2014年04月04日(金)07時29分

GameSpy Technologyが5月末で閉鎖へ、多数のゲームに影響

これまでコンソール、PC、モバイル・デバイスの多数のゲームに対し、マルチプレー・サーバーをはじめとするオンライン・サービスを提供してきたGameSpy Technologyが、今年5月31日をもって閉鎖されることが発表されている。

GameSpy Technologyはこれまで、EA、Ubisoft、2K Games、Activision、Bethesda、任天堂、コナミ、カプコン、コーエーテクモらが販売する数々のゲームに対し、マッチメイキングやリーダーボードなどのサーバーを提供してきた他、Android、iOS、Nintendo DS、Mac、PS3、Vita、Wii、Windows PC、Xbox 360などのクラウド・ストレージ・サービスも展開。2012年にGlu Mobileに買収された段階で、GameSpy Technologyは1000を超えるゲームに組み込まれていた。

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今回の閉鎖により、GameSpy Technologyのサービスを利用してきたパブリッシャーはそれぞれ対応に追われることになる。任天堂は既にGameSpy Technologyのサーバーを利用していたニンテンドーWi-Fiコネクションを今年5月20日をもって終了することを告知。Bohemia Interactiveは、GameSpy閉鎖の影響を受けるゲームとして『Arma: Resistance』から『Arma 3』までのゲームを挙げ、『Arma 2: Operation Arrowhead』と『Arma 3』に関してはサービスをSteamに移転させること、それ以外のタイトルに関しては、サーバー・ブラウザ、CDキー認証、NATトラバーサル・システムが利用できなくなるものの、閉鎖後も直接IPアドレスを指定して接続することは可能になることを公式掲示板にて明らかにしている。

それ以外のパブリッシャーは、オンライン関連サービスをSteamworksといった他社のサーバーに移転させることでサービスの継続を図っており、Epicは既に『Unreal』シリーズのサーバーの縮小と移転を始めているために表立った影響はないと話し、ActivisionとRockstar Gamesも同様に何ら影響はないと明言。Iron Galaxy Studiosも『Street Fighter 3: 3rd Strike Online Edition』のサーバーを『Darkstalkers Resurrection』と同じインフラに移転させているために影響はないとしている。

Volition、Rockstar Games、カプコン、セガ、バンダイナムコは今後サーバーの移転を視野に入れた解決策を模索し、詳細は追って発表するとしているが、Ubisoft、EA、2K Gamesはコメントを控えている。

[ソース: IGN Polygon]

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