サンティアゴ=柴田真宏
2014年4月3日12時56分
マグニチュード(M)8・2の強い地震から一夜明けたチリでは2日、死者が6人に上っただけでなく、住宅2千戸の損壊や、多数の船が破損する被害が出ていたことが明らかになった。日本の外務省によると、日本人が被害に遭ったという情報は出ていない。
6人はいずれも震源に近い北部タラパカ州で、圧死や心臓発作が原因で死亡したという。同州では、一部の住民が避難を続けている。ただ、懸念されていたほど大規模な被害や略奪などはない。
また、米地質調査所によると、チリ北部では2日午後11時43分ごろにも、M7・8の強い地震があった。ロイター通信は、現地で津波警報が出たと報じている。日本の気象庁は、この地震による津波で日本に被害が出る心配はない、と発表した。
1日夜の地震を受けて、現地を見舞ったバチェレ大統領は、現地の緊急対策委員会メンバーと面会し、技術者の派遣など復旧への支援を約束。同州のある港では、8割の漁船が失われたといい、大統領は「できるかぎりのことをしたい」と語った。
同州の州都イキケでは、地震後の混乱で刑務所から受刑者約300人が脱走し、治安悪化が懸念されたが、すでに100人以上が拘束されており、地元警察は平穏を強調した。(サンティアゴ=柴田真宏)
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朝日新聞国際報道部
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