伊藤智章
2014年4月5日03時00分
名古屋市昭和区の名古屋大付属図書館医学部分館で「戦争と大学」展が開かれている。前身の医科大が県立から国の官立に移管し、満州事変が起きた年でもある1931年から敗戦の45年までの学生生活、大学の変化を資料で振り返る。
入り口に並べて展示したのは、学生らが34年と36年に開いた講演会のポスター。34年は法医学などの講演で、木やビルなどの挿絵も描かれているが、36年になると「日支問題の過去と現在」などの講演で太い字だけが躍り、次第に緊迫した世相が伝わってくる。空襲被害箇所要図(45年)は、鶴舞キャンパスの63%が焼失した様子を図示するもの。
展示した約30点は、図書館に保管してあった資料ばかり。「防空壕(ごう)で赤ちゃんが生まれた」などと見学者が情報を寄せることもある。5月30日まで。無料。(伊藤智章)
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