私のブログ名である純な心についてお話します。
これも森田でよく使われる言葉ですが、これを説明する前にもう一つあります。
思想の矛盾という言葉に触れなければなりません。
(自分がこうでなくてはならないと考えている事が、現実にはそうなっていない事)
これが思想の矛盾と言われるものです。
例えばどんな人の前でも堂々としているべきだと考えている人が、上役の前に出ると
緊張してしまう、という現実とのギャップがそれです。
この場合は、上役の前では緊張するものだという現実をまず認めるべきです。
緊張がとれたら色々話そうなんて考える(これをはからいと言う)のでは無く、緊張したままでやれるにはどうすれば良いかを考えることです。
そういう事は沢山あると思います。
当たり前の感情を押し殺して無理やり「そうではいけない」と思ってしまっている。
これは完壁主義を持った人に多いかもしれませんね。
これを覚えておいて純な心に入ります。
純な心とはあるがままの心、ありのまま、本当の心とでも言いましょうか。
素直に思ったままの感情(考え)がそうです。
また例えてみますね、ウサギ小屋の話が有名ですら紹介します。
ある人がウサギ小屋の管理を任されていました。
ある日の朝小屋に行くとウサギが死んでいました。
野犬が小屋の下を掘って進入し襲われたのでしょう。
その人は真っ先に「何でだっ!しっかりと鍵も掛けてあったし、私には落ち度はなかったはずだ」と自分の責任ではないことを強調しました。
考えて下さい!もし純な心を持っている人なら真っ先にでる言葉は何でしょうか?
そう!「ウサギは可愛そうだったね」ということになるはずです。
そこで先ほどの思想の矛盾を思い出して下さい。
純な心を持っていれば、思想の矛盾は起こらないと言われます。
思想の矛盾は心に過大なストレスを与え、心の病を招き兼ねません。
「ありのままの素直な気持ちになる事」これが心の病を克服するのにはとても大切な事だと思います。
私もまだ純な心を常に持っているわけではありませんが、少しでもありのままに生きて行きたいと思うしだいです。
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