■「Tiny Dungeon~BLACK and WHITE~」
強い魔力を操る魔族が住まう「魔界」。身を守る魔法に長けた調和を重んじる神族の「神界」。強靭な肉体で驚異の破壊力を備えた「竜族」。そして、遍在する魔力を道具で操り、かつて全世界を絶望させた「滅界戦争」の発端となった人族の「人界」。この「滅界戦争」の過ちを繰り返さないために、四族が協力して設立されたのが学園「トリニティ」だ。四つの世界が接する場所に創られた学園では、かつて戦争を終結させた勇者たる存在を育成していた。主人公の少年は、勇者になることを夢見つつ学園にやってきたが、彼には平凡な力しかなかった。だがある日――「あなたは、未来を選ぶ義務を与えられた」と何者かに唐突に浴びせられた言葉によって、少年は世界の中心に立たされる。魔界の黒翼、神界の銀月、竜界の金鱗。すべての世界の行く末を握る三人の少女達とその未来。自らが選ぶその結末を、彼はまだ知らない。
■「Tiny Dungeon~BLESS of DRAGON~」
魔界、神界、竜界、そして人界。四つの世界の交わる場所に作られた学園「トリニティ」。それぞれの世界の勇者、すなわち‘力’を育てるために作られた学園に、人族び青年である主人公‘白鷺姫(しらさぎ・ひめ)’は通っていた。人族はかつて人々を絶望のどん底に叩き落とした「滅界戦争」を引き起こした種族として、他の種族に蔑まれる存在。だが、それでも他人を守れる力を得ようと、姫はトリニティの学生となったのだ。‘ヴェル’、‘ノート’、‘ウルル’……各世界においても最強クラスの力をもつ少女達に認められ、クラスメイトである‘デイル’とも剣を交えて友人となり、少しずつ、けれども確実に周囲を変えていく姫。そんなある日、竜族の王女ウルルは、ローブに身を包んだ怪しい人物と学園内で接触。これを撃退する。ローブの人物は意味深な言葉を残しその場から消えた……。そして数日後、魔族の少女が一人、トリニティへと編入してくる。‘フォン=テルム’。そう名乗った少女に小さな不安を感じた‘オペラ’は、ウルルにも言わず、ある願いを姫へと告げた。それが金竜ウルルと過去との対峙に繋がることを、まだ誰も知らない……。
●「Tiny Dungeon~BIRTH for YOURS~」 / 「Tiny Dungeon BoS(完結編)」
■「Tiny Dungeon~BIRTH for YOURS~」
魔界、神界、竜界、そして人界。四つの世界が交わるその場所に作られた学園 『トリニティ』。自らの力で、少ないながらも心強い仲間を得た‘白鷺姫’は、今また新たな仲間となる ‘デイル=グラン’ との戦いを続けていた。実力の差は明白。だがそれでも決して諦めない彼の姿に、‘ノート’は漠然とした希望を感じていた。自らの身体に眠る、その暗い力に対する希望を。ノートは、自らの出生の秘密を姫に語る決意をする。――そして同時に、一人の戦士が学園世界に現れる。‘ヴェル’とノート、学園最強の二つの力を容易く弾き、男は笑った。――「なんといっても俺は、今回の仕事が終わったら娘に会いに行くんだぜ」。‘ゲン’――自らをただの賞金稼ぎと称した彼の登場により、トリニティを大きな波紋が包み始める。
■「Tiny Dungeon BoS(完結編)」
……トリニティ。 魔と神と竜と人とが交わる世界に作られた、勇者を生み出すための学園。滅界戦争の犯罪者として蔑まれ続ける種族――人族の一人 ‘白鷺姫’。彼は過去の行いによって魔族の王女‘ヴェル=セイン’をその力とした。だが、そんな姫に興味を抱いた神族の第二王女‘アミア’に勝負を挑まれる。圧倒的なまでの実力差があるはずの戦い。 だがその中で、姫は予想外の力を発揮し、アミアを退けた。その力に心を動かされる神族の王女‘ノート=ルゥム’ と、魔族のエリート‘グラン=デイル’。ふたりはそれぞれの思いを胸に、姫へとその刃を向ける。
新たな未来を確かに刻んでいく、姫とその仲間たち。
そして、そんな第四の未来を見守る一人の少女、‘カミシア’。
かつてそう名乗った少女は、この第四の未来で何を望み、何を描くのか。
『TinyDungeon』 最後の扉が今始まる。
その先にある、輝かしい結末へと向かって。