慰安婦問題を巡る「河野談話」の作成に関わった石原信雄・元官房副長官は2日、談話の作成過程で韓国側と文言のすり合わせがあった可能性について「事務方で案を作ったが、その過程で韓国側で色々な要望を言っていることは耳にしていた」と述べた。同日の参院統治機構調査会の参考人質疑で語った。

 石原氏は2月20日の衆院予算委で、談話のとりまとめの際に日韓ですりあわせがあった可能性に言及した。2日の質疑で、自民党の有村治子氏がこうした発言の根拠をただしたのに対して答えた。

 石原氏は談話の根拠となった元慰安婦16人への聞き取り調査について、「わが国は日韓関係のためによかれという気持ちで決断した」と発言。その上で「韓国側がそういうこと(談話への要望)を言っていたというのは耳にしていたから、『すり合わせはあったのではないか』と答弁した」と語った。また、元慰安婦について「(韓国側が)16人の方を選んできた。(日本側は)身元調査をする手段がない」と証言した。