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米 沖縄の海兵隊移転加速化へ
4月4日 4時37分

米 沖縄の海兵隊移転加速化へ
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沖縄から海兵隊の一部をグアムに移転するための予算をアメリカ議会が凍結している問題について、アメリカ国防総省は、議会側の求めに応じてグアムの整備計画書を来月までに議会に提出することで来年度以降の予算を確保し、移転作業を加速化させる意向であることが分かりました。

日米両政府は、沖縄に駐留する海兵隊の一部をグアムに移転することで合意していますが、アメリカ議会上院が、普天間基地の移設問題に進展がなく予算規模の全体像が不明確だとして、3年前から日本政府の負担分を含む移転に伴う関連予算のほとんどを凍結し、移転作業は進んでいません。
アメリカ政府の当局者は、NHKの取材に対して、沖縄県の仲井真知事が去年12月に普天間基地の移設先の埋め立てを承認したことから移設問題に一定の進展があったとして、予算凍結の解除を議会に働きかけていく方針を明らかにしました。
具体的には、議会が求めていた、グアムを新たな軍事拠点としてどう整備するのかをまとめた全体計画書を来月までに議会に提出することで、来年度以降の予算の確保を目指していくということです。5日から日本を訪問するヘーゲル国防長官は、こうした方針を日本側に伝える見通しです。
国防総省としては、グアムへの移転作業を加速化させる姿勢を示すことで、沖縄の基地負担の軽減に取り組む立場をアピールするねらいもあるとみられます。

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