案とヒント@blog

FGlance.exblog.jp ブログトップ

タグ:メモ術

  • 100年日記 × LINE でゆけ(伯)
    [ 2014-01-04 22:34 ]
  • 風呂メモについて(伯)
    [ 2009-01-23 23:54 ]
  • 60%X1.4について(蔵)
    [ 2008-02-06 01:26 ]
  • メモ術、華麗なる新展開(慶)
    [ 2008-02-05 12:21 ]
  • 【メモ術】タスクのスケジューリングについて(伯)
    [ 2008-02-05 06:35 ]
  • メモ術の回答(伯)
    [ 2008-01-30 12:34 ]
  • メモ術について(慶)
    [ 2008-01-29 11:55 ]

100年日記 × LINE でゆけ(伯)

もうすぐ仕事始めだからだろうか、顔を洗ってるときに仕事のアイデアが浮かんだ。
去年とか一昨年の今頃どんなことをしてたかがわかるような、3年日記形式の業務日誌があれば役に立つんじゃないか。Excelの縦軸を365日に、横軸を年にすれば、簡単にできるんじゃないか。
そんなときにたまたま新井宏征さんの次の記事を読んだ。

未来の自分のために日記をつける – Day One

期せずして3年日記をつけていることが書いてあった。読みながら俄然Day Oneがほしくなったが、いやいや待て待て、自分のアイデアの方がもっと魅力的な形式じゃないかと思い踏みとどまった。
Excelですでにないかと思ってさがしたら、有料ではありそうだった。有料か。そこまでする必要はない。すぐにイメージどおりのものを作れるからいいやと思った。

仕事の「3年日記」はそれで方がついたが、仕事じゃないことも、3年日記あった方がいいよな、とも思って、本来の3年日記をApp Storeで探した。そしたらあったんですよ、100年日記というアプリが。

【値下げ】去年の今日は何をしていたを振り返る「100年日記」がセール - リンゴノコト。

このサイトの画像見るだけで十分よくわかる。
アプリの特徴を書いておこう。
・生年月日を設定すると何年に何歳かも表示してくれる。平成22年の横に「26」と書いてあるのがそう。
・記事にタグとお気に入り(☆)をつけることができて、検索時にそれで絞り込みができる
・画像は1日3枚まで添付可能。
・Dropboxにバックアップ可能。
文字数制限があるかどうかまだ不明だけど、結構書ける。今のところ不満はない。

さて、日記を書き始めるときの決定的な不安が一つある。それは、続けられるだろうかということだ。年始に始めて成人式くらいで終わることも充分考えられるから。その不安を2つの疑問に答える形で解消したい。

まず一つ目。日記には何を書いていけばいいのか。
これについては予め慶から教わっていた。自分なりに学んだことを書けば、次のとおり。
・その日にあったことのうち、5つをピックアップし、点数をつける。
・1つ1行ぐらいでいい。5行日記でいい。
・点数は☆〜☆☆☆☆☆までの5段階評価くらいで充分。
これだけ。これぐらいシンプルな方が続けられるし、実際に後から振り返ったときには、1項目ずつが具体的でかつその評価も入っているため、かなり鮮明に思い出せる。
ということで「何を書くか」はこれで解消。

もう一つは、毎日書くことなんてあるだろうか、時間なんてあるだろうか。
これはかなり手強い質問だけど、こう答えたい。
書くことは、もしもいま友だちに会ったら話すことはなにか、その話す内容で充分だということ。
最近仕事忙しいの? 子育ては大変? 休みの日はどうしてんの?
いや、そーなんだよ、仕事はひと段落ついたんだけどさ……
この…に続くことを書いたらいいんだよ。
それに、友だちと話すことは実はボクらはここんところ毎日やってるんだよ。書いてるんだよ。

そうです、お待たせしました、LINEですね。
LINEに書いた内容からピックアップして、コピペしておいたらいいんだよ。それなら、時間もかからないんじゃなかろうかと。あと、LINEはTwitterと同じで昔のことはどんどん流されて消えていってしまう。検索もない。でも、割といいこと話してることあるんだよね。残しておきたいこととかもあるはずなんだよ。それをコピペしておいたらどうか、という提案です。

来年の今頃になって、あぁそーだ、去年のこの日から始めたんだと思えるかどうか。毎度ながら、時の試練で実験してみたいと思います。
■  [PR]
by FutureGlance | 2014-01-04 22:34 | ガジェット

風呂メモについて(伯)

最近、慶と話す機会があり、そのときに「風呂メモ」の話をした。
「お風呂でもメモってるって言ってたけど、どうやってんの?」と慶から聞かれて、あぁそういえばと思った。
自分は風呂メモに慣れてきたけど、確かにお風呂でメモってる人はまだ少数派なんだろう。
それなら、ブログに書く価値があるかもと思った。
というのも、『知的生産の技術』の時代からそうだけど、具体的な事実を書き残しておくってことは案外少ないから、書く人が思う以上に情報価値があるときがあるから。それに、具体的な事実を書く方が、一般的な事象を書くだけよりも読む人に、よりインスパイアさせやすいからね。

えー…自画自賛の嵐で、みんなが呆れ顔になったところで、そそくさと「風呂メモ」の説明に入りたいと思います。

自分がいま使っているのは「トンボ・エアープレス」という油性の加圧式ボールペンと、マルマンの「セプト クルール」シリーズのB6リングノート。加圧式ボールペンは「湿った紙に書ける」というのが売りのボールペンで、確かに湿っていてもグリグリ濃く書くことができる。でも、さすがに水滴がついたところは書こうとするとにじんで黒くなるので、指で水滴を拭いてから書くことにしてます。
ノートのほうは耐水性でない普通の紙のノートで、使う前は大丈夫かなぁと思ったけど、思った以上に大丈夫だった。1回間違って湯船にノートを丸ごと落としたことがあるんだけど、すぐに引き上げたら、問題なく書くことができた。最近の紙は質が高いねぇ。
このノートの売りはなんと言っても「ミシン目付き」。お風呂でメモったら、メモったページごとリングからビリビリ破ります。で、破れた端切れはミシン目で切って捨てて、残りは乾かして、A5ノートに貼り付けてます。こうすると、割と違和感なく日常のメモと風呂メモが1つのノートに同居していくので、オススメです。

ここまで話すとだいたい「なぜそうまでしてお風呂でメモるの?」という声が聞こえてくる。
なぜなんだろう?

一つには、なんていう法則か知らないけど、「メモれないときに限っていいアイデアが浮かぶ」という法則があるから。メモれずに忘れてしまうと「釣り落とした魚」効果で、すごく損した気分になる。

もう一つには、アイデアは独りのときでないと浮かびにくく、かつ、大人になると独りになれる時間は限られているから。独りになれる時間は、ボクの生活で考えてみると
(1)朝、顔を洗うとき
(2)トイレ
(3)往復の通勤
(4)お風呂
(5)寝る前
の5つの時間帯しか基本的にない。あとは、仕事の時間なので仕事のことを考えているか、たまたま運良く時間があいて細切れ時間がとれたときになる。したがって、毎日アイデアを出すためには、この5つの時間を有効に使っていくことを考えざるを得ないことになる。
特に重要なのが「通勤時間」なんだけど、それは往復して2時間という多くの時間が確保できるから。その次に多い時間帯は「寝る前」なんだけど、この時間帯は1日の疲れが押し寄せてくるためアウトプットよりもインプットに向いている。となると、3番目に多い「お風呂」でアウトプットすることを考えることになると思うんだけど。みんなはどういう工夫をしてるかな。

さて、最後に風呂メモのポイントを書いておきます。

■ポイント1:メモはノートタイプがオススメ
一度いらない紙切れや付箋で風呂メモをしてみたことがあるけど、小さくてメモった後にどこかへいってしまったことがあった。また、お風呂に持って入ることを忘れたこともあった。ある程度、存在を主張しているノートタイプがオススメです。

■ポイント2:半身浴でメモる
肩までつかってしまうと、ボーっとしてきて、眠気が襲ってきます。少し寒いくらいの方が、頭が働くようです。

■ポイント3:メモったらノートに貼る、もしくはテキストデータにする
紙切れのままにしておくと、いつしか散逸することになります。必ずノートに書き写しましょう。書き写すのは面倒くさいので貼るので十分です。そして余裕があれば、テキストデータにして、携帯メモで検索できるようにしておくとベスト。

(伯)
■  [PR]
by FutureGlance | 2009-01-23 23:54 | メモ術

60%X1.4について(蔵)

 『同タスクの再現性』は次回のテーマとさせてもらい、今回はコメントの代替として投稿させてもらいます。資料の保存方法など現在の私のテーマなので、それについても伯慶にまた質問させてもらいます。
(慶)の『完成度を犠牲にするということなのだろうか? スピードが求められる場面があるはずだから、いま自分がやっている仕事がどういう質のものであるのかちゃんと見極めろ、という意味なのだろうか? あるいは、「考えるより前に行動せよ」という行動指針として理解すればいいのだろうか?』というコメントをもらいました。なんだかどんどん掘り下げられていい感じですよね。ありがとう。
 上記で『いま自分がやっている仕事がどういう質のものであるのかちゃんと見極めろ』という事で間違いありません。前回詳細に書けなかったので整理させてください。
ポイントは以下、
①タスクの要求度
②要求度≠完成度
③進行状況
④複数タスクの優先事項


<最大の目的>→『タスクのスケジューリングを自分のコントロール下におくこと』です。
①についてですが、上司、あるいは顧客との打ち合わせにおいて、何が最優先事項なのかを理解する必要があると思っています。スピードなのか、正確さなのか? 
 そして”核”が何であるのか?
 私の例で書かせてください。
 来月納入の試作品の加工テストをやるにあたり、量産性の有無を見極めるための加工条件だけを重点的に知りたいと思っているとします。その際、加工条件が重要であって、それに必要な工具や備品類のコストはその時点ではあまり重要ではありません。加工ができるのか出来ないのかが最大の焦点です。
 更にいうと製品のある一部の工程が可能かどうかだけをテストしたいケースがあり、完成品を作る必要もない場合があります。ある箇所を簡略化したり、あるいは完全にとばしてしまってもいいわけです。”核”は加工条件なのですから完全な製品を作る時間があるなら、加工条件の見極め結果を早期に報告するだけしておいて、その間、自分のスケジュールで完成形までを突き詰めたり、次の工程の外注手続きに移るとか、見積もり、その際の問題点を列挙することに時間を割いた方がよいということです。ここで特記すべき点は『それまでの第三者とのスケジュールから解放され、いったん個人のスケジューリングにリセットできる事で、その後のスケジューリングが格段に容易になる』ことです。 
②また、A:自分が思い描いた100と上司が求める100が必ずしも一致しない場合もあるということです。これは誤解を招く可能性もあるのですが、結果として100として受け入れられたのなら、それは100ということです。自分が60だったと思って後ろめたい思いがあるのであれば、その浮いた40で自分なりの100にもっていくべくやり切ればいいと考えています。
B:自分は100%と思い、チェックを仰いだところ、ほとんどが手直しする結果となった。(③に関連するところです)つまり、自分では時間をかけてこれで万全だと思っても、自分よりも経験に長けた上司、第三者に確認を求めたところ、100%には程遠かった、という経験はないでしょうか?
 逆に、時間がなくて「こんな中途半端な書類では叱責されるだろう・・・・」と思い、恐る恐る提出したところ、実際それで問題がなかったり、「じゃあ、次にこの部分について調べてくれないか」等新たな指示を受けた経験もないでしょうか? 出張から帰社した上司から、当タスク自体が消滅した、など予想外の変更があった経験はないでしょうか? これは具体的に書籍名を列挙できなくて申し訳ないのですが、過去に読んだ書籍の中でも、同じことが書かれていました。
 私がより重要視しているのは、Bについてです。自分の知識やスキルの習熟具合で変わると思うのですが、時間をかけて100に仕上げようとするより、60%までいち早く仕上げる事に重点を置き、チェック機能として残りの40は上司を利用してしまうのです。そして、指摘された箇所を余剰の40で不完全箇所の調査や、記録に残すことにあてることに重点をおきます。ただし、顧客に対しての直接のタスクの場合はタスクに対する姿勢を疑われたりしてもいけませんので、そこは実際顧客との信頼度の兼ね合いで私も頭を悩ませるところです(汗)。
③の「進行状況」
 正に逐一報告をするということです。報告→新たな指示を受ける→追加・補足→報告このサイクルを短いものにすることで、結果的に質についても、時間短縮についても効果を上げられると考えています。上司や顧客、あるいはタスクを共有するメンバーはタスクの進行状況について”進んでいる”こと、ゴールまでの距離を確認したいと考えているはずです。彼らにも当然ながら思い描くスケジュールがあるはずだからです。スケジュールは自分にだけ存在しているわけではないことを強く意識しなければならないと、私も反省すべき点が多々あります。戻りますが、『いったん個人のスケジューリングにリセットできる』ところに持っていくことで、タスクの処理が自己のコントロール下におけるということが何よりも重要です。
 また、彼(私)のことだから何も言わなくても進めていることだろう、と思われている場合もあるでしょうが、昼食を共にした際に、さらっと報告をする程度で構わないと思っています。やがて、タスクのゴール地点の青写真だけを提示され、その途中過程は任せる、というところまで信頼関係が築ければ、最高でしょう。私はまだまだそこまで達成できていません。
④並行して複数のタスクを抱えている場合があります。皆さんも例外ではないでしょう。
 ある時点までは~が最優先だったけれども、ある事情によってその順位を入れ替える必要性に迫られることがあると思います。そこでそれぞれ100(%)をこなすのは不可能ですから、最低限60の”自分がこなさないと支障をきたす”以外40%分のタスクを10ずつでも構いませんので、第三者に分担してもらい、浮いた40%の労力を複数タスクに振り分けます。分担といってもコピーだけ頼むとかその程度でも2~3の軽減になる場合もあります。
 そして更に、浮いた40中、第三者との共有タスクの場合、細切れ的に自分が分担0になる時間帯が出てくる場合があります。ある加工のための工具の手配だけを行えばよく、実際の加工は~さんがやってくれる場合など。その時間帯にまた別タスクにたとえ5でも10でもよいから充てるよう動く努力をします。
 あるいは、それぞれのタスクをとにかく60地点までもっていき、その時の状況をみながら40の余裕分の配分を、どのタスクに再配分するかを決めていくこともありえるかもしれません。
 長くなりました。結論として、コツといえるかどうか自信がないですが
P:自己の60%と要求者である100%との距離を常に意識する。ですので、実際は60%は客観的に60%とは限りません。60%X1.4なら100%を下回ってしまうじゃないか! ではなく、私の意図としては”60%=(60%段階でとの意識”でということです(笑)
Q:そのために報告・助言の労を惜しまない
R:「その程度の事もまだ分からないのか」と思われることを必要以上に恐れない。完結する努力はしつつ、アドバイスをもらうときはもらう。
S:進行状況を知らせ、タスクがすこしづつではあるが進んでいることを知ってもらうよう努める。
T:相手の要求事項の変化やタスクの今後を自分なりに推測する。

U:60%を達成し、タスクをコントロール下においた時点で、40%を自己のスケジューリングに合わせて完全なものにする。

 以上のようなことです。書籍から得た内容+自分なりの経験を=する形で整理したつもりです。
 焦点がぼやけてしまったかもしれませんので、またコメント、投稿待ってます。ありがとう。問題を掘り下げてくれて感謝です。正に案とヒントです。伯慶に対してのコメントは次回とさせてください。興味あるテーマ多かったです。(蔵)
Tags:# 
■  [PR]
by FutureGlance | 2008-02-06 01:26 | メモ術

メモ術、華麗なる新展開(慶)

2人が展開してくれてる議論を傍観してました(笑) 以下、若干のコメントを。

①完了したタスク関連の資料はどのように保存しているか

うちの会社は(伯と同じく)紙資料が膨大なので、ファイリング技術に関してはわりと整理されている。だいたい20くらいのカテゴリに分類して、完了したタスク関連の資料は、随時、カテゴリ別の冊子に綴じていくことになる。冊子を開けた最初のページに件名目録(エクセルで作成)をつくっておいて、綴っていくごとに番号と件名を手書きする。インデックスに番号を付して貼る。シンプルな方法だけれど、これをしておくだけでも検索がしやすい。伯が指摘してくれたように、カテゴリ分けをしすぎると検索機能が劣るので、あらかじめ分類を大まかにしておくのが良いと思います。

②隙間時間を有効活用するためにやっていることはあるか

ボクのいまの課題は、いかにして隙間時間をつくるか、です。いまやっている仕事は、窓口業務が多く、しかも緊張感を伴うシビアな内容が多い。だから、なかなか精神が休まらない。その中で、いかに隙間時間を作って精神をリラックスさせるか。ボクは何をするにしても、緊張と弛緩のバランスが大事だと思っていて、そのバランスが崩れると生産性が落ちてしまうと考えている。ボクは脳を切り替えるのがすごく下手なので、メリハリのある仕事をしようと心がけています。

③ 長期タスクの視覚化で工夫していることはあるか
これはボクもまったくできていません。視覚化については、このブログでも何度か話題になってたし、ボクの関心事でもあります。参考になるかわからないけど、ちょっと前に読んだ『戦略思考プロフェッショナル』八幡紕芦史(PHPエディターズグループ 2003.1)の言葉を引用します。

 
A3用紙に加えて、色とりどりのサインペンを用意する。カラフルに図形を描きながら、
仕事の全体構造を明らかにする。やってみると、結構、楽しいから、トライしてみよう。
この過程を構造化思考という。構造化思考の目的は3つある。1つ目は、仕事の全体を
把握すること。2つ目は、全体を構成する要素を抽出すること。そして、3つ目は、そ
れぞれの要素の関係を明確にすること。全体、要素、関係。この3つを明らかにするこ
とができれば、あなたは、仕事を把握したことになる。(中略)この構造化思考は、ビジ
ネスコンセプトを組み立てたり、ビジネス・モデルを検討したり、あるいは、ジョブ・
プロセスを明らかにしたり、活用方法はたくさんある。もし、あなたが物事をロジカル
に思考したいなら、小難しい本を読むより、構造化思考のお絵かきから始めることだ。

これを読んで情報をマッピングすることで得られるメリットは計り知れないな、と思いました。まだ実践できていないので、ぜんぜん説得力はないけどね(苦笑)。

④60%で切り上げるための具体的なコツはなにかありますか?

これはボクも蔵に聞いてみたい。蔵のキーワード「60%程度で速度1.4倍」について。スピードを上げることに力点を置けというのは理解できる。しかし、それは完成度を犠牲にするということなのだろうか? スピードが求められる場面があるはずだから、いま自分がやっている仕事がどういう質のものであるのかちゃんと見極めろ、という意味なのだろうか? あるいは、「考えるより前に行動せよ」という行動指針として理解すればいいのだろうか? 

ボクは何をやるにしても逡巡してしまうので、伯の悩みがよく理解できる。スピーディにやりたいとは思ってる。でも長期的にみた場合に、いまじっくり時間をかけてやっておくことが後々のためになる、という仕事もあると思うんだよね。そういう仕事には思い切って時間をつかいたい。特にはじめてやる仕事は、どうしても自分のやり方がベースになってしまうから、後の人が困らないような工夫をしたいと思っている。

駆け足で書いてきたので、説明が不足しててわかりにくいと思います。大事なテーマだと思うので、またじっくり掘り下げましょう。2人の投稿から学ぶところが多かったです。ありがとう(慶)

Tags:# 
■  [PR]
by FutureGlance | 2008-02-05 12:21 | メモ術

【メモ術】タスクのスケジューリングについて(伯)

やっとという感じですが、蔵の投稿への回答です。

①完了したタスク関連の資料はどのように保存しているか

紙の資料については、おっしゃるとおり事務屋はなんでもファイリングしてしまう。先輩や前任者の仕事の仕方を見て、自然とファイリング技術を覚えていってしまうのかもしれないね。ボクは紙書類がほんとに多い部署にいたときにその共有のキャビネットを見てファイリング技術を学んだよ。時間がないからこそファイリングしてすぐ利用できるようにしておかないといけないとそのキャビネットから学んだんだと思う。
基本は蔵のいうとおりカテゴリでおおまかに分けてファイリングしていく。ボクらの仕事は何十年とかわらない仕事が大半なので、だいたいのカテゴリ分けはすでに前任者がしてくれているんだよね。当たり前だと思ってたけど、これは特殊なことなんだね。とりあえず具体的なカテゴリを書いておこう。

a.契約・支払関係
b.調査モノ関係
c.各種事業モノ関係
d.法令等文書データベース
e.様式データベース
f.個人的な研究用

こんな感じかな。あとはそれぞれのカテゴリの書類の分量によって、手軽に扱えるサイズまでカテゴリ分けをしていったらいい。ただし、『「超」整理法』で野口さんが口をすっぱくして言っているように、カテゴリ分けをしすぎるとどこにいったか自分でもわからなくなり時間泥棒を自分の手でつくることになります。なので「時系列順」という一つのカテゴリだけにするのも、それはひとつの方法だよね。
ボクも『「超」整理法』を読んでからは、完了前のタスクはすべて時系列順にしている。一つのタスクを一つのA4クリアファイルに入れてポストイットで見出しをつけておく。クリアファイルの色で緊急/重要の4種類に分けておく。それで机の上に立てかけてある棚に手をつけた順番にクリアファイルをたてていくようにしてる。そうすると自分が最近途中まで処理したタスクは常に手前にあることになる。こうしておけば「いまどれぐらいの手持ちタスクがあるか」「緊急に処理すべきものはどれか」がよく見えてよかったよ。参考までに。

②隙間時間を有効活用するためにやっていることはあるか

これはボクが断然できていないことだと思う。おっしゃるとおり隙間時間でできる「ちょっとしたリスト」を作っておいた方がいいよね。だいたい隙間時間ができると、クリアファイル群かノートメモに目を走らせればやるべき仕事が見つかるので、それで今まであまり考えずにきてる気がする。いかんね。でもボクの場合は隙間時間を活用するより「ムダな時間をそぎ落とす」方が時間の回収率がいいので、そぎ落とす方に専念してるね。「メールを見る時間」とか「やりかけては他の仕事をしかける時間」や「迷っている時間」とかだね。
あと、隙間時間で課題なのは、仕事時間以外の隙間時間だね。つまり、オフの時間の過ごし方。ここでいかにムダな時間をなくして、隙間時間も活用して、自分のやりたいことをやりとげるかというのはほんとに課題です。むずかしい問題です。

③長期タスクの視覚化で工夫していることはあるか


ボクの師匠の一人、佐々木かをりさんのいう「プロジェクト アット ア グランス」が役に立つかもしれない。これは一つの長期タスクだけではなくて複数の長期タスクを調整するためのツールです。この画像でいうと、縦に一つ一つのタスクが入り、横に1ヶ月分の日付が入ってる。蔵のつくった別紙とほぼ同じだね。これを見ながら複数のプロジェクトをうまく調整して、鉛筆で仮決めをしたあとに、一週間スケジュール帳に順次落とし込んでいくというものです。「ダブルブッキング」になるけど、視覚化できるメリットの方が重要だとしてそういう方法を佐々木さんはとっているのかもね。蔵の思っている以上の回答にはならなくてすんません。

「④再タスク(同じタスクをまたしないといけない場合)の再現性」については別途ということなので、またその時に議論しよう。時間もなくなってきたし。

逆にボクから質問です。

「完成度よりも『60%程度で速度1.4倍』がキーワード」というのはボクの上司からも口をすっぱくして言われていて、ボクの苦手なところでもあります。だから実行できている蔵がすごいとほんとうに思うんだよね。

そこで、60%で切り上げるための具体的なコツはなにかありますか? と問いたい。

なかなか自分が納得できないと仕事を完了できないんだよね。ほかに多くのタスクが山積してる現状があるのはわかっているんだけど、同じような仕事をしなければいけない来年のことを考えると、少しでも楽ができるように今年がんばって理解したりデータを集めたりシステムを構築しておきたいと思って、なかなか完了できないんだよ。

「より重要なことのためにメリハリをつけろ」とも言われてるんだけど、どれが重要かを自分で判断する基準がまだあいまいで、というか全体像が見えていなくて、それもむずかしいんだよね。事務担当は勉強することが多くて、飽きなくていいんだけどね。(伯)
■  [PR]
by FutureGlance | 2008-02-05 06:35 | メモ術

メモ術の回答(伯)

慶がよくメモっているのがわかりました。ボクと同じようなことで悩んでいるんだね。

前段の補足をすると、ボクはこの2点について『アイデアマラソン仕事術』の樋口健夫に学びました。詳しくは議事録にまとめたので、蔵にはメール送付します。特に意識していなかったけれど、この議事録に関してはボクと慶のベースになっていたから蔵にも読んでおいてもらった方がよかったね。ごめんよ。

しかし梅棹忠夫も「わすれるためにかく!」と明快に言っていたとは知らなかった。ちゃんと『知的生産の技術』を読まないとダメだね。

ボクの無印ノートと無印バインダーのメモ術は蔵にも説明したので、具体的にはわかっているとは思う。でもなかなかメモするのはむずかしいんだよね。だいたいメモはトラブルになったときに一番効力を発揮するんだけど、トラブルになった視点からノートを見返して有用なメモを残すことは、本当にむずかしいと思う。そういうことから言っても、何も考えずにできるだけメモる方がいいとは思うんだけどね。慶のように楽しんでメモれれば、それが一番なんだけどね。

では課題にたいするボクの回答です。

課題1 検索機能
紙ベースの検索については「100円ノートの超メモ術」のインデックスを作成することが、今のところ一番早いです。ボクはインデックスを作成するのもできていなくて、ノートをパラパラめくってることが多いです。なかなか最初から、どのカテゴリをインデックスに登録しておくべきかわからないからね。逐一登録していてはインデックスが1ページに収まらなくて、総覧できなくなっちゃうしね。 でも、慶のいう4つのカテゴリなら、最終ページのインデックスに登録しておけば済むのではないかと思ったんだけど、ダメだったのかな? ボクは蛍光イエローや蛍光オレンジのマーカーでマークしてるんだけど、違うカテゴリなら同じページでも印をつけるところが違うからOKなのでは?と思った。見にくいならカテゴリで色を変えてもいいしね。 ボクはこのインデックスの発想をすばらしいと思いすぎているためか、紙ベースではコレが限界だと思っています。

仕事に関係ないメモはこんな感じです。



インデックスはこんな感じ。この写真はカテゴリではなく、後で回答すべきページを素早くあけるために、もとページの質問形式で作ったもの。

課題2 カテゴリ表
確認だけど、「カテゴリ表」というのは、アイデアを出すまえにあらかじめだいたいの分野を決めておくということだよね。たとえば「読書」「アウトプット」「思い出」などというふうに。で、「読書」の中でも「学術系」「小説系」「エッセイ系」があって、「小説」でも「ミステリ」や「明治」や「アメリカ」などがあって、あんまり細分化するのも自分で苦労を作ってるようなもんだね、ってことを慶はいいたいんだよね?
結論は、ボクは始めにカテゴリをつくりません。出てきたアイデアになるべく合うようにカテゴリを適当に作っているだけです。だいたい同じようなグループのアイデアがそろってきたら、またそれに合うようにカテゴリ名を変えています。
確かにカテゴリ表があれば、空欄がネタを吸い寄せてきてくれるから技術としても優秀だし、びっくりする発見もあると思うんだけど、そういうのは企画を練る段階に使うだけで、普段のアイデア出しではめんどくさくてまだ使ってないね。たぶんカテゴリ表をつくって毎日をすごしていれば、そのアイデア出しに慣れてくると思うのでその方がいいのかなぁという気はします。慶がそういう方法で実験してもらえると、ボクたちにとって有益な情報になると思うけどね。

以上が回答で、ここからが補足です。


More
■  [PR]
by FutureGlance | 2008-01-30 12:34 | メモ術

メモ術について(慶)

昨年12月に伯と会ったとき、メモ術についての話が出た。それまで、ボクはMoleskinのノートを使用していたが、どうも積もってる感じがしなかった。何のためにメモするのか、という目的がクリアになっていなかったのが原因だろう。メモることの効能について、伯は2つのポイントを強調している。

①記憶することに脳の機能を極力使わない
②自分が今まで漠然と思っていることをすべて出し切った方が新しいことを考えやすい

すごい、と思った。梅棹忠夫氏はその著書『知的生産の技術』(岩波新書 1976.7.21)の中で、なぜ書くのか?という問題に対し、「わすれるためにかく!」と明快に回答しているが、この逆転の発想にも通ずる伯のメモ思想にすっかりやられてしまった。説得された。

伯のメモ思想に触発されたボクは、さっそく無印良品へ走り、A5バインダとリングファイルを購入した。それ以来、見よう見まねで、ちょっとしたことでもメモるように心がけている。「脳の負担を軽くする」「自分を深く知る」という明確な目的があるので、苦にはならない。

前置きが長くなってしまったね。実はここからが本題なんだけど(ほんとかよ)、メモる毎日を送るなかで、課題も見えてた。いくつかピックアップしてみます。

課題1 検索機能
ボクが実際に使用しているノートを見てもらうと一目瞭然なんだけど、自分は1ページにいろいろ書き込むので、カテゴリが混在してしまう。例えば1ページの中に[読書]、[音楽]、[研究]、[お店]が混在している。でも、これだと後で[音楽]だけのカテゴリを検索したいときに、探すのがすごく面倒なのです。何か良いアイデアはないでしょうか? 伯が紹介してくれた100円ノートの超メモ術は非常に参考になると思いますが。

課題2 カテゴリ表
あらかじめカテゴリ表があれば、インデックスも作りやすいし、そのカテゴリ表自体が、ネタを探すときのスコープになりうると思うんだよね。でも、そのカテゴリ表を作るのが難しい。あまり細分化しすぎるのも煩雑になるし、大雑把にすると検索が難しくなる。その変の加減について悩んでます。

メモるようになって、メモることの効能を実感している。だからこそ、もっともっとノートを充実させていきたい。
■  [PR]
by FutureGlance | 2008-01-29 11:55 | メモ術
line

76年生まれ(ぐらい)の男女4人が織りなすユニット"Future Glance"2008年始動。それぞれの関心が錯綜するブログ空間です。もしかするとあなたが探している”案とヒント”があるかもしれません。


by FutureGlance
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
XML | ATOM

skin by excite