きょうの健康 病気を予防したい!「がん予防 5つの鉄則」 2014.03.31

(テーマ音楽)皆さんの健康に役立つ確かな情報をお伝えします。
「きょうの健康」です。
番組は今日から新年度となります。
心新たに分かりやすい情報をお伝えしてまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
さてテーマですね。
こちらをご覧下さい。
今週は「病気を予防したい!」と題してお送りしていきます。
予防したいですよね。
そうなんですね。
今年度はこうした病気の予防それから早期発見についてより詳しくお伝えしていきたいと思うんですがまず今週はこの4つの予防に注目します。
おや…これを見ますとがんや糖尿病脳卒中寝たきりホントに防ぎたいものばかりですよね。
まず今日のテーマはこちら…さあ今日は主にこんな事をお伝えしていきます。
がんは遺伝するかなどの疑問にもお答えしていきます。
知りたい事ばかりですよね。
今日も専門家をお迎えしております。
分かりやすくお話を伺ってまいりましょう。
ご紹介致しましょう。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
今日最初のテーマ「がんを防ぐ」予防できるのかという事はこれ大変大きな関心があるテーマなんですが研究は進んでいるんでしょうか?日本人を対象に大規模な疫学調査というものが複数行われておりましてどんな人ががんになりやすいのかなりにくいのかというものがだんだん分かってきて特に日本人にとって優先度の高い確かな予防法というものの全体像がようやく見えてまいりました。
それでは具体的に見てまいりますよ。
まずその内容を項目で見てみましょう。
久田さん。
がん予防5つの鉄則とはこちらです。
最新の研究成果が全て盛り込まれています。
パッと見ますとそれほど意外だなと思うような事はないんですがここにこの深い背景が実はある訳ですね。
伺いましょう。
まずはタバコをやめようという事ですがどういう事でしょう?喫煙というのはがんの最大の原因である事は間違いなく男性においては約30%がタバコが原因だというふうに推定されてます。
それからタバコ吸わない人に比べてタバコ吸う人は約1.5倍リスクが高くなりこれは75歳までにがんになる確率が吸わないと20%なのが30%になるという事になります。
上がりますよね。
がんの部位としては肺がんは皆さんご存じだと思いますけどもリスクが4.5倍になりますが…ありとあらゆる部位の臓器のがんのリスクになりますね。
それはタバコ煙中に含まれるタールの中に発がん物質がたくさん含まれているという事が原因ですね。
なるほど。
タバコはがんの最大のリスクともうこれ断言していいという事なんですね。
そうですね。
間違いないですね。
これ愛煙家から言わせますとね「もう何十年も長く吸ってたんだよ」と。
「今更やめてももう駄目でしょう」という方いそうなんですがどうでしょう?そんな事はないですね。
これ例えば肺がんとの関係ですけれども喫煙者は4.5倍というリスクですけれどもタバコをやめてから1年から9年たつと3倍に下がりそれから10から19年たつと1.8倍。
それから20年以上たつともともと吸わない人のリスクに近づくと。
ただなるべく早い時期にやめた方がいいですね。
これを見ますといつやめてもいいと。
すぐにやめるべきですよね。
ただ自分は吸わないという人も受動喫煙もやはりリスクになるんですよね?それは間違いなくて例えばタバコを吸わない女性の場合は…これは非喫煙女性が肺がんになった場合約30%はご主人のタバコの煙が原因だというふうに推計されますね。
そう考えると嫌ですね。
あとそのほかにも閉経前の乳がんにも関係しているだろうというふうにいわれてます。
自分が吸わないのにというところがね…。
納得し難いとこですよね。
やめてほしいですねやはりね。
さあ次の項目いきましょう。
「飲酒はほどほどに」という微妙な表現ですがどういう事でしょう?適量までならばリスクはあまり上がらないという事が知られていますので。
適量の目安というのは大体日本酒なら1合ビールなら大瓶1本と。
そこに書いてあるとおりなんですけれども。
これが適量?そうですね。
リスクがあるがんの部位としては…多くの部位のがんのリスクを上げます。
一つはアセドアルデヒドというアルコールが分解されるものが発がん性があって特に食道がんとの関係があって顔が赤くなるタイプでアセドアルデヒドが体に残りやすいタイプの人は特に量を気を付けた方がいいですね。
それからそれだけじゃなくてアルコールが細胞の複製に重要な栄養素に影響を与えてがんのリスクになりやすいというようなメカニズムが大腸とか乳がんとかでは考えられています。
よろしゅうございましょうか。
ここに書かれているのがほどほどの量で。
これを超えて飲み過ぎれば飲み過ぎるほどこうしたがんのリスクは高まるというふうに理解したいですね。
それでは次です。
これ食事の注意のように見えますね。
減塩とか野菜果物。
どういう事でしょうか?日本人の食事において最も重要なのは塩分の問題ですね。
特に日本人は塩分が非常に多くて胃がんのリスクをほぼ確実に上げるというふうに考えてます。
特に塩辛とか魚卵とか漬物とか塩分濃度濃いものを食べると胃の粘液に影響を与えていろんな粘膜を傷つけやすくなるというような事などが想定されています。
なるべく控えた方がいいと思いますね。
そして野菜…。
野菜不足だと食道とか胃のがん。
果物もそうですね。
それから更に果物が不足すると肺がんのリスクになると。
大体ほかの生活習慣病の予防も考えて野菜の目安としては1日350g果物は100g程度をとる事が望ましいというふうに考えられてます。
この理解は野菜や果物をとればとるほどいいという事ではない訳ですね。
そうですね。
不足するとやはり特にリスクが上がるという事ですね。
そしてこちら…。
熱いものですね。
これは熱いものが特に食道とか口腔咽頭ですねそこの粘膜を傷つけてそこら辺のがんのリスクを高めるという事が考えられています。
食事に対する注意でございました。
続いては「体をしっかり動かす」という事もいいんですね。
これは運動ががんの予防にもつながるというような事は少し意外なところを感じる方もいらっしゃるかと思うんですがやはり仕事とか余暇で体をよく動かしてる人ほどがんのリスクとかあるいは場合によってはがんの死亡リスクを下げるというような事もデータがたくさん出てきていますね。
すごいですねこの数字を見るとね。
特に結腸がんは4割減るし男性においてはですね。
それからそのほかにも乳房とか子宮体とか子宮体がんとか肝臓とかすい臓がんなどのリスクも下げるであろうというふうに考えられています。
体を動かす内容というのは激しい運動という訳じゃないんですよね?仕事でも運動してる人はそれで十分だしずっと座ってる人はウオーキングをしたりとかあるいは主婦の方は家事やってるだけでも体動かす事になるし。
子どもと遊んでも体動かす事になりますよね。
何でもいいので体動かす。
できたら週1回ぐらいはジョギングしたりとか汗が出るような運動をするとなおいいというふうに考えられています。
そして次の項目でございますが…またこれも微妙な表現なんですけれどもね。
どういう事なのか数字で見てみましょうかね。
久田さん。
中高年の男性の場合肥満度を示すBMIが21から27の範囲ならがんのリスクは高くなりません。
身長170cmですと61kgから78kgの範囲です。
女性の場合はBMIが19から25の範囲です。
我々健康番組でいろいろ肥満に注意とお伝えしてるんですがねこの数字ね17078これ立派な肥満かと思いますがいいんですか?ただ日本人の場合がんのリスクについて言えば極端に太ってなければリスクは上がらないという事が示されていてむしろこちらの方の痩せてる方向にいくとがんのリスクが高まるという事も示されてるので太りすぎても痩せすぎてもいけないと。
ただし太っていて血圧が高いとか糖尿病がある人はその病気の治療のために痩せるというような事が重要ですね。
さあ5つの鉄則順次見てまいりましたが更に気を付けなければいけない事がありますね。
まずは久田さんからです。
はい。
がんの確実なリスクがもう一つあります。
それが感染です。
こうした感染ががんのリスクとなるという事をお示し頂きましたが特に注意して頂きたい事は…?まず肝臓がんで言えば感染者はそうじゃない人に比べてがんになるリスクは何十倍も高いので。
それから中高年の人たちは感染してる人は数%程度いるというふうに考えられているので一度は検査をしてウイルスに感染してるかどうかを調べる事が重要ですね。
ちゃんと今適切な治療をすれば肝がんになるリスクが下がるというような事も明らかになってますので是非知って下さい。
感染してるかどうかをですね。
ここからは気になる3つの疑問について見ていきたいと思います。
それはこちらです。
まず一つ目の疑問…これもね気になりますね。
「親ががんなんだけど」という方もいらっしゃいますしね。
そういうふうに考えられてる方はたくさんいらっしゃるんですが実際は生活環境の影響が非常に大きいという事が明らかになっていまして今は高齢化社会になるとがんの人っていうのは非常に増えてますので例えばおじいちゃんおばあちゃんががんになる。
そういう家系というのは珍しくない訳ですね。
ただ大腸がんとか乳がんの一部には明らかに遺伝するがんという事も知られていてそういうがんは30代とか40代とか若い時に発生しますので周りにそういう若いがんがある場合は一度例えば遺伝相談外来みたいな所に行って相談されるというのも一つだと思います。
この理解は大部分のがんは遺伝というよりは生活習慣生活環境が影響していると…。
それは間違いないですね。
では続いての疑問ですが○○ががんに効くという広告はよくありますが試してみるべきですか?という事です。
まずがんを防ぐには今日お話しした5つの項目が最も確実な訳ですね。
ほかに…いろんな事はまだ研究されてますけれどもはっきりと実証されたものは今のところはほとんどないという事ですね。
逆に例えばβカロチンとかビタミンEの抗酸化成分というものは食べ物からとる上においては非常に重要で病気の予防にも役立つんですけどもそれをサプリメントとして大量にとった場合はがんのリスクとかあるいは死亡リスクを上げるという事がはっきりと示されているのでとり過ぎは避けるという事が重要で。
やはり正しい情報をきちんと吟味して冷静にがんの予防というものを努めて頂きたいと考えてます。
そして最後の疑問は…これも気になります。
「検診なんか意味ないよ」という声も聞くんですがね。
がん検診自体は予防ではないんですけども早期発見早期治療がいろんな意味でQOLの向上やなんかにもつながりますので特に有効性がはっきりしてるがん肺とか胃大腸乳がん子宮頸がんについては検診を受けると…検診を受ける事によって100%発見できる事ではないしあるいはがんがないのに陽性だといって心配するというような事もありますけどもそういう不利益も考慮してもやはり検診を受けるメリットはあるんじゃないかというふうに考えます。
がん予防5つの鉄則という事を順次伺ってまいりましたがこれやはり実践したいですね。
がんっていうのはこれ全部実践しても絶対ならないって事は無理なんですけれどもただ一つ一つ実践すれば確実にリスクは下がるという事は間違いないだろうというふうに考えます。
それからこれは全てがんだけじゃなくて糖尿病とか循環器疾患とかほかの病気の予防にも役立ちますので是非実践して頂ければというふうに考えます。
お酒を飲みながらタバコを吸うなんて事は是非やめたいですよね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
明日はご覧のテーマです。
是非ご覧下さい。
ありがとうございました。
(後藤)
待ちに待った春。
一緒にやって来たのが…
2014/03/31(月) 21:15〜21:30
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 病気を予防したい!「がん予防 5つの鉄則」[解][字]

病気予防4回シリーズの1回目はがん予防。最新の研究から日本人に効果の高いがん予防の方法がわかってきた。それをまとめた5つの鉄則を伝え、いくつかの疑問に答える。

詳細情報
番組内容
病気予防4回シリーズの1回目は、がん予防。最新の大規模な疫学研究から、日本人に効果の高いがん予防の方法が分かってきた。それをまとめた5つの鉄則を伝え、いくつかの疑問に答える。たとえば食事では、塩分を減らすこと、熱いものを飲んだり食べたりしないこと。運動が、がんのリスクを下げることも分かってきた。また、がんは遺伝より生活環境の影響が大きいこと、早期発見に検診が有効ながんなどを伝える。
出演者
【講師】国立がん研究センターがん予防・検診研究センターセンター長…津金昌一郎,【キャスター】濱中博久,久田直子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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