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大場浩平TKO負けに悔し涙「強かった」

3回、ランディ・カバジェロのパンチを受ける大場浩平(共同)
3回、ランディ・カバジェロのパンチを受ける大場浩平(共同)

<プロボクシング:IBF世界バンタム級指名挑戦者決定戦12回戦>◇4日◇兵庫・神戸市立中央体育館

 元日本バンタム級王者でIBF世界同級5位大場浩平(29=真正)の世界挑戦の夢が途絶えた。同級4位ランディ・カバジェロ(23=米国)の強打に屈し、8回1分54秒TKOで敗れた。

 1回終了間際にカウンターの右ストレートを浴びて尻もちをつくと、8回にも力尽きたように2度目のダウン。立ち上がって反攻しようとしたが、最後は陣営からタオルが投げ込まれた。

 このプロ39戦目で勝てば、次戦で世界王座に挑める権利を得られたが、その夢はかなわず、大場は「どうしても勝ちたかったから、ずっと訓練を続けてきて…。ついに終わっちゃったな、という感じ」と悔し涙をにじませた。

 相手は20戦20勝の実力者で「映像を見てた以上に強かった」と完敗を認めた。この日は、麻里子夫人の32歳の誕生日だったが、勝利を贈ることはできなかった。

 今後については「40戦までやりたい。もう1回だけは戦いたい」と、最後に“引退試合”を行いたい考えを示した。

 [2014年4月4日22時16分]

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