米貿易赤字：２月は423億ドル、予想に反し拡大－輸出が減少

　　４月３日（ブルームバーグ）：２月の米貿易赤字は市場の予想外に拡大し、過去５カ月で最大となった。燃料や資本財輸出の減少が響いた。

米商務省が発表した２月の貿易収支統計によると、財とサービスを合わせた貿易赤字 （国際収支ベース、季節調整済み）は前月比7.7％拡大し、423億ドルとなった。これは昨年９月以来で最大。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は385億ドルへの縮小だった。前月は393億ドル（速報値391億ドル）に修正された。

輸出額 は1.1％減の1904億ドル。石油精製品の輸出が落ち込んだ。中南米への輸出は2011年２月以来の低水準だった。

輸入額 は0.4％増の2327億ドルと、昨年10月以降で最大。自動車・同部品の輸入が大きく伸びたが、コンピューターや通信機器などの資本財は減少した。

石油を除く貿易赤字は２月に224億ドルと、前月の199億ドルから増加した。

国内総生産（ＧＤＰ）の算出に使用されるインフレの影響を除いた実質財収支の赤字は501億ドル（前月485億ドル）に拡大した。

原題：Trade Deficit in U.S. Unexpectedly Widened in February(3)（抜粋）

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更新日時: 2014/04/03 23:51 JST