
いやあの工場で一番偉い人を見ちゃったらねやっぱりねえ…。
そうそう会社で一番偉い人のサラメシ。
こちら…社長だって腹が減る。
だって働く大人ですから。
あら社長も並ぶんですねちゃんと。
社外での仕事が多い田中社長。
会社にいる時は分刻みで続々と社員がやって来ます。
社長と対面で報告なんて緊張しちゃうんでしょうねきっと。
それにしても随分オープンな会議室。
そういえば社長室はどちら…?何でもオープンに話したいという田中社長。
だから社内での食事は必ず社員食堂へ。
ヘルシーにごはんは少なめ。
社食ではいつも誰かの隣にふら〜っと座るのが社長スタイル。
この日は先ほど報告に来ていた方や若手社員のいる席へ。
社長のランチ拝見です。
やった事ないっけ?ないんです。
おっおっ?どうしました?今度は通りかかった方が呼ばれたみたいですね。
どんな話なんでしょうか。
皆さん割と普通に話してますが社長とのランチは初めてって方も。
いや…。
ちょっと何言ってるか分かんなくなってきたんですけど。
でも何だかんだ言ってみんな楽しそう。
社食の一番。
次はあなたの社食に行っちゃうかも。
…いや是非行かせて下さい。
誰にでも昼は来る。
弁当箱の中の小さなドラマを探して東へ西へ。
お弁当ハンター阿部了さん。
おっサリーちゃん。
今回やって来たのは…練馬は人呼んでアニメの街。
日本のアニメ制作が本格的に始まったこの街には今もアニメーション関連の会社がたくさんあるんです。
今回訪ねるのはアニメの背景画などにも使う絵の具を作っている工場です。
あっいいですねこれ。
(シャッター音)
(阿部)その書類は何ですか?創業64年。
17人が働く絵の具工場のお弁当をのぞき見です。
早速阿部さん興味津々。
ここで行われているのは充てん作業。
練り上がったポスターカラー65色を一色ずつチューブに詰めていきます。
新学期に向け春は大忙し。
工場最年少…充てんする色を変える度にタンクをきれいに洗い直します。
この日は10色を詰め替えました。
仕上がったチューブの重さはてんびんばかりで1本ずつチェック。
これで一日およそ…1万本を仕上げます。
個人部屋です。
次にやって来たのは小さな研究室でしょうか。
部屋の主は入社50年のベテラン…世界中から仕入れた350種類の顔料を混ぜて絵の具の配合表レシピを作成します。
1965年に放送された日本初の連続長編カラーアニメ「ジャングル大帝」。
この空の色セルリアンブルーを作ったのも赤尾さんでした。
同じ色を作りたくても100%同じ顔料が手に入る事はまずないそうです。
新しい顔料の性質を見極め以前と全く同じ色を再現する技術の力。
女性っぽいというのはどういうところが女性っぽいんですか?顔料がやわらかいんですよ。
やっぱり女性やわらかくて。
はい。
これが絵の具のレシピ。
一つの色を配合するのに40回はやり直し。
目指す色が作れた時は50年やっていてもやっぱりうれしい。
これは顔料…?顔料の配合をするとこなんですよ。
赤尾さん入魂のレシピを基にその100倍の量を配合。
こちらは入社14年の林さん。
今作っているセルリアンブルーは顔料を4種類。
更に定着剤防腐剤などを混ぜていきます。
ある程度混ぜたらここからが絵の具作りのメイン作業。
ローラーにかけ材料を均等に混ぜ合わせる分散という作業に移ります。
いくつもの顔料が均一に混ざり合うまで何度も何度も繰り返しローラーにかけてやっと求める色や質感に出会えます。
一色作るのに2日。
硬い顔料を使うと色が出るまでに1週間かかる事も。
CG全盛の時代。
でも日本のアニメの背景画にはまだまだ絵の具が欠かせません。
筆でしか描けないやわらかさがあるのだと赤尾さんは言います。
分からないですか?分からないけれども…。
最後は必ず基準の色と見比べて…。
地道な作業が変わらぬ色を守り続けているのです。
さあお待ちかねお弁当の時間です。
皆さん休憩室に集まってきました。
あの〜孫。
充てん作業37年の…お孫さんとの話題はいつもお弁当。
ローラーを回していた林さんは自作弁当。
必ずのりを自分で切るのがこだわり。
(阿部)やっぱり丼系そういうの好きなんですか?
(林)好きですね。
そうですね。
金澤さんすごいこれ…。
はい。
すごい量だね。
あれここにくっついちゃってるんですよ。
(金澤)ちょっと…載っけた時に残っちゃった。
充てん担当金澤さんのお弁当は高校生の妹さんが作ってくれます。
それにしてもボリューム満点。
おいしいです。
日本のアニメ界を支える小さな絵の具工場。
そこで働く人を弁当で支える家族がいる。
今日出会ったのはこんなお弁当たち。
ごちそうさまでした。
それにしても気になる。
お弁当を作ってくれる妹さんってどんな人なんでしょう?今日は絵の具工場の金澤さんの妹文子さんの台所へ。
文子さんは朝…ではなく前の日の夜お弁当を作ります。
夜間タクシーを運転するお父さんの分と一緒にお兄さんの分まで。
定番メニューは厚焼き卵。
塩と砂糖めんつゆを目分量で。
お母さんは仕事で遅くなるため家事は家族みんなで分担。
料理が比較的うまいという理由で次女文子さんがお弁当担当に。
う〜んおいしそうに焼けました。
2人ともとにかくたくさん食べるので作りがいがあるそうです。
出来ました。
お父さんが大好きなマヨネーズがたっぷり。
ボリューム満点。
ヤング弁当2人前。
ボリューム満点すぎて蓋が閉まりません。
2人の仕事を支える16歳。
ちなみに自分のランチは学食のパンがお気に入りなんだそうです。
ありがとね。
(文子)は〜い。
お父さんお弁当パワーで朝までお仕事頑張って!あの人も昼を食べた。
大きな役者。
皆がそう口をそろえる。
十二代目市川團十郎。
彼が真新しい舞台を踏む事はなかった。
しかし彼の愛した味は今も変わらぬまま。
歌舞伎座から歩いてすぐ。
60年続くのはシチューの専門店。
公演があれば毎週でも食べた。
駆け出しの頃からのなじみ。
十数種類の野菜とハーブ。
そしてたっぷりの牛肉を丸一日煮出して作るスープ。
丁寧に脂を取る事。
その手間がさっぱりとしたこくを生む。
ルーを加えたあとはとにかくじっくり。
火を入れて寝かせ火を入れて寝かせる。
3日繰り返せば味に深みが増してくる。
具と合わせるのは最後に。
土鍋は出前でも冷めにくい。
その温かさが楽屋に喜びをもたらした。
ギュッと凝縮された食材のエキスは團十郎の荒事荒々しく豪快な歌舞伎を演じる体力となった。
60を前に病で倒れた時も病室で食べたいと特別に運ばせた。
彼の人柄をしのばせる復帰後のエピソードがある。
やっぱり出前の下げ物を見ると非常にきれいに。
我々もう洗い直さなくてもいいんじゃないかってぐらいピッカピカに食器を返して下さいますね。
團十郎という名が持つ格がある。
19歳で父を亡くし大きな後ろ盾を失ったあとどんな思いで名跡を背負い続けたのだろう。
生前よく話していた。
「歌舞伎において新しきはほんの2%でいい」。
伝統という変わらぬものを誰よりも大切にした男。
これが十二代目市川團十郎が愛した昼ごはん。
ごちそうさまでした。
今日もお相手は中井貴一でした。
2014/03/31(月) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
サラメシ[字]
▽新企画「社食のいちばん」は社員食堂で様々な「一番」を探す。今回は新潟の米菓メーカー社食に潜入!▽アニメに使われる絵の具をつくる職人さんたちのこだわり弁当。ほか
詳細情報
番組内容
▽新企画「社食のいちばん」では社員食堂でさまざまな「一番」を探す。今回は新潟の米菓メーカー社食に潜入! 一番人気のメニューは? 一番最初に食堂に来る人は? ▽「お弁当を見に行く」は東京都練馬区の絵の具工場を訪れる。アニメーションの背景画に使われる絵の具の生産には、熟練の職人さんの技が欠かせない。働くみなさんのおいしそうな弁当を拝見! ▽十二世 市川團十郎があいしたランチ。
出演者
【語り】中井貴一
ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
バラエティ – 料理バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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