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中国 日本の「外交青書」に反発4月4日 20時54分
外務省がことしの「外交青書」で、中国による沖縄県の尖閣諸島周辺での領海侵入や、東シナ海での防空識別圏の設定を「力による現状変更の試みだ」と非難したことについて、中国外務省の報道官は「中国の顔に泥を塗ろうと不当に非難している」と反発しました。
4日の閣議で報告されたことしの「外交青書」は、中国による沖縄県の尖閣諸島周辺での領海侵入や、東シナ海での防空識別圏の設定を「力による現状変更の試みを継続している」と非難したうえで、「冷静かつ毅然(きぜん)と対応し、事態をエスカレートさせないよう求めていく」としています。
これについて、中国外務省の洪磊報道官は4日の記者会見で、「日本の新しい『外交青書』は事実をねじ曲げ、中国の顔に泥を塗ろうと不当に非難している。島と東シナ海の問題で挑発しているのは日本だ」と反発しました。
そのうえで、「日本がどのような手段で善悪を混同させようとたくらんでも、島が中国に属するという事実を変えることは出来ないし、国家の主権を守るという中国の固い意志が揺らぐことはない」と主張しました。
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