セキュリティ
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ビットコイン安全性の表と裏、根幹は揺らいでいないが周辺が狙われる
出典:日経NETWORK 2014年4月号
pp.20-22
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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仮想通貨「ビットコイン」の大手取引所で、国内に事務所があった「Mt.GOX(マウントゴックス)」が2月28日、民事再生手続きの開始を申請した。顧客から預かった約500億円相当のビットコインを「サイバー攻撃によって失った」と主張している。
ビットコインは、「中本 哲史」(ナカモト サトシ)が書いたといわれる論文をベースに開発された仮想通貨。実体は電子データであり、Suica(スイカ)やEdy(エディ)といった電子マネーに近い。ただ発行主体がなく、誰も価値を担保しない点が大きく異なる。
それにもかかわらずビットコインはいまだに、広範囲で使われている。その理由は、ビットコインの仕組みがわかれば理解できる。
報酬を出して運用を維持
ビットコインの特徴は、大きく3つある(図1)。
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