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「週刊文春デジタル」創刊 ニコニコチャンネルで配信

[掲載]2014年04月02日

文藝春秋の西川清史氏(左)に「身辺をきれいに保っておいていただきたい」と釘をさされ爆笑する、ドワンゴ会長の川上量生氏 拡大画像を見る
文藝春秋の西川清史氏(左)に「身辺をきれいに保っておいていただきたい」と釘をさされ爆笑する、ドワンゴ会長の川上量生氏

「ブロマガ」で配信される「週刊文春デジタル」のページ 拡大画像を見る
「ブロマガ」で配信される「週刊文春デジタル」のページ

 大手動画プロバイダーのドワンゴと大手出版社文藝春秋は2日、ニコニコチャンネルを使い、総合週刊誌「週刊文春」 の一部を配信する「週刊文春デジタル」(http://ch.nicovideo.jp/shukanbunshun)を創刊した。ニコニコチャンネルのブログ&メルマガ機能を持つ「ブロマガ」を使い、雑誌の発売日(通常は木曜)の午前5時に配信する。購読価格は月額864円(税込み)で、最新号を含め過去5冊分の記事が閲覧できる。
 「週刊文春デジタル」は表紙とグラビア、連載を除く特集記事を掲載し、中吊り(電車の天井から吊るす広告)に出ている記事をほぼ網羅する。電子雑誌という形式ではなくブロマガを採用し、ePub形式でダウンロードするだけでなく、メルマガをプッシュ配信で受けることもできる。
 記者会見で文藝春秋常務取締役の西川清史氏はこの試みについて、「自分が週刊誌の現場にいた1970~80年代には、国電に乗ると車両の中で何人『週刊文春』を読んでいるかで、雑誌の出来不出来が分かった。今、電車の中ではスマホでゲームをしている人が多い。そういう人にニュースを突きつけたい」と狙いを語った。ニコニコと組んだ理由は「(ニコニコは)一見脳天気な感じだが、小沢一郎を呼んでしゃべらせたり党首討論会をやってみたり、(業界の)新参者にもかかわらず世間にアピールしている。雑誌編集者的なセンスを感じる」と説明した。
 「ブロマガ」は堀江貴文氏や津田大介氏ら個人の有名ブロガーが人気で、ここに無署名記事が中心の週刊誌が参入するのは初の試み。属人性に裏打ちされたブロマガで、文春というブランドが受け入れられるのか。西川氏は「まさにそれこそ文春がやってみたかったこと」と言い、ドワンゴ会長の川上量生氏は「ネットの世界で『文春』はもう一つのキャラクターというか人格になっているんじゃないかと思います」と見る。
 この提携で、ニコニコに対する文春の筆が鈍ることはないのか?「『週刊文春』の編集長のモットーは、『親しき仲にもスキャンダル』『向かうところは敵ばかり』。川上さんも是非、身辺をきれいに保っておいていただきたい」と西川氏が締めくくった。


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