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科学
【STAP最終報告】泥沼 小保方氏VS理研 青ざめた表情で「予想外」
「捏造(ねつぞう)」「改竄(かいざん)」。1日に理化学研究所が開いた記者会見は、およそ科学者の口からは想像できない言葉が次々と飛び出した。小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)の説明を「納得するのは困難」として頭を下げる理研幹部たち。「承服できない」。その姿を否定するように、小保方氏は徹底抗戦を宣言した。両者の食い違いは泥沼の様相を見せ、肝心のSTAP(スタップ)細胞は宙に浮いた。
やつれた顔がみるみる青白くなり、出てきた言葉は「承服できない」「動機は何なのか」。小保方氏は、論文に捏造、改竄があったと認定した調査委員会の最終報告を「予想外の結果だ」として、憤りで受け止めたという。
1日の会見に出席した理研の川合真紀理事や、小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士(58)によると、小保方氏は3月31日昼過ぎ、神戸市の理研発生・再生科学総合研究センターの一室で、最終報告を川合理事から直接手渡された。調査結果の内容が読み上げられると、やつれていた小保方氏の顔は、血の気が引いたように、みるみる青白くなったという。
予想外の内容に呆然(ぼうぜん)とする小保方氏は、特に「捏造」「改竄」と指摘されたことに憤り、調査結果の説明が終わると「到底承服できない」と発言、その場で不服申し立てをする方針を伝えた。「動揺した様子だった」。川合理事は振り返る。
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