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関西の自動改札機 ICカードの「1円」認識できず4月2日 23時06分
消費税率の引き上げに伴い、首都圏の鉄道ではICカード乗車券を使う場合、1円単位の運賃が導入されましたが、10円単位のままの関西の駅で残高が1円単位のカードを使った乗客が自動改札機を通れなくなるトラブルが、少なくともおよそ600件起きていたことが分かりました。
トラブルが起きたのは、南海電鉄の難波駅や関西空港駅、阪神電鉄の梅田駅など、関西の私鉄5社と大阪・京都の市営地下鉄の合わせて33の駅の自動改札機です。
各社によりますと、これらの駅では、1日の朝以降、ICカード乗車券を使って改札に入ろうとした乗客が、自動改札機を通れないトラブルが少なくとも618件確認されました。
各社が調べたところ、いずれも「オムロンソーシアルソリューションズ」という会社が製造した自動改札機で、ICカード乗車券の1円単位の残高が読み取れなかったということです。
首都圏の鉄道では、消費税率の引き上げに伴って、ICカード乗車券を使う場合、1円単位の運賃が導入されましたが、関西では10円単位のままで、トラブルが起きた自動改札機では1円単位の残高を不正と認識する状態だったということです。
各駅では、乗客に切符を購入してもらうなどして対応し、トラブルが起きた自動改札機を導入しているおよそ400の駅では、2日夜までに、すべて改修を終えたということです。
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