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【プロ野球】

谷繁兼任監督を警戒せよ 井端がG戦士に金言

2014年4月4日 紙面から

DeNA戦が雨で中止となり、球場を後にする巨人の井端=横浜スタジアムで(戸田泰雅撮影)

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 巨人・井端弘和内野手(38)が3日、中日3連戦(4〜6日、ナゴヤドーム)を前に谷繁元信兼任監督(43)を要警戒選手として指名した。今回の試合はチームにとって谷繁新体制との初顔合わせだが、昨季まで在籍していた井端は竜将をチームの誰より熟知する存在。背番号2は感傷を捨て、原巨人の勝利のため貢献する決意だ。

 竜を熟知する男がG戦士に何物にも代えがたい金言を授けた。3日のDeNA戦(横浜)が雨天中止となった後、報道陣に囲まれた井端。中日で乗せちゃいけない選手を尋ねられると、間髪入れずにこう言い切った。

 「(谷繁)監督。野球を熟知していますし」。新体制の戦いについては分からない部分があるというが、竜将の知略や目指している野球は分かっている。「ドラゴンズに関して言えば、みんなが野球を知っている」。警戒心はつのるばかりだ。

 今回の3連戦は巨人移籍後初めてのナゴヤドーム見参。かつての本拠地に巨人のユニホームを着て立つことに違和感を覚えていない。今はチームの進撃に不可欠な存在。「もう、ジャイアンツの一員ですから」と語る男の胸には名古屋への郷愁はそれほどないという。

 代わって湧き上がるのはチームの勝利に貢献するとの思いだ。現在は、昔の友はきょうの敵とばかりに「たたける時にたたいておかないといけない」と考えている。だからこそ貴重な『イバタの教え』を授けるのだ。

 幸い、2日のDeNA戦(横浜)で打撲を負った胸部は回復傾向。状態を聞かれると「大丈夫」と強調した。スタメン出場は二塁を争う片岡の状態次第になるが、竜倒の準備は整えた。「勝つだけ」と言葉に力を込めた井端。チームの白星に向け、全身全霊を傾ける。 (川越亮太)

 

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