テクノロジー株やネット株の一角が恐ろしい崩れ方をしています。
つい先日、S&P500指数が新高値を奪還し、水曜日にはモメンタム投資家の御用新聞、インベスターズ・ビジネス・デイリーが「上昇トレンドが再開した！」と宣言したばかりなのに……
これを書いている4月3日のザラバの段階で：
などなど。
つい先日、イエレンFRB議長が「債券買い入れプログラム終了後も、とうぶんの間、超緩和的な金利政策を堅持する」と市場をなだめ、投資家は（なんだ、ジャブジャブの政策は続くのか……それじゃ、また高バリュエーション株に手を出しても大丈夫なんだな）と安心した矢先でした。
ナスダック総合指数のディストリビューション・デーは、現在7日です。ディストリビューション・デーの定義は前日より多い出来高を伴って、指数が下げた日のことを指します。短期間でディストリビューション・デーがどんどん積みあがるケースを「マーケットが大きく崩れる前兆である」と見る罫線家も居ます。
つい先日、S&P500指数が新高値を奪還し、水曜日にはモメンタム投資家の御用新聞、インベスターズ・ビジネス・デイリーが「上昇トレンドが再開した！」と宣言したばかりなのに……
これを書いている4月3日のザラバの段階で：
ツイッター（TWTR） －4.15％
フェイスブック（FB） －4.2％
パンドラ・メディア（P）－4.3％
スプランク（SPLK） －7.0％
タブロー・ソフトウェア（DATA） －6.95％
ズーリリー（ZU） －5.95％
リンクトイン（LNKD）－4.14％
などなど。
つい先日、イエレンFRB議長が「債券買い入れプログラム終了後も、とうぶんの間、超緩和的な金利政策を堅持する」と市場をなだめ、投資家は（なんだ、ジャブジャブの政策は続くのか……それじゃ、また高バリュエーション株に手を出しても大丈夫なんだな）と安心した矢先でした。
ナスダック総合指数のディストリビューション・デーは、現在7日です。ディストリビューション・デーの定義は前日より多い出来高を伴って、指数が下げた日のことを指します。短期間でディストリビューション・デーがどんどん積みあがるケースを「マーケットが大きく崩れる前兆である」と見る罫線家も居ます。
ナスダック総合指数の50日移動平均線は4223付近にあり、目先、ここを守れるかが注目されます。
また、これといった悪材料がテクノロジー株やネット株に出ていないにもかかわらず、相場が上昇しあぐねている様子を見るにつけ（ちょっといじくり過ぎたかな？）という投資家の食傷を感じざるを得ません。
さらにこのところ新規株式公開が怒涛のように続いています。その中には良い株もあるのですが、ガラクタのような劣悪な品質のIPOも含まれています。
振り返ってみれば、2013年を通じてIPOのウインドウは一度も閉じませんでした。これは極めて異例です。つまり公開ブームは休む暇もなく続いてきたわけであり、そろそろ投資銀行も投資家も疲れ始めています。
「アリババやGoProのIPOが控えているので、ここで音楽を止めるわけにはゆかない……」そういう引受業者の思惑とはウラハラに、マーケットは小休止を催促しているように感じます。
（文責：広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack）
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相場のこまごまとした材料のアップデートはMarket HackのFacebookページの方で行って行きたいと考えています。
また、これといった悪材料がテクノロジー株やネット株に出ていないにもかかわらず、相場が上昇しあぐねている様子を見るにつけ（ちょっといじくり過ぎたかな？）という投資家の食傷を感じざるを得ません。
さらにこのところ新規株式公開が怒涛のように続いています。その中には良い株もあるのですが、ガラクタのような劣悪な品質のIPOも含まれています。
振り返ってみれば、2013年を通じてIPOのウインドウは一度も閉じませんでした。これは極めて異例です。つまり公開ブームは休む暇もなく続いてきたわけであり、そろそろ投資銀行も投資家も疲れ始めています。
「アリババやGoProのIPOが控えているので、ここで音楽を止めるわけにはゆかない……」そういう引受業者の思惑とはウラハラに、マーケットは小休止を催促しているように感じます。
（文責：広瀬隆雄、Editor in Chief、Market Hack）
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