「ヒーロー系活動家＆オヤジ地雷にご用心！」

こういう活動を長くやっていると、その中で当然色恋沙汰も生まれる。私自身がそうだったからよく分かるが、大抵、社会運動の途上でうまくいかないこともたくさんある。
夜遅くまで相談したり、話し合ったりしている内に、自分語りになり、相手の話も聞き、まあなるようになっていく。

ただし、若い女子たちに言いたいのは、パートナーのいる人間には惹かれても手を出すな、ということ。だいたいパートナーのいる人間の方が安定しているのよ。
だけど、そのパートナーから略奪したとしても、相手の男は活動中ほど輝いていないことが多い。すっきりしたパートナー関係でないと、一人で自律して生きている以上に澱のようなものが滲み出してきます。

こういう社会運動をやっているからリベラルな人だろうと期待しても案外そうでもないこともあるしね。

昨日もちょっとそんな話を聞いて、どうしようもないなあ！と思ったので、念のためアナウンス。

自分がちょっとヒーロー系活動家だなあ、と自覚している人には、女性同士のネットワークでいろんな情報が耳に入ってきていることをゆめゆめ忘れるな、と申し上げておこう。活動内容が素晴らしくても、人間的にいけてないのはあまりに残念だから。

それからもっと気をつけて欲しいのはオヤジ地雷。働く若い女性たちにとっては油断大敵の相手だ。私も何度か踏んでいて、そのたびに気を付けねばと思っているし、女性の働き方についてお話する機会には、毎回忘れずにお伝えしている。

お食事に行ってパートナーがいたことがあると話した途端、胸を触った人、マンションの鍵をくれた人(前にも書いたけど、もちろん返却しました)、エロスケベオヤジにとっては働き続ける私たちみたいな存在は結婚も迫らないし好都合なのだ。

場合にはよって、ものの弾みでキスまではギリギリセーフ(法的には違うらしい)だけど、それ以上は踏み込まない方がいい。踏み込んじゃうと、その関係を断ち切れなくなってしまう。私はヤバそうな時は、女友達に相談して冷静な助言をもらった。
その女友達には感謝しています！

色恋沙汰は、普段どんな冷静な人間でも惑わせる。
ましてや、社会運動をやったり、仕事で輝いている人は、情熱的だし、引き寄せ力の血中濃度が高そうだ。

でも、友人たちを見ていて思うのは、切った張ったの日常や惚れた腫れたを繰り返すのではない継続した人間関係の醸し出す幸福感があるのだということ。

私も、そろそろそっちに移行したいとつくづく思っている。