学生の頃、親が知り合いの保険代理店のおばさんから進められるがままに生命保険をかけたのである。
もちろん約款など読んでもいなかっただろうし、下手したら保険内容さえも細かいところまで把握していなかったかもしれない。
しかし今から見れば格安の保険料で十分な保険内容であった。
こういう人達が50歳代になってその格安の生命保険が満期を迎えるのである。
私もその一人である。
今朝出がけに突然保険の代理店のおばさんが来て、「もう死亡補償金なんていらんでしょー。傷害補償だけでいいでしょー」と勝手に決めつけ、書類まで作って「名前だけ書いてもらえばいいよー」と非常に軽いノリで書類を置いていったのである。
チョットマテ、おばはん。
俺はまだ結婚を諦めていないぞ。
なのに「終身医療保険」なんていう保障設計書を勝手につくるな。
しかも必ず読めと書いてある、約款も重要事項説明書も貰ってないぞ。
とはいえ格安の保険料のままで今の私の世帯状況と今後の保険内容を考えればこのような保障内容になるのだろう。
だが私は人生の楽しみを後半にずらした男である。
普通の50歳とは違うのだ。
統計に基づいた一般の補償内容なんてくそくらえだ。
それに医療保障だけだったら傷害共済に疾病特約を付けた方がよほど掛金が安い。
同じ掛け捨てなら共済の方がお得なのである。
私はこれから行政書士で稼ぎまくるのだ。
そして結婚して子供をつくる。
生命保険は私だけが入ればよい。
そのかわり最高額の死亡保障のプランに入る。
妻や子供を生命保険に入れる必要は無いのだ。
傷害保険だけに入れればいいのだ。
私は一瞬だけ鼻息を荒くした。
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