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最終更新:2014年4月2日(水) 23時53分

小保方氏、STAP細胞の再現「できると信じている」

 STAP細胞の論文にねつ造などの不正が認定された問題です。理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーがSTAP細胞の再現実験について、「できると信じている」「研究は今後も続けたい」と話していることが明らかになりました。

 STAP細胞の論文をめぐって両者の対立が鮮明になっています。

 「研究不正行為は小保方氏一人」
Q.故意による不正行為?
 「はい、私たちはそう判断」(理化学研究所調査委員会 石井俊輔 委員長)

 1日の最終報告から一夜明け、小保方氏の代理人の弁護士によりますと、小保方氏は「なぜねつ造と断定するのか」と話しているといいます。さらに、STAP細胞の存在を検証する再現実験について「できると信じたい」と述べているといいます。

 「(論文の撤回を求めると)心身共に消耗した状態。うなずくという感じ。それで承諾したと思った」(理化学研究所 竹市雅俊センター長)

 理研は「小保方氏が論文の取り下げに同意した」と説明していましたが、代理人によると小保方氏は「取り下げに同意したことはない」と否定。不服申し立ての期限の今月9日までに自ら説明する場を設けたいとして調整を進めています。また、小保方氏は「研究は今後も続けたい」と話しているといいます。

 一方、論文の共同著者であるハーバード大学のバカンディ教授は、理研の調査結果について「今回指摘された間違いが、科学的な中身や結論に影響するとは思わない」と論文の撤回に反対する意志を示しました。そのうえで、「香港の大学が、我々の示した手順で多能性細胞の再現に期待が持てる結果を得たとの報告を聞き、喜んでいる」「時がたてば、科学が答えを証明してくれる」と改めて自信を示しています。

 しかし、当の香港中文大学の李嘉豪教授の研究チームは、JNNの取材に対し・・・
 「小保方さんの実験方法では、STAP細胞は再現できませんでした。他の人がやっても時間の無駄です。STAP細胞は存在しないと;W$$$^$9!W!JM{65
 李教授らの見解は、バカンディ教授がコメントした内容と全く異なるもので、STAP細胞が存在するのかどうかは依然として不透明のままです。(02日23:11)

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