東日本旅客鉄道(JR東日本)は3日、ロンドンとイングランド中・北部を結ぶ新高速鉄道「HS2」の建設計画を進める英HS2(ロンドン)とコンサルティング契約を結んだと発表した。鉄道運営のオペレーションや設備のメンテナンス管理など、技術面を中心に助言する。契約金額は明らかにしていない。
「HS2」計画は建設費が426億ポンド(約7兆2400億円)規模のプロジェクト。ロンドンとバーミンガム近郊を結ぶ第1期は2026年、さらにバーミンガム以北の地域を結ぶ第2期は30年ごろの開業を予定している。計画主体となるHS2は英運輸省が09年1月に設立した。
冨田哲郎社長は3日の記者会見で「(今回の契約を)足掛かりとして、『HS2』計画に我々が関与するチャンスにしたい」と強調した。「(JR東日本の)国際プロジェクトにとっても重要なきっかけになる出来事」という。具体的には「オペレーションやメンテナンス、車両供給などで可能性があり、我々の事業としてできるだけ取り組めるように努力したい」と述べた。
同時に4月15日付でロンドン事務所を開設すると発表した。英国を中心に、欧州の鉄道プロジェクトに関する情報収集や市場調査の拠点とする。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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