女子カーリングでも発覚 韓国代表コーチの呆れたセクハラ行為
2014年4月2日 掲載
ソチ五輪での韓国代表 真野慎也/JMPA
韓国代表のうち4人が先月24日、世界選手権が終わった直後に辞表を提出。原因はコーチの暴言や報奨金の寄付強要、セクハラ行為などだ。
代表チームのチェ・ミンソクコーチ(36)は練習中に選手の手を握り、「俺が手を握るとうれしいだろう」と語ったり、大会で「辞表を出せ」と迫ったこともあったという。
韓国代表は初出場のソチ五輪で10カ国中8位と健闘。カーリング連盟のスポンサーから報奨金1億ウォン(約1000万円)が出ることになった。するとミンソクコーチは選手に分配される金額から「中学・高校のカーリング環境が良くない。支援するため各自100万ウォンずつ寄付しよう」と強要した。
■日本女子柔道を「お手本」に
このコーチはすでに辞意を表明しているが、ある韓国の記者はこう語る。
「昔は立場を利用して、とても口にはできないようなひどいことを女子選手に対して行っていた指導者もいた。今の選手はおかしいことがあれば、絶対服従の関係だったコーチや監督の命令でも言いなりにはならない。セクハラやパワハラを公にした日本の女子柔道選手たちの勇気ある行動にも影響を受けている」
指導者に押さえつけられてきた日本や韓国、中国の選手たち。まだまだこの手の事件は出てくるはずだ。