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セブンイレブン高価格帯を大幅拡充の方針4月4日 14時59分
コンビニ最大手の「セブンーイレブン・ジャパン」は、自社ブランドのうち高価格帯の商品を大幅に拡充する方針を発表し、これまで低価格競争を繰り広げてきた小売各社の価格戦略にも影響を与えそうです。
「セブンーイレブン・ジャパン」は、みずから開発を手がけるプライベートブランドの説明会を都内で開き、消費増税後の価格戦略を発表しました。
それによりますと、「金の食パン」など「セブンゴールド」と呼ばれる高価格帯の商品を大幅に拡充するほか、ほかの種類についても3割を新商品に入れ替え、原則、値下げは行わない方針です。
これによって、プライベートブランドの売上高を、昨年度の6700億円から2年後には1兆円に拡大させるとしています。
セブン-イレブンが高価格帯の商品を強化するのは、小売各社がこれまで繰り広げてきた低価格競争から脱却するためで、ほかの小売り各社の価格戦略にも影響を与えそうです。
セブン-イレブン・ジャパンの鎌田靖取締役は「品質が認められれば、消費者は価格が高くても受け入れてくれる」と述べました。
増税後の価格戦略を巡っては、流通大手の「イオン」が、6000品目のプライベートブランドのうち8割の商品で値下げや価格の据え置きを打ち出していて、大手2社の方針が分かれる形となっています。
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