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トルコのツイッター遮断 違憲判断で解除
4月4日 7時19分

トルコで政権への批判を抑えるためにツイッターを遮断した政府の措置に対し、裁判所が憲法違反との判断を示したことから、遮断が解除され、強権的な手法をとるエルドアン首相に対する批判がますます強まっています。

トルコのエルドアン政権は、短文投稿サイトのツイッター上で政権への抗議デモの呼びかけやエルドアン首相の汚職への関与を指摘する投稿が相次いでいたことを受け、先月20日にツイッターを遮断する措置をとりました。
これについてトルコの憲法裁判所は2日、「政府による遮断は言論の自由の侵害だ」として憲法違反だとする判断を示し、これを受けてトルコ政府は3日、ツイッターの遮断を解除しました。
エルドアン政権は、先月30日に投票が行われた統一地方選挙を前にツイッターに続いて動画投稿サイトのユーチューブも遮断して政権への批判の抑えこみを図り、国内外で反発が広がっていました。再開されたツイッター上には、早速、「選挙のための遮断だった」とか、「われわれの自由な批判を止めることはできない」などとエルドアン首相を非難する書き込みが次々と投稿されています。
トルコでは統一地方選挙で与党が勝利したことを受け、ことし8月に予定されている大統領選挙にエルドアン首相自身の立候補も取り沙汰されていますが、強権的な手法をとるエルドアン政権への批判はますます強まる見通しです。

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