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同性愛のカップルが親になる課題とは
4月4日 5時54分

同性愛のカップルが親になる課題とは
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同性愛のカップルなどが法律上の親になるための課題を話し合うシンポジウムが3日、東京都内で開かれ、「まずは偏見を無くしていくことが大事だ」と呼びかけました。

このシンポジウムは、育児放棄された子どもを育てようとする同性愛のカップルの姿を描いたアメリカの実話を基にした映画、「チョコレートドーナツ」が今月19日から公開されるのに合わせて、親元で暮らせない子どもを支援する団体などが開きました。
日本では、同性愛のカップルが、養子として子どもを育てたいと希望しても、同性どうしの結婚が認められてないため、法律上の親子関係になることができません。
3日のシンポジウムでは、こうした同性愛のカップルや性同一性障害の人たちが法律上の親になるための課題について、支援団体の代表や弁護士など3人が意見を交わしました。
このうち支援団体の代表、藤めぐみさんは「児童養護施設などで暮らしている子どもが多くいる。その一方で、子どもを引き取って育てたいと考えている同性愛のカップルがいることを知ってほしい」と訴えました。
また、全国里親会の木ノ内博道副会長は「まずは性的マイノリティーへの偏見を無くしていくことが大事だ」と呼びかけました。
会場を訪れた20代の女性は「子どもが愛情を持って育てられることがいちばん大事なので、その視点からの法整備や社会環境が整えばいい」と話していました。

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