【新・悪韓論】キナ臭い朴大統領とプーチン大統領の関係 首脳会談、ソチ五輪で“事件” (2/2ページ)

2014.03.13


共同記者会見に臨んだプーチン大統領(左)と、朴大統領。露韓関係がおかしい=昨年11月、ソウル(AP)【拡大】

 ソチ冬季五輪の開会式に、朴大統領が出席しなかったことも「意思」だ。本人は「忙しかったから」と、後で弁明したが、韓国内のあらゆる日程は大統領の意思により、どうにでもなる。

 次期冬季五輪(平昌=ピョンチャン)の開催国の元首として、ソチ五輪開会式に出席することの意味を“軽く”見たのか。「いや、出席すべきです」と進言する側近もいなかったのか。あるいは露韓の間には、何らかの隠された葛藤があるので出席しなかったのか。ともかく、「頑固な意思」が働いていたことは間違いない。

 韓国の報道によると、ソチ五輪の開催中に、プーチン大統領は各国の展示館をほとんど見て回ったが、次期開催国である韓国の展示館には寄らなかった。尋常なことではない。

 フィギュアスケート女子で、韓国の金妍児(キム・ヨナ)がロシア選手に敗れたことを受け、プーチン氏のフェイスブック(FB)が韓国からのサイバー攻撃に遭った事実はある。暗殺予告に類する内容まであったそうだが、百戦錬磨のプーチン氏がそれしきのことで行動を左右されるはずもない。

 「韓国の展示館には寄らない」は、プーチン氏の初めからの「意思」だったと見た方がいい。

 そして、ソチ五輪閉幕の当日、核兵器が搭載できるロシア空軍の長距離戦略爆撃機ツポレフ95が韓国の防空識別圏に侵入したのも、もちろん「意思」あってのことだ。

 露韓関係−何かありそうだ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!