福島県のニュース
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甲状腺検査2巡目始まる
原発事故を受けて福島県がすべての子どもを対象に進める甲状腺検査で、『本格検査』にあたる2巡目の検査が始まりました。
原発事故で拡散した放射性物質は子どもの甲状腺に蓄積してがんを引き起こすおそれがあるとされ、県は事故当時18歳以下だったすべての子どもを対象に検査を進めています。
県は、チェルノブイリの原発事故で子どもの甲状腺がんが増加したのは、事故から4、5年後だったとして、甲状腺のもとの状態を調べるための『先行検査』を進めてきました。
そして事故から3年がたち、『本格検査』とされる2巡目の検査が始まりました。
初日の2日は会津若松市で行われ、避難している大熊町などの子どもたちが検査を受けました。
2巡目からは、事故後1年までに生まれた子どもも加わり、検査対象はおよそ38万5千人にのぼるということです。
また、検査とあわせて健康管理調査の問診票の書き方を相談できるコーナーが設けられ、県立医科大学の担当者などが対応していました。
問診票は事故直後の行動を把握して県が被ばく線量を推計するためのもので、すべての県民を対象に3年前に郵送していますが回収率は先月末現在でおよそ26%となっています。
福島県立医科大学の「放射線医学県民健康管理センター」の及川俊基主事は「放射線の影響は長期的に調べる必要があるので甲状腺検査を受けるとともに、問診票も記入してもらって健康管理に役立ててほしい」と話していました。
04月03日 19時15分