従軍慰安婦に関する強制性を認めた1993年の「河野談話」発表時に官房副長官だった石原信雄氏は2日、参院統治機構調査会に参考人として出席し、談話について「案文作成の過程で韓国側がいろんな要望を言っていると耳にした」と述べた。
当時、韓国が日本に慰安婦の強制性を明確にするように求めていたと指摘したうえで「国内の資料を調べたが(裏付けるものは)出てこなかった。韓国からは慰安婦にされた人たちの証言を聞き、認定してもらいたいと要望があった」と強調した。
談話の発表に関し「韓国側も『これでこの問題に一応区切りを付けられる。未来志向でいく条件ができる』と言っていた。我々もそれを信じた」と語った。
石原信雄、韓国