渡辺純子
2014年4月3日10時37分
福岡市の高島宗一郎市長は1日、認可保育所に入れない待機児童が1日時点の速報値でゼロになった、と発表した。ただ、希望する園が空くのを待つ「未入所児」はなお1122人おり、市は今後も整備を続けていく方針。
市によると、入所を申し込んだ児童は3万2413人。うち3万1291人が認可保育所などに入ることができた。残る1122人は、希望するいくつかの園がいっぱいで、自宅から30分以内に空きのある園があっても入らなかったため、待機児童ではなく「未入所児」とカウントされる。
福岡市は昨年4月1日時点の待機児童数が695人で、全国ワースト2位だった。このため今年4月の待機児童ゼロを目標に掲げ、認可保育所の定員を1820人分増やして2万9349人にした。市は慣例で基準を満たせば定員の125%まで入所させており、3万898人を受け入れた。このほか幼稚園で長時間預かる事業や、19人以下の小規模保育事業なども整備。計約83億円をかけて受け皿を計3万2800人(2354人増)にした。
待機児童解消策については、保育園の移転で保護者の猛反発を招いたほか、市立保育所の遊戯室をつぶして保育室にするなど「詰め込み」との批判もあった。高島市長は「まずはみなさんが入れることが大事。少なくとも国の基準は満たしている」としつつ、「福岡市は子どもが増え続けているので、いつまた待機児童が出るか分からない。これからも整備を続けていく」と話した。(渡辺純子)
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