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第十七話後編

第十七話 新たなR/甦れ風を纏う心優しき未完成の戦士 後編

場所 海面上空

W&なのは&はやて&アルフ&ユーノ&ガイア&ナスカside

ナスカの目の前に現れた二人の仮面ライダー達を前にその動揺を隠せずに居た

ナスカ
『まぁ、良いでしょう…結果は如何様にも変えられない私がこの力を得た時点で賽は既に投げられた…もう少しだキメラよ…早々に奴等を葬りなさい!』

ナスカの命令に従いキメラは傷ついた箇所を修復させ雄叫びを上げWとガイアに向かいだす、そして二人はお互いの顔を見て頷き合いそれぞれ分かれた道を走りだし徐にWはスタッグフォンを取り出した

W/翔
『確かアイツ前にハードボイルダーのユニット機能の改善したって言ったよな…試させて貰う』

スタッグフォンにコマンドを撃ち込み緑のユニット部分に魔方陣が展開しそして魔方陣は前から後ろを通り抜け後ろの部分に大型のブースターユニットを装着させ瞬時にハードボイルダースタート・ダッシュに変化した

W/翔
『成る程、こりゃ便利になったな…お前の置き土産だ、使わせて貰うぜ!』

ハードボイルダーのスピードを上げガイアもWの行動を見てお互いそれぞれのレールのレーンを飛び越えブスーターのエンジンを最大現にスピードを出し自身を一発の弾丸の如くキメラに立ち向かう、そしてガイアも同様にクルセイダーの前輪のホイールにカッターを展開しWは脇腹を狙いガイアは奴の腹部中央を狙う

W&ガイア
『ライダー・ダブル・ブレイクウゥゥゥゥゥゥ!!!』

それぞれのマシンが奴の体を突き破りそして後ろを振り返るキメラだが、しかし何故か突然身動きを出来なくなる

アルフ
「アタシ達が居る事忘れちゃ困るよ!」

ユーノ
「これ位なら!」

アルフとユーノはそれぞれバインドでキメラの左右の両肩を抑え込むが奴のパワーに引っ張られるが抑え込みそしてキメラの頭上に二人の少女が並び立つ

なのは
「行くよ!」

はやて
「分かってるで!」

それぞれのデバイスを掲げ溜め込んだ魔力を一気に撃ち込む

なのは&はやて
「デバィン・バスター!/バルムンク!」

それぞれの砲撃魔法がキメラの頭に直撃し奴は再び視界を奪われた、そして空高く光のレーンが伸びそれを一心不乱に走り抜け更にスピードを高め、腰のMAXIMUMスロットにメモリを差し込んだ
『JOKER・MAXIMUM・DRIVE』
そして、マシンを飛び降り体を丸め回転し全身に風を受け止め両足を伸ばし体が左右に別れ風の刃を纏わせキメラの頭上に叩き込んだ、その技は嘗てウロボロスを打ち砕いたWの新しい必殺技の一つ

W/翔
『JOKER・BIG・SKY/XTREAM!!!!!』

そのまま左右の蹴りがキメラの体を突き破り体を突き破りそのまま足元に魔方陣を展開し後ろを振り返り貫かれた場所から煙が立ち込めキメラの体は大きく仰向けに倒れその後爆散し体は散り散りとなった…キメラを倒したモノの体の至る所に亀裂が走り、其処からドンドン鎧の一部が剥がれ落ちるがしかしそれを気にせずナスカの方に向きなおす

W/翔
『どうだ!ご自慢のキメラがこうなったら流石に打つ手がないようだな!』

自信満々に指を指し伸ばしナスカの出方を伺うがしかしナスカは微動だに体を動かさない

ナスカ
『ふん、何を息巻いて居るのか…どうやらまだ、私の力の一端を理解できないようだな…ならば見せよう力の一端を!』

そう言った瞬間爆散されたキメラの部分に巨大な魔方陣が展開し徐々に散り散りとなったキメラの欠片が集まりそして再びその巨体を露わにする

キメラ
『グオオオオオ!!!』

再び雄叫びを上げ周りに居るW達を睨み込み全員思わず息を飲んだ、倒したハズの相手が再び蘇った
思わずガイアはWに駆け寄り傷ついた体を見て行っても立っても居られず呼び止める

ガイア
『ダブル、その傷では君が危険だ!此処はボクに任せて君は少しでも体を休めるんだ!』

しかしその発言に対し首を横に振って答える

W/翔
『いえ、それは出来ません!絶対に出来ません!』

ガイア
『え?だって、今無理したら死んでしまう!そんな君を放っては置けない!』

W/翔
『ははは、そうですよね…でも、俺は此処で絶対諦めたりしない!それに、今俺が此処に居られるのは【相棒】が居たんです』

ガイア
『え?相棒?』

W/翔
『ええ、俺は相棒の力を借りて命を繋ぎ止めて貰ったんです…俺の助けを待ってる女の子があの巨大なナスカに囚われて居るんです』

ガイア
『え?女の子が?』

思わずキメラよりも遥かに大きくナスカヴィラコチャラスカを見上げ息を飲む

W/翔
『その子は、きっと俺を待って居ます…それにその子は俺の血の繋がらない妹です、俺の家族が待って居るから…』

ガイア
『君の妹が…そうか、実はボクも妹が居たんだ』

W/翔
『え?先輩にも妹さんが?』

ガイア
『うん、でも…ボク等はもう二度と同じ時間を同じ道を歩めない…それでも、ボクは妹やボクの関わってくれた人たちの未来を守って行きたいんだ…どう言っても聞く耳は無いって事だね?』

W/翔
『ハイ…俺は、何時もあの子に悲しい想いをさせて、時には泣かせてしまって…ホント自分が情けないって思いました…でも、俺はあの子に言われたんです【正義の味方だよ】って…俺は、別にそうなる結果を選んでは居なかった…でも、その時のあの子の小さな優しい【決断】をずっと受け止めて続けようって決めたから…それでも挫折する事ばかり有りました…でも、その時彼女達や先輩が先出会った義之達が居たから…俺は、心が何度折れても…いいや、もう折れない、折れたくないって…今では、そうハッキリ言える…すみません行き成り出会ってこんな話をしてしまって』

ガイア
『ううん…ボクも少し君と似通ったりな部分が有るから分かるよ…ボクは、ひょっとしたら【ショッカー首領】になって居たかもしれないんだ』

W/翔
『え?せ、先輩が!?とても信じられません…先輩程の人が…』

ガイア
『そうだね…元々ボクは首領の器として改造人間【ガイボーグ】として生かされて居たんだ…ボクの力はその時の名残なんだ…首領に取り込まれそうになった時ボクは逃げたいと思った…これでようやく【楽になれる】って…でも、ボクはその時【本郷 猛】さんに助けられて…色々な言葉を掛けて貰い【平和を守る者】としての本分をそして本郷さんや多くの先輩方の力を借りてボクは【仮面ライダーガイア】になったんだ!』

ガイアの誕生の理由を聞き思わず口を紡ぐその時キメラの鉄拳が二人を襲い掛かり咄嗟にハードボイルダーに乗り込みお互いのマシンのスピードを上げ二人は互いに頷き合う

ガイア
『だから、ボクも一緒に闘う!かつて先輩達が力を貸したようにボクは君の先輩だ!』

クルセイダーのハンドルを切り意識を集中させキメラの巨大な左腕が当然発火現象を起こし奴の体を見る見る燃やし始めるがその炎を振り払い未だに睨みを止めないキメラそして横からハードボイルダーのエンジンを上げ奴の体に取り付きそのウィリーをしそのまま奴の右の眼球を狙い強烈な右足の蹴りを畳み込んだ

キメラ
『ギャアアアア!!!』

片手で右目を抑えWを振り払い再びガイアと合流し頷き合う

W/翔
『先輩…一緒に闘いましょう!奴のナスカの野望を此処で撃ち砕く為に!』

ガイア
『ああ、君の足りない所はボクが補う!そしてボク等の足りない所を』

W/翔
『俺や…いいえ、皆がそれを補い合います…ナスカ!もう一度貴様に言わせて貰うぞ!俺達は…ずっと変わらない【今】なんて欲しくない!俺達は、俺達の未来は誰にも決められない!ましてや俺達【仮面ライダー】が決めて良い世界何て一つもたりとも絶対に無い!』

ナスカコピー体では無く本体のナスカヴィラコチャラスカは…その言葉を聞きその問いに対して答える

ナスカ
『実に愚かだ、言っただろ?勝てないとな何故【絶対】と言う強者を前にしお前達弱者はそれに従うのが通りだ…現にお前は我に負けて居る…絶対と言う力に何故抗う…何故だ?』

その問いに対し思わず鼻で笑い答える

W/翔
『ナスカ、お前は何を基準として【絶対】とか言ってるんだ?お前が絶対倒せないと…誰が決めた?お前のその言葉を否定させて貰うぜ!今、俺達の目の前に壁が有る…それがお前なら撃ち砕く!ただ、それだけだ俺は、もう折れない!折れたくない!お前程他者の力に溺れ折れた者の行く先は分からない、だが…何度でも撃ち砕いてやるさ…明日を奪い取りその明日を待ち続ける全ての人達の命を縛り付ける理由なんてお前には無い!人はお前の為などに生きてなどいない!』

ナスカ
『やはり、交渉は決裂か…ならばキメラよ仮面ライダー共を抹殺しろ!従えば楽だと言うのに…寂しいな理解者になれないのは…』

そしてその言葉で再びキメラが動き出しボロボロのWとそしてそれを支えるガイアは互いに頷きそして彼等を支える彼女達もまた頷き合い…そしてそれぞれの力を合わせる…しかし、それでも勝利のキーパーソンはまだ揃っては居ない

W&なのは&はやて&アルフ&ユーノ&ガイア&ナスカsideEnd

場所 精神世界

フィリップside

―――――――――――――――
ん?此処は、何処だ…僕は、そうだ翔を助ける為に僕自身の生命エネルギーを翔に分け与えて
それからどうなった?僕は、死んでしまったのか…本当に全てが終わってしまうのか
本当に世界は今と言う段階で止まるのか…それは、絶対に有り得ないかつて僕が禁忌を犯し翔の居場所やそれと関係無い人々を巻き込んだ…その罪滅ぼしがしたくて僕は【僕達】になったんだ…そしてまだ、僕等は自らの罪を償い切れてはいない…此処で終わらせたくない…僕は、まだ終われないんだ…アレ、光、何故光が僕を包もうとする…僕を何処に連れて行くんだ?
―――――――――――――――

翔に自分の生命力を分け与えたハズのフィリップだが…何かに呼ばれた様にその意識は徐々に覚醒されて行く…そして遂に自分の正体と向き合う時が来た

フィリップsideEnd

場所 ???

フィリップ&???side

フィリップが次に目覚めた場所は先ずフィリップは大きなガラス張りのケースでそのケースはゆっくりと開き眠って居たフィリップは目を覚まし辺りを見渡す

フィリップ
「此処は何処だ?それに僕は…あの時僕の体は消失したハズなのに…何故僕は【体】が有るんだ?それに此処は、僕はこの場所を知っている…でも…ん?これは?」

何かの意思に呼ばれたのか、徐に緑のスイッチのボタンを押しそしてフィリップの目の前にある映像が映し出し徐々に人の形になって行き思わず声を漏らした

フィリップ
「あ、貴女は…【シュラウド】!?それじゃ此処はシュラウドの研究室なのか…でも、どうして」

その時立体映像のシュラウドがフィリップを確認し言葉を口にする

シュラウド
『良く、来てくれたわね…先ず貴方や貴方達の置かれた状況は非常にマズイと言う事…先ず貴方達の力が敵わない敵が出現した時、またはフィリップ貴方が死んでしまった時…本来のその体が本当の体に宿った時このシステムは発動する』

フィリップ
「え?じゃあ、この体が僕自身の本当の体じゃあ、前のは?」

シュラウド
『それは、Wが本当の危機に瀕した時の為に貴方の体を二つ作る必要が有った…敗北した時に貴方は自らの生命維持を黒木 翔を最優先する様に元々私が組み込んで居たモノ…でも、それは必要な事よ』

フィリップ
「必要な事とは?」

シュラウド
『それは、失われた【アルハザード】の力を貴方達に託すため本来Wの力は、元々私の手で全て作った訳じゃ無い…何れ訪れる最悪の事態を備えて作られた存在…そして、私はそれを独自に解読し研究を重ねその研究過程の時に鳴海荘吉に出会い彼の力を借りWを戦闘段階までの研究を終える事は、出来たわ…しかし、訪れる最悪を跳ね返す程にまだ至らなかったわ…でも、貴方達二人が出会った事は決して偶然では無いわ…元々貴方達は深い繋がりが有った』

フィリップ
「え?それってどう言う事?」

シュラウド
『元々双玉の魔導師はアルハザード人と親戚と言って良いのかしら?何処で祖先が別れたのか分からないけど…でも、そうなる前に双玉の魔導師は…邪悪な存在から人々を護る為に自ら鎧を纏い悪しき者と闘い続けた…しかし、初代の双玉の魔導師は、こう考えて居た…【今は平和で有っても何れ来る厄災から人々守る…守護する力を来世に託す】とそれが、昔とは違う双色の魔戦士の伝説の発端…その魂は時代や世代を超えて…現代に蘇ったわ…』

フィリップ
「それが、僕らだって言うのか?」

シュラウド
『ええ、元々貴方達は…過去では、貴方達は一人の人間だった…でも、この現代では二人の人間として生まれた…そして、邪悪な存在の意思は今【ミュージアム】と名を借りて世界を我が物としようとしてる…だから、貴方達が彼等と闘うのは宿命づけられていたのよ…そして、今大いなる災いの発端に一部が動き出したわ』

フィリップ
「それが、ナスカ…シュラウド僕は、どうしたら翔の所に戻れる?僕は、どうすれば良いんだ!頼む…僕を僕達をもう一度闘わせてくれ!今、彼が世界の為に闘うのは…きっとも今僕が抱いて想いと同じなんだ…一体どうすれば良いんだ?」

そして徐にシュラウドが大きな扉の方に指を指しその場所を行くように指示する様に見えた

フィリップ
「あの場所に何か有るのか?一体…何が、シュラウド?」

振り返って見るとシュラウドの体は消えて無くなり代わりに有るメッセージが表示されていた

シュラウド
『【このメッセージを見てると言う事は、全てを知る時が来たのね…貴方達二人は元々一人の人間として生を受けるハズだったけど…なんの因果か分からないけど…でも、貴方達のその想いを重ねなければならない…そして体を二つ作って居たのは…貴方に成長して欲しかったから…その体には貴方自身の本当の役割を果たす為に成長した今の貴方なら…きっと、私達の遺産を受け取ってくれる…最愛の息子の顔を見れず死ぬのは心苦しいわね】』

フィリップ
「え?」

シュラウド
『【フィリップ…いいえ貴方の本当の名はライト…ライト・ホーリーよ…貴方をこう言う形で守る事も出来ない母を許してくれるのかしらね?今コレを描く私はもうこの世には居ません…最後の遺産の解析と考案で私の命は既に突きかけて居る…まだ真に完成はしてない…でも、コレだけは伝えて置くわ…貴方達ならきっと未来を掴める…頑張りなさい世界の風となって…さようなら、ライト】』

そこで文面は消えフィリップの眼頭からポロポロと涙が溢れる

フィリップ
「僕の名はライト・ホーリー…僕の母さんは、ずっと…此処でずっと僕を治して居たんだあの体は…僕を成長させる為に、そして翔と一緒に苦難と困難を共に乗り越える為に…母さん…ありがとう、僕は色々な事をしったよ翔と出会った事が運命なんて思わない!僕達は例え元々同じ人間だったとしても…僕等は僕等だ…良し行こうか、母さん僕は、僕にしか為れない…本当にありがとう」

扉を開きそこで見たモノは黒いメカニックの鳥が封印されていた

フィリップ
「これが、アルハザードの遺産か…ねぇ?君がどう言う存在か分からないけど…けど僕と一緒に来て欲しい…彼が待って居るんだ…だから僕達力を貸してくれ!」

そしてその鳥に手を翳しフィリップの体はデータ分解し鳥の内部に入りそしてその鳥が大きく鳴いた

メカニックの鳥
『キュオオオオ!!!』

羽ばたき研究室を突き破り周りを見渡せば其処は何処かの次元空間の狭間と狭間が位置する場所で有ったそしてフィリップは向かいだす、助け求める者達の所に向かいだす

フィリップ&シュラウドsideEnd

場所 海面上空

W&ガイア&なのは&はやて&アルフ&ユーノ&ナスカside

アレから何度もキメラを倒すが決定打を撃つ事が出来ない…そして徐々に追い詰められるW達

なのは
「ハァハァ…どうしようマガジンが残り一発もう魔力が持たないの」

はやて
「でも、フェイトちゃんを助けないと」

アルフ
「ああ、それにアタシ等が根を上げたら今も頑張ってる翔やガイアって言う人にも悪いしね」

ユーノ
「でも、いくら倒してキリがない…どうすれば?」

そして先程から善戦してのにも関わらず疲労が溜まり思わず片足を付き肩で息をしWの視界は更にノイズが走り体の至る所が崩れ落ち今でも変身を維持し続けるの不自然なくらいだった

ガイア
『W!?大丈夫かい?』

W/翔
『え、ええ…でも、少しキツイって言えないですけどね…まだ倒れない…倒れちゃいけない…あの子がフェイトが待ってるんだ…だから』

ガイア
『分かった…でも、どうしたら良い?ナスカが居る限りキメラは再生し続ける…』

そして他のドーパント部隊を抑えて居た守護騎士達にも焦りの色が見える

ナスカ
『仮面ライダーよ、いい加減諦めたらどうだ?もう直ぐフェイト・テスタロッサの解析もそろそろ終わる…では、最後にもう一度アレを撃とうか…しかし、今度はあちらだがな!』

結界を一部を解きその先は海鳴大学病院の方に向けられていたキメラは口を開きエネルギーを充填し徐々に奴の周りに魔力が集まって行く

W/翔
『[もう、終わりなのか?此処まで来てこんな形で…全部終わるのか今の形で全部…どうすれば良いんだ、こんな時フィリップなら…]俺は、俺達じゃ駄目なのか…此処で終わりかよ』

既に闘う気力を失い掛ける…しかし、その時だった

ファング
『クワァ!クワァ!』

フィリップの護衛用のメモリガジェットファングが突如Wの目の前に現れた

W/翔
『ファ、ファング?何でだって…お前、フィリップと一緒に…確か護衛用だったな…ちょっと待ってよ、まさか…お前俺に何か伝えようとしてるのか?』

ファング
『クワァ!クワァ!』

ハードボイルダーの前頭部に乗り顔を空に向け何度も大きな声で空に向かって叫んだ

W/翔
『空に何か有るのか…ん?アレ頭に妙な文字が浮かんで来る…これってまさか、兎に角もう時間が無い…ファングお前を信じるぜ!』

ファング
『クワァ!』

そして頭上の雲が大きく渦を巻きまるで何かを呼び寄せようとする前振りを感じさせた

なのは
「え?これ、なんなの?」

ユーノ
「異常に魔力が高まっている?それに…何が起きるんだ」

アルフ
「翔が何かするつもりだよ!」

頭の中に浮かんだ言葉を口にし始める

W/翔
『我等共に悪しき闇を撃つ者、我等共に風で有る者…明日の光を指し示す為に今此処に定めと/運命を今此処に交わりし時その力を今その身に宿す我等の力となり悪しき闇を吹き消す風となりて今こそ目覚めの時来たり双色の仮面の魔戦士の力よその力を示せ…出でよ我等の新しき友よ!その力を今解放する時!』

その時ダブルドライバーが大きく上を向き空の上からWに引き込まれるように黒いメタッリクな鳥が舞い降りて来た

ガイア
『何だアレは?それにWの力が徐々に高まって行く!?』

そして二本のメモリは光の柱となりそしてメタッリクの鳥がその柱に自身の足を置きゆっくりとダブルドライバーに接続された

W/翔
『へへへん…心の何処かで来るって思ったぜ?さぁ行こうか!』

フィリップ
≪ああ、今こそ僕等の罪と罰を≫

W/翔
『ああ、俺達の背負って来た明日と想いを今此処で』

翔&フィリップ
「≪全ての想いが心と体が今一つになる…うおぉぉぉぉぉ!!!≫」

自分の体を掴み徐々にWが変化し始めるしかしキメラの砲撃準備の方が一足早かった

ナスカ
『もう遅い!キメラよ奴等を事撃ち抜け!』

キメラの放った火球はWやガイア、そして彼女達事狙い撃つしかし…

ナスカ
『な、なにぃ!?』

その火球は突如として止められた…そしてダブルドライバーを完全に開き電信音が鳴り響く
『XTREAM!』
Wの体が0と1と言うデータが体を覆い込みボロボロだった体が真新しい鎧を纏いそれは、まるで騎士の姿を思い立たせる姿に変化し体の中心はクリスタルの様な構造になり銀の部分を照らしだしそしてボロボロだった仮面は変わって行きV字の角飾りは消え顔全体で【X】を表す様に仮面の形状に変わり全く違う戦士になり…放たれた巨大火球を消し去り全身に緑と黒の風を纏いその姿を改めて現した

ナスカ
『な、何だその姿は?』

そしてゆっくりと周りを見渡しナスカの問いに対して答える

???
『お前が今と言う変わらない答えを出すと言うなら…コレが俺達のその応用(成長)だ!』

ナスカ
『ば、馬鹿な…一体お前は…お前は何だ!』

エクストリーム
『もう、俺達に【W】と言う言葉は相応しくない!俺達は/僕達…二人で一人の魔導師探偵で有るが…そしてもう一つ一人の仮面ライダーで有る事を忘れていた…俺の/僕の名は仮面ライダー…またの名を双色の魔道騎士仮面ライダーW・エクストリームだ!!!さぁ、此処から決闘(デュエル)の時間だ…先輩、皆反撃返しだ!』

突如現れたエクストリームその力一体?そして明日を待ち続ける人々の為にそして助けを待つ一人の少女の為に今こそその力を振るい上げよ、仮面ライダーよ世界の明日は君の手にかかってる

続く


次回:魔導師探偵W/魔法少女リリカルなのはA's


フェイト
「やっぱり来てくれた」

エクストリーム
『当たり前だ…俺は、決して約束を違えはしない…もう大丈夫だ』

ナスカ
『おのれ、仮面ライダーも、もう少しの所を!?』

エクストリーム
『例え体一つ何ても食らい付いて倒す、その心その想いこそが仮面ライダーなんだ…さぁ、行くぜ…此処からが俺達なりのお片付けだ』


最終話『俺達のA(明日)へ/優しい温もり』今回はコレで最後だ!
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プロフィール

血液型
血液型はB型
自己紹介
どうも、ピクシブから移転した二人で一人の探偵です。以後宜しくお願いします!
趣味
漫画・アニメ・ゲーム・特撮
特技
特に無い
職業
食品関係
小説について
俺の小説が【これは苦手、これは嫌だ】と言う方は回れ右をしてください。
苦手だと言う方はご遠慮します!

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